タイの最高裁がインフォクエスト・ニュースの著作権を認め、タイのメディア産業の基準を定める

インフォクエスト 2019年04月09日 12時35分
From 共同通信PRワイヤー

タイの最高裁がインフォクエスト・ニュースの著作権を認め、タイのメディア産業の基準を定める


【バンコク2019年4月2日インフォクエスト=共同通信JBN】タイ最高裁判所の知的財産・国際取引部門は、インフォクエスト(InfoQuest Limited)の記事、特別リポート、インタビューリポートは著作権法B.E. 2537のもとに保護される成果物であり、インフォクエストは争議対象記事の許可のない複製と再配信について補償を受けるべきとの判決を下した。これはタイ最高裁に持ち込まれた、ニュースに関して初の著作権の事例であり、タイのメディア産業における知的財産と著作権の認識の重要性を喚起するものである。

タイの主要オンラインニュース通信社でニュースサービス・プロバイダー(経済、金融、株式、投資ニュースが専門)であるインフォクエストのジャルソン・パタマポンス(Jalthong Patamapongs)会長は、中央知的財産・ 国際取引裁判は2019年3月27日、インフォクエストが原告となったBlack Case No. Tor Por 58/2558とRed Case No. Tor Por 72/2559に関する最高裁の判決を読み上げたと述べた。インフォクエストはBisnews AFE(Thailand)Co., Ltdとその経営陣に対し、著作権侵害とインフォクエストのニュースを許可なく複製・再配信したことについて提訴していた。インフォクエストは記事、特別リポート、インタビューリポート135件を証拠として同封した。

すべての証拠と事実を検討した後、最高裁は135件すべてが単なる当日のニュースあるいはファクツではなく、作者自身の専門性を使って行ったデータと情報分析を含む調査、編集、特定情報の選択、インタビューの結果であると裁定した。さらに最高裁は、これらの作品は勤勉、努力、知性、相当量の労働によって制作されたとし、分析した当該作者の過去の経験と取り組みから養った判断であるとした。最高裁は、前述のインフォクエストの作品は著作権法B.E. 2537による著作権作品であり、インフォクエストはこうした作品への侵害について賠償を得るべきだと裁定した。

ジャルソン・パタマポンス会長は、次のように述べた。
「これはニュースに関して最高裁に持ち込まれたまさに初の著作権侵害事案である。そして今、最高裁は最終判決を下した」

「過去において、ニュースは単なるファクツであり、著作権法に保護されていないとの認識が一般的だった。その結果、コンテンツ所有者の許可なく多くのニュースコンテンツがコピー、複製、再配信された。今回の判決はタイメディアにとっての著作権の基準を定め、知的財産とニュース作品に関連する権利について人々が認識することになるだろう」

「この最高裁の決定はタイで活動する国際的なニュース通信社、そしてインフォクエストと同様のニュース作品に対して前向きな効果をもたらすだろう。こうした機関は、タイの知的財産法が国際基準に従ってニュース作品を保護するという確信を持てるだろう」

▽インフォクエストについて
インフォクエスト(InfoQuest Limited)はタイ大手のオンラインニュース通信社、そしてメディアモニタリングと分析サービスのプロバイダーである。オンラインニュースと編集・コンテンツ開発チームが作成する情報に加え、インフォクエストは何百ものソースからニュースとデータをアグリゲートする。コンテンツの網羅範囲は現地の新聞、現地と海外のニュース通信社、調査センター、証券会社、信用格付け機関、政府機関を含む。インフォクエストは国内、そして世界の多くの場所に向けたプレスリリース配信サービスを持つ。

インフォクエストのサービスには、オンラインニュースと情報のサービスである「NewsCenter」、オンラインのニュースクリッピング・サービス「iQNewsClip」、国内外へのプレスリリース配信サービス「iQMediaLink」がある。



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