光通信市場向けシリコンフォトニクス半導体の製造受託開始について

住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO:兵頭誠之、以下「住友商事」)および住友商事九州株式会社(本社:福岡県福岡市、取締役社長:前田恒明、以下「住友商事九州」)は、株式会社ジャパンセミコンダクター(本社:岩手県北上市、取締役社長:森 重哉、以下「JSC」)と共同で、シリコンフォトニクス半導体の製造受託を開始します。



近年、IoTやビッグデータの急速な発展に伴い、大容量のデータを高速で送る光通信網の高度化が急務となっており、2020年の5G通信の実用化に向け、インフラ整備が進められています。シリコンフォトニクス技術は、半導体の製造技術を応用してシリコン基板上に多数の光回路を集積し、通信に必要とされる多様な機能を1枚の基板に集約する技術であり、光通信用デバイスの小型化や低消費電力化に寄与するとして期待されています。シリコンフォトニクス関連の市場は、2018年から2023年の5年間で、年平均20パーセントの速度で成長するとも言われています。

住友商事九州は、JSCと共同で、2015年よりシリコンフォトニクス半導体の開発および試作に取り組んできました。住友商事九州の委託のもと、JSCでは光の受信や発信、変調に関わる素子を搭載したシリコンフォトニクス半導体の開発・試作を実施し、さらに、世界最高水準の性能を持った受光素子の試作にも成功しています。2019年4月より、住友商事九州が販売窓口、製造はJSCとして、主に通信機器メーカー向けにシリコンフォトニクス半導体の製造受託を国内で初めて本格的に開始します。

シリコンフォトニクス技術は、将来的にはAI技術と融合させることで、過疎地向けの遠隔医療、自動運転やカーシェアといった車載分野、ロボット、家電などへの応用が見込まれています。住友商事と住友商事九州は、メイドインジャパンのシリコンフォトニクスの製造受託を通じて情報通信技術の飛躍的な向上を後押しし、豊かで快適な暮らしの実現に貢献していきます。

<参考資料>
■シリコンフォトニクス(イメージ画像)
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■住友商事のマテリアリティ(重要課題)
住友商事グループは『社会とともに持続的に成長するための6つのマテリアリティ(重要課題)』を、事業戦略の策定や個々のビジネスの意思決定プロセスにおける重要な要素と位置付け、事業活動を通じて課題を解決することで持続的な成長を図っていきます。本事業は、「地域と産業の発展への貢献」、「快適で心躍る暮らしの基盤づくり」および「多様なアクセスの構築」に資する事業です。
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プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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