IDアクセス管理製品として、国内初の認定
近年、パスワードを利用しない本人認証の手段として、顔や指紋などから本人を特定する「生体認証」の利用が広がっています。FIDOは、FIDOアライアンスが策定したパスワードレス認証技術に関する規格であり、スマートフォンやPCに搭載された認証デバイスを利用して、生体情報などの守秘性の高い情報をネットワーク上で伝送することなく、安全にオンライン認証できることが特長です。高い利便性とセキュリティを両立できることから、Web技術の標準化を推進する団体のW3C(ワールドワイド・ウェブ・コンソーシアム)*2が、FIDOをWeb認証の方式として勧告するなど、主要なWebブラウザにおいても採用が広がりつつあります。
Uni-ID Libraでは、2018年よりFIDOの規格の一つである「UAF」*3に対応した認証機能を提供してきました。今回新たに「U2F」*4および「FIDO2」*5の対応が完了し、全てのFIDO認証規格に対応したことで、「FIDOユニバーサルサーバー」の認定を受けました。 これにより、様々なWebサービスを提供する企業などでは、既存のスマートフォンアプリやWebサイトの会員管理システムにUni-ID Libraを組み入れることで、各社で独自にシステム開発をすることなく、便利で安全なパスワードレス認証を導入することができます。
FIDOの認証取得に関する情報
認定日 : 2019年6月28日
認証番号 : FIDO2 FIDO20020190628001
UAF UAF110020181205005
U2F U2F110020190628002
対象製品名: Uni-ID Libra
NRIセキュアは、今後も、企業・組織の情報セキュリティ対策を支援するさまざまなサービス・製品を提供し、国内外における安全・安心な情報システム環境と社会の実現に貢献していきます。
*1 Uni-ID Libra:
NRIセキュアが開発・運用し、BtoC向けのサービス事業者に提供しているID管理・認証連携基盤ソリューションです。詳細は、次のWebサイトをご参照ください。 リンク
*2 W3C (World Wide Web Consortium):
Web技術の標準化を目的として設立された、国際的な非営利団体です。
*3 UAF(Universal Authentication Framework):
FIDOに対応する端末を利用して、パスワードレス認証を行う仕組みです。
*4 U2F(Universal 2nd Factor):
ID・パスワードによる認証に加え、セキュリティコードやセキュリティキーなどを使って二段階で認証を行う仕組みを指します。
*5 FIDO2:
FIDOの最新バージョンの仕様群。W3Cで標準化されたWeb認証仕様(WebAuthn)および外部認証機器との連携仕様(CTAP)から構成されます。
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