乃村工藝社、NOMLABが手がけたデジタルテクノロジーと リアル体験がつなぐ忍者と歴史の体感型ミュージアム 「小田原城NINJA館」が4月20日リニューアルオープン

株式会社乃村工藝社 2019年04月22日 09時59分
From Digital PR Platform


 乃村工藝社と、最新デジタル技術と空間の融合により数々の集客施設やアートワークを手がけ、当社のデジタルコミュニケーション領域を開発する専門組織「Nomura Open Innovation LAB」[以下 NOMLAB(通称ノムラボ)]が手掛けた「小田原城NINJA館」(正式名称:小田原城歴史見聞館)が4月20日(土)に神奈川県小田原市小田原城址公園内にリニューアルオープンします。

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 外国人観光客とファミリー客など新たな観光客層の拡大が期待されている本施設は、小田原北条氏を陰で支えたとされる「風魔忍者」について、デジタルテクノロジーとリアルな体験を通して楽しく学ぶことができる歴史体感型ミュージアムです。当社は展示・デジタルコンテンツに関する企画、デザイン・設計、制作・施工から館全体の運営計画補助までを総合的に担当しています。また、小田原産木材(神奈川県産材認証)を88%使用し、神奈川県の林業・木材産業の活性化や森の保護・成長にも貢献しています。

 小田原城址公園内で当社が手掛けた施設は本施設で3施設目となります。当社は、小田原市の空間戦略パートナーとして、小田原城址公園エリアの活性化によるさらなる魅力向上と小田原市域の観光需要拡大に貢献してまいります。


【施設の主な特徴と当社の取り組み】

【1】インバウンド観光の促進と小田原観光の「間口」機能強化へ


当社が手がけた小田原城址公園内各施設との有機的な連携で、エリア全体の魅力向上に貢献
小田原市観光協会とともに仕掛ける、小田原への共感を深める観光ストーリーを構築



【2】デジタルテクノロジーとリアル体験を融合させ、歴史体験の拡張と地域活性化へ


風魔忍者になりきって、体を動かし忍術を学ぶことができる体験展示づ
NOMLABが手がける外国人観光客や女性層を呼び込む忍者のデジタルコンテンツづくり



【3】小田原産木材(神奈川県産材認証)を活用し、神奈川県の林業・木材産業の活性化や森の保護・成長に貢献


小田原産木材の活用による文化再生へ、小田原の森の職人たちとのコラボレーション






【NINJA館 展示および施設概要】

■展示概要

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1. プロローグ:小田原北条氏と小田原城の歴史に触れられる導入路です。
2. 戦国シアターゾーン:戦国時代にタイムトリップ! 窮地の小田原城を救う『忍務』が言い渡されます。
3. 忍術体験ゾーン:五感を使った忍術体験で敵陣に潜入します。変装術、侵入術、水術、歩法、記憶術、からくり屋敷、隠形術、見敵術など、風魔忍者になりきり様々な忍術を身につけます。
4. 実戦ゾーン:体を動かすことでスクリーンに現れる手裏剣を武器に敵の忍者と戦います。
5. エピローグ:忍務完了! これであなたも立派な風魔忍者です。

■施設概要
建物名称:小田原城歴史見聞館
所在地: 小田原城址公園内 (小田原市城内3-71)
営業時間:9:00~17:00 (16:30入館締切) ※4月20日は9:30からオープン
休館日:12月31日、1月1日
入館料:大人300円、小・中学生100円 ※団体(30名以上) 大人240円、小・中学生80円
一般のお客様からのお問い合せ先:小田原城天守閣 TEL 0465-22-3818
展示に関する企画・設計・施工:株式会社乃村工藝社(展示)、株式会社乃村工藝社 NOMLAB(デジタルコンテンツ)
公式HP:
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ーーーー参考資料ーーーー


【施設の主な特徴と当社の取り組み】

【1】インバウンド観光の促進と小田原観光の「間口」機能強化へ

小田原市様の「小田原市観光戦略ビジョン(平成28年3月策定)」実現に向け、小田原城を入口とした市内回遊と経済活性化の持続的好循環を創出するために、小田原城歴史見聞館は風魔忍者をテーマとした施設に新たに生まれ変わりました。小田原城天守閣、常盤木門SAMURAI 館に続く拠点となる本施設は、戦略ターゲットである外国人観光客、ファミリー客をはじめ幅広い層が楽しめる施設となっています。

