スマホ向けOSを開発するアメグミがKEIRETSU会員を含む複数のエンジェル投資家からシードステージとして3.8千万円でファーストクローズ

株式会社アメグミ 2019年07月02日 21時40分
From PR TIMES

スマホ向けOS「SUNBLAZE OS」を開発するアメグミ(代表者:常盤瑛祐)は、KEIRETSU・JAPAN株式会社の招待制イベントを通してKEIRETSU会員を含む複数のエンジェル投資家からシードステージとして3.8千万円でファーストクローズしたことをお知らせいたします。



新しいスマホ向けOS「SUNBLAZE OS」を開発するアメグミは、KEIRETSU・JAPAN株式会社( リンク )の招待制イベントをきっかけにして、KEIRETSU会員を含む複数のエンジェル投資家からシードステージとして3.8千万円を調達しました。

以下、今回の一部エンジェルからのコメントです。
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中村得郎氏(投資家、弁護士)
「アメグミがSUNBLAZE Phoneで実現したいものは、努力家が報われる世界。世界を良くするデカコーンを目指す!」壮大なことを当たり前のように話す常盤くんをみて、稀有な起業家だと感じました。若き天才はきっと成し遂げるでしょう。応援しています。

砂川雅和氏(キャスレーコンサルティング株式会社)
「常盤さんが掲げる壮大なビジョンに共鳴しました。未来の社会を、新しいテクノロジーで創り出す手伝いができればと思います。インドをはじめとした途上国でのビジネスを志す同志として、一緒に頑張りましょう!」

芝隼人氏(homie株式会社)
「タイ在住時に、携帯電話は車や住宅と並んで富裕層のステータスであり、低所得者向けプロダクトは粗悪品が多かったイメージがありました。Google、Appleの占有するグローバルマーケットに切り込める可能性のある日本発の企業として、応援させて頂きました。」

長谷川智彦氏(Dエンジン株式会社)
「10人この話を聞けば9人はあれやこれやとNOと言うでしょう。でも10人中1人は常盤さんの若い突破力に大いに魅力に感じる。私もその一人です。常盤さんには10年後には令和を代表する経営者になって欲しいし、アメグミには日本初のグローバルカンパニーの旗手になって欲しい。またターゲットしているスマホビジネスは、既存ビジネスのスマホ利用の先進国と違い、確かに後進国ではスマホ先行でビジネスが展開していて非常なポテンシャルを秘めている。だから、”なって欲しい”と言うのは、単なる願望でなく、可能性を感じる願望です。楽しみにしています。」
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弊社は去年8月時点ですでに、エンジェルラウンドの資金調達や、「起業の科学」著者の田所氏アドバイスのもとインド現地のエンドユーザーへのインタビューによるニーズ検証、深センOEMとのハードウェアプロトタイプの開発、さらにインドネシアやアフリカ地域、カンボジア、日本でもニーズの検証を完了していました。

しかし資金調達活動の約10か月の間、ASACとX-HUB深センによる支援や、Sansan様とイシン様のイベントでの登壇、B-Dash Camp・TechCrunch・Tech in Asiaへの参加、株式型クラウドファンディングへの申請などを通して、オンラインでの連絡も含めたコンタクトした投資家の総数は約300名(直接会ったのは約170名、連絡のみは約130名)、没になったピッチ資料150個以上と困難を極めました。

ここまで困難だった主な理由は大きく分けて2点です。
1、海外市場(VCの目論見書上国内のサービスにしか投資できない、普段から調査していないため海外市場が想像・理解できない)
2、ハードウェア(開発・生産・販売における様々なリスクを考慮しなければいけない)

これは原体験・怒りに焦点を当てている投資家でも、事業を顧客ニーズからデザインすることに焦点を当てている投資家でも、複雑性の高い市場に対して研究・実践することに焦点を当てている投資家でも、これらが関わってくると感覚的に投資できません。海外市場もしくはハードウェアに焦点を当てている投資家だとしても、両方関わっていると投資できないようです。少なくとも日本の投資家はリスクの高い低いをポートフォリオで管理する合理性はなく、事業の分野で投資を決める感情的な側面が強いのです。

そんな状況でしたが、既存の株主から借入を行い、思ったより上手くいかない状況で発症しやすい「起業家うつ」にも事前に生活面から対処し、徹底的にピッチを分かりやすくするために色んな人からアドバイスをいただき、ミッション・ビジョン・バリューを改めて言語化していきました。日本版「ゴキブリ系」スタートアップとして粘り強く今回の調達にこぎつけました。

特に転機となったのは以下の気づきがあったためです。
1、大多数の人が「なぜスタートアップが大企業に勝てる可能性があるのか」分からないと言っていたこと。
2、既存株主の多くが元「外資」出身であり、「大きく跳ねる」スタートアップへの興味が強かったこと。

これらにより、よくあるピッチフォーマットをやめて「競合との差別化」を徹底的に話すようにし、会う投資家(VC・エンジェル)も大きく跳ねるスタートアップに興味があるような視座の高い人だけに会うように絞っていきました。

※日本の多くのスタートアップは「大きく跳ねない」。ベンチャーエンタープライズセンター(VEC、東京・千代田)のベンチャー白書2018によれば10~14年に日本で設立されたVCファンドの平均リターン(分配金と残存資産価値の合計額を出資金額で割った比率)は約1.2倍。2倍程度とされる米国を下回っている。

また、誰彼構わず投資を受け入れるということもしませんでした。例えばWeb上で言ってることと会って言ってることが違う人や、最初の条件から最終決定したときの条件が違う人などは、後々のリスクを考慮して距離を置きました。短期的なお金よりも長期的に善い人と付き合うことを大事にしています。

代表常盤の尖った性格のため、他の人を紹介する際に自身の「メンツ」を気にして弊社に投資できないという方もいますが、実際今回投資いただいた視座の高い方々は平気で他の方を紹介してくださいます。その際にメンツを気にするか聞いても「気にしない」とのことです。とはいえ尖ったコミュニケーションをすることで好かれる人がいる一方で、もったいない部分もあるため今後はより「政治」を意識した丸く尖ることを大事にしていきたいと思います。

エンジェルラウンドでは代表常盤のキャラで調達でき、シリーズAではおそらく成果が出せれば大きな資金を調達できるでしょう。このシードラウンドが一番はっきりしないステージだからこそボトルネックでしたが、なんとか資金調達できました。10か月間はやめに資金調達活動をしていなかった問題もありますが、弊社アドバイザー「起業の科学」著者の田所氏も言っている通り、やはりスタートアップにとって重要なのは「学習」だと感じた10か月間でした。

今後は追加のシードステージの資金調達をしながら、インド・インドネシア・タイ・フィリピン・ミャンマー・カンボジア・アフリカ地域・日本で1年から1年半かけて実証実験を各地域・各業界で少しずつ進めていきます。

■株式会社アメグミについて
小さいころの地獄のような家庭環境を原体験に同じような家庭の人たちを支援することをミッションに掲げて2016年10月に起業。新興国(インドやインドネシア、カンボジアなど)のブルーカラー労働者が利用する安価・長持ち・最低限機能のスマートフォン向けのOSを開発。深センのOEM/ODMと共同でスマートフォンを生産し、企業向け(社員や契約先)に販売する。これまでSkyland Ventures、個人投資家の山本真司氏、川田尚吾氏、本田謙氏、他数名から出資を受けている。
問い合わせ 株式会社アメグミ 常盤
Email: eisuke.tokiwa[at]amegumi.com
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プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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