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ASEANの水産養殖産業、2022年に向けて穏やかな成長見込み~バイオテクノロジーの活用が成長のカギに

フロスト&サリバンは、ASEANの水産養殖産業についての見通しをまとめました。ASEANの水産養殖産業は、土地の拡大や種の多様化、農業の強化によって、緩やかな成長が続いています。世界的な捕獲漁業の停滞やたんぱく質需要の高まり、急速な人口増加を背景に、水産養殖(海水種および淡水種の養殖)は食料生産業の中で最も急成長を遂げている市場の一つです。ASEANは世界で2番目に大きな水産養殖市場であり、インドネシア、ベトナム、タイが主要な生産国です。弊社の新たなリサーチ「ASEAN水産養殖の2022年までの展望」によると、ASEANの水産養殖市場は2017年から2022年にかけて年平均成長率(CAGR)5.3%で成長し、同市場規模は2022年までに348億9,000万米ドルに到達する見通しです。

ASEAN地域における食料供給では、気候変動などの環境問題への対応や、環境への配慮、食品の安全性への消費者間での懸念の高まり、原材料の供給の安全性や原料不足が主な課題となっています。これらにくわえて、ASEANの水産養殖産業の最大の課題として、規制の欠如、資源利用の制限、先端技術を活用できないことが挙げられます。また、主な魚種資源が既に限界に達している可能性もあり、国連食糧農業機関(FAO)によると約16パーセントが乱獲され、さらに6パーセントが枯渇したとも報告されています。この総生産量の損失によって、無制限かつ過度の漁獲圧力(資源に対する漁獲の圧力)による社会的および経済的な損失が生まれています。

「ASEAN地域における持続可能な養殖業の管理に向けた政策の採用や規制に向けた取り組みは、他の地域と比べて後れを取っています。ASEANにおける養殖産業の持続可能な開発には、貧困や都市化といった問題への対処が求められます。 これを達成するためには、公的および民間セクターによる共同の取り組みが求められます」と、フロスト&サリバンジャパンのビジョナリー・サイエンス部門シニアコンサルタント、清水ディエゴはコメントします。

持続可能な養殖産業に活用される技術には、飼料代替品、孵化(ふか)場で生産された種子、遺伝子および育種技術、バイオセキュリティ監視技術、浄水剤、保持システム、そして高度な収穫方法が挙げられます。しかし、これらの革新的なバイオテクノロジーのASEAN地域における大規模な採用は、これらの地域で養殖の基盤となる小規模農家にとって費用が法外なものであり、限定的と言えます。

「ASEAN水産養殖産業の成長には、公的および民間セクターからの積極的な取り組み、そして民間セクターからの革新的なバイオテクノロジー技術の移管が求められるでしょう。養殖産業に向けた革新的なバイオテクノロジーの発展は、関連する研究、能力およびインフラ開発において科学者や国際資金拠出団体、そしてASEAN水産養殖産業の意欲にかかっています」と、清水ディエゴは述べます。

▽フロスト&サリバン発行リサーチ「ASEAN水産養殖の2022年までの展望」の概要は以下にてご覧頂けます。
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本件に関するお問い合わせ先:
フロスト&サリバン ジャパン株式会社 
広報担当:辻 安奈
〒107-6123 東京都港区赤坂5-2-20 赤坂パークビル23階
電話:03-4550-2215/FAX:03-4550-2205/E-mail: anna.tsuji@frost.com
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