■当社が手がけた小田原城址公園内各施設との有機的な連携で、エリア全体の魅力向上に貢献

当社は、文化保存施設から博物館・美術館、そして最新技術を駆使したエンタテイメント空間まで、幅広い集客施設を手がけた知見を活かし、城内に点在する3つの施設をお手伝いいたしました。


小田原城天守閣(小田原城の体系的理解に導く拠点)、常盤木門SAMURAI 館(武具・甲冑の美術性、武士の精神性を伝える拠点)、小田原城NINJA館[小田原城歴史見聞館](風魔忍者の世界を通して、小田原の新たな魅力を発見する拠点)各施設の役割や展示手法を分けることで、小田原市が持つ多彩な歴史の魅力を発信し誘客につなげていきます。


本施設のリニューアルオープンにより、城址公園内の回遊性が高まり、新たな利用者層獲得と満足度向上が期待されています。



■小田原市観光協会とともに仕掛ける小田原への共感を深める観光ストーリーを構築

史実の背景にどんな出来事があったのかと想像力を膨らませることは歴史に興味を抱く第一歩と考え、当社の担当プランナー・佐竹和歌子は小田原市観光協会とともに本施設の体験をまちへの興味につなげる観光ストーリーを構築しました。


小田原北条氏や地域の歴史、そして現在の小田原市域へと利用者の興味を誘い、市内回遊のモチベーション醸成につなぐ仕掛けを取り入れました。

【2】デジタルテクノロジーとリアル体験を融合させ、歴史体験の拡張と地域活性化へ

■風魔忍者になりきって、体を動かし忍術を学ぶことができる体験展示づくり
展示は、小田原城や忍者について学んだ利用者が戦国時代にタイムトリップし、風魔忍者になりきって、小田原城を守るための「忍務」に挑む一連の体験ストーリーで構成されています。当社で歴史資料館や科学館などを数多く手がけるデザイナー堀越さやかは、自身の子育て経験も活かし、子どもから大人まで多様な利用者が直感的に楽しむことができる展示をデザインしました。



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「忍術体験ゾーン」では、利用者が、変装術や侵入術、水術やからくり屋敷などの忍術のリアル体験を通じて、体を動かし感覚を研ぎ澄ましながら重要な情報をつかむ忍者の使命を追体験することができます。



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「戦国シアターゾーン」では、利用者を展示のストーリーの世界に引き込むため、NOMLABが没入感のあるオープニング映像を制作。「実戦ゾーン」では、センサーを使用し、手裏剣を投げて敵を倒すインタラクティブなコンテンツを開発しました。






■NOMLABが手がける外国人観光客や女性層を呼び込む忍者のデジタルコンテンツづくり 




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NOMLABで初めてキャラクターデザインから手がけ、多くの謎に包まれている風魔忍者を館のオリジナルキャラクターとして生み出しました。日本らしさを追求した墨絵の演出で、キャラクターや映像をはじめ館全体に一貫した世界観をつくりあげています。また、映像を含む館内の声の出演は、アニメから洋画の吹替えまで様々な役を演じる実力派声優の浪川大輔氏や左座翔丸氏を起用するなど、外国人観光客や女性をはじめとした新たな客層の獲得も目指しています。




リンク NOMLABの中村瞳と内山慧子は、キャラクター、映像、インタラクティブ体験展示にいたる企画・デザイン、脚本、コンテンツ開発・演出からコンテンツに関する運営サポートまでを総合的に手がけ、デジタルテクノロジーを駆使して歴史と来場者をつなぐ歴史展示の体験の拡張を目指しています。


【3】小田原産木材(かながわ県産木材産地認証)を活用し、神奈川県の林業・木材産業の活性化や森の保護・成長に貢献


■小田原産木材の活用による文化再生へ、小田原の森の職人たちとのコラボレーション

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美しい海と山に囲まれた小田原市は面積の約4割は森で、豊かな森林資源に恵まれてきました。平成23年には地元産木材を使って文化を再生する市の「林業復活プロジェクト」がスタートし活用の輪が広がっています。展示空間の「からくり屋敷」やシアターの什器は、歴史建造物再建の実績もある木工建築の職人やNPO法人おだわら名工舎と連携し小田原産木材88%を使用しています。 


