中国の外商投資法が成立し、世界の産業投資の促進で広西がイニシアチブを握る
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【南寧(中国)2019年3月29日新華社=共同通信JBN】中華人民共和国の外商投資法が3月15日に成立した。これは開放の取り組みを拡大するという中国の決意を表すものである。3月28日には広西チワン族自治区が記者会見を開催し、同地域の2019年の主要な産業投資促進の取り組みを紹介して世界の企業家を呼び込むことへの前向きな姿勢を示した。
広西は中国の嶺南地域にあり、中国西部では唯一、海路とのアクセスを持つ位置にあり、現在の人口は5600万人超である。この地域には開放の明確な優位性があり、原材料、農産品、労働力の供給者で、そして広東・香港・マカオ大湾岸圏による産業移転の受益者でもある。広西は中国ASEAN博覧会の恒久的開催地であり、「一帯一路」に接続する重要な玄関口でもある。
記者会見で明らかになったのは、広西は2018年に、これからの3年間に行われる大規模なビジネス環境最適化プログラムに着手したことである。この目的は法律、国際化、利便性のレベルを向上することだ。2019年に広西は産業投資促進の飛躍の年の大規模キャンペーンをさらに掘り下げ、「リーダーシップを強化し、チェーンを強固にし、集団を構築する」という要件に重点を置き、より良い健康、ビッグデータ、より優れた物流、新しい製造、新素材、新エネルギーといった重要産業に集中する。
▽記者会見では、広西の重要な投資プロモーション計画が紹介された:
*より良い健康:福祉、高齢者介護、医療ツーリズム、レジャースポーツ、文化的エンターテインメント、アニメと漫画、健康食品、セレン指向農業、生体臨床医学、その他の産業プロジェクトを紹介。
*ビッグデータ:ビッグデータ、クラウドコンピューティング、ブロックチェーン、IoT、音声と画像認識といったアプリケーション技術と新興サービス形式のプロジェクトを進めることを紹介。また、スマートターミナル、ウエアラブル、フレックスディスプレースクリーン、量子通信といった次世代産業のプロジェクトを紹介。
*より優れた物流:シーポート、リバーポート、ロードウエーポート、鉄道ポート、空港と情報ポート、インフラ建設プロジェクトといった物流パークのプロジェクトが紹介され、さらにサードパーティー物流、コールドチェーン、eコマース、スマート物流技術などの産業のプロジェクトも紹介された。
*新しい製造:ロボティクス、3Dプリンティング、無人航空機(UAV)、スマート自動車、航空宇宙機器、海事機器、先端高速輸送機器、科学技術サービス、文化と創造性といった産業のプロジェクトを紹介。
*新素材:アルミニウム粒子と高度加工、レアアース・エネルギードリンク、高性能金属、合金材料、ナノ炭酸カルシウム、レーザーガラス、環境に優しい建築原料、その他の高品質な非金属材、グラフェン、高温超電導といった最先端の研究開発プロジェクトを紹介。
*新エネルギー:新エネルギー車(NEV)総体、電池やモーターといった重要なコンポーネントと部品、バイオマスエネルギー技術とそのアプリケーション、省エネ技術、環境技術と資源循環技術といった産業のプロジェクトを紹介。
2019年、広西は実行された外国投資額を50%増加させ、7億5000万ドルに上げる努力をする。このようにして、広西はビジネス環境を最適化することに専心している。これは企業の設立、工学と建設計画のアプリケーション、6月前までの不動産登記といった7つのビジネス環境指標で国内の第一級規格になるためである。また、広西は重慶、四川、中国西部のその他の省や都市と協力し、中国西部における新しい国際的な陸と海の貿易回廊の形成を真剣に促進して全世界からの投資と協力を引き付ける。Investment Promotion Agency of Guangxi Zhuang Autonomous Region(広西チワン族自治区投資促進局)は、同地区が新興産業向け投資促進の専門的組織の優位性を活用し、専門的で的を絞った投資促進活動を実行し、世界的な投資促進ネットワークを確立するよう提案している。
ソース:Guangxi Zhuang Autonomous Region
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