【当社担当者プロフィール、コメント】

乃村工藝社
リンク ■堀越 さやか(ほりこし さやか)
株式会社乃村工藝社 第三統括部 デザイン7部 グループ2
NINJA館 デザイナー(設計責任者)
プロフィール: 博物館、科学館、環境教育施設、企画展など、文化施設を中心とした展示設計を幅広く手掛ける。

コメント: 「忍者ならではのフィジカルな体験と、生き抜く知恵を学ぶことをストーリーに絡ませ、探し出す楽しみと驚きも織り交ぜた、ここ小田原にしかない忍者体験施設をデザインさせて頂きました。車いす対応や多言語対応など多様な方々も楽しめるような工夫もしています。小田原産木材の温もりの中で忍びの世界に浸り、風魔忍者になりきっていただきたいと思います。」


リンク ■佐竹 和歌子(さたけ わかこ)
株式会社乃村工藝社 事業統括本部 プランニング統括部 企画3部 第6ルーム プランナー
NINJA館 プランナー
プロフィール: 展示空間の企画プランニングに加え、開館後の施設運営にも携わる。運営者、利用者の双方の目線に立ち、運営しやすく親しまれやすい施設づくりを目指す。

コメント: 「小田原観光の拠点施設として、小田原北条氏と風魔忍者を入口にして小田原の多彩な魅力を感じていただければと、市の歴史はもちろん日本中の忍者について文献や専門家へリサーチを行い、小田原市の皆さまとともに考えさせていただき企画いたしました。謎に包まれた風魔の真実を探るべく、地域に風魔旋風が起こることを期待しています。」


乃村工藝社 NOMLAB
リンク ■中村 瞳(なかむら ひとみ)
株式会社乃村工藝社 事業統括本部 プランニング統括部 企画プロデュース部 NOMLAB
NINJA館 コンテンツ・ディレクター
プロフィール: 映像業界出身。前職では映像ディレクター兼エンジニアとして経験を積み、プロジェクションマッピングやインタラクティブ作品を多数制作。近年は光の演出も手がける。現実とデジタルの融合した空間を広げていくことを目指している。

コメント: 「映画や小説の最初の10分、最初の10ページのように利用者の心を掴み没入させたいという思いで作った『戦国シアターゾーン』にはじまり、世界中でも知名度の高い忍者を、デジタルコンテンツを通していかに拡張させるかが鍵でした。デジタルコンテンツやストーリーを通して歴史や忍者を楽しんでいただき、新しい利用者層拡大に繋がれば幸いです。」


リンク ■内山 慧子(うちやま けいこ)
株式会社乃村工藝社 事業統括本部 プランニング統括部 企画プロデュース部 NOMLAB
NINJA館 コンテンツ・プランナー
プロフィール: IT業界出身。NOMLABでは、空間におけるデジタルコンテンツと、Mixed Realityなど先進技術の実用化に向け、社外とともに研究開発やアートワークを担当。

コメント: 「本施設では、デジタルテクノロジーやエンタテイメントの手法を用いて歴史に入り込む手法を取り入れました。どなたもがタイムトリップした感覚で日常を忘れて楽しんでいただき、小田原の魅力が世界に発信されることの一助になればと思います。」


【当社の地域活性化への取り組み】

【乃村工藝社が取り組む「地域活性化とテクノロジー」】

NOMLABは本施設のように、地域独自の魅力ある素材に新しい技術で彩りを加え、より違った楽しみを演出する活動を行っています。これからも、様々なアーティストやテクノロジストとともに時代の先を行く未来の空間を創出し、テクノロジーによる日本の地域活性化に貢献していきます。NOMLABが手がけた地域活性化の実績はNOMLABウェブサイトをご参照ください。
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乃村工藝社が取り組む「“空間創造活性化×生産者・作り手のネットワーク”で持続可能な森づくりへ」
当社グループでは、2008年から国産材や森林認証材等を利活用する「フェアウッド・プロジェクト」の活動を開始しています。本施設で地域木材を活用したように、林産業の自律的な経済活動や日本の森の保護・成長に貢献するとともに、“空間創造活性化×生産者・作り手のネットワーク”を活かし、多様なステークホルダーの皆さまに歓びと感動をもたらす、公益と事業益を両立した場づくりに取り組んでいます。



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