世界で最も革新的な企業・研究機関100社を選出する「Derwent Top 100 グローバル・イノベーター 2018-19」発表

クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社 2019年01月23日 14時20分
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イノベーションを加速する信頼性のある知見と分析を提供する世界的リーダーであるクラリベイト・アナリティクス(本社:米国フィラデルフィア、日本オフィス:東京都港区)は、本日、保有する特許データを基に知財・特許動向を分析し、世界で最も革新的な企業・機関を選出する「Derwent Top 100 グローバル・イノベーター 2018-19」を発表いたしました。

昨年2017年度のレポートにおいて、日本は最多受賞国となりましたが、8回目となる今年度も、世界最大のイノベーションの先進地域としての地位を継続して獲得しました。引き続き、世界のイノベーションの中心地はアジアへシフトしています。
アジアからは48社が受賞しており、2017年度に比べて3社増加しています。米国からは33社が、ヨーロッパからは19社が選出されています。また、今年度は、JFEスチール、三菱ケミカル、BYD、クアンタ・コンピュータ、シャオミ、シスコ、カスペルスキーの7社が初受賞を果たしました。

2018年度のDerwent Top 100グローバル・イノベーターを分析した結果、主に3つの傾向が見られました。

●影響力の強い(ハイ・インパクト)のイノベーションが注目され続ける
イノベーションの性質が変化し、市場における幅広い可能性を持ち、将来的な開発に利用される可能性が高い、高品質の発明が注目されています。複数の特許を獲得した発明や、後発の発明において頻繁に引用される発明が該当します。

●中国の躍進
中国本土 が経済をものづくりから知識基盤へと転換しており、Top 100グローバル・イノベーターに選出された中国系企業の数も増加しました。

●注目のテクノロジー
人工知能(AI)と5G モバイル通信の2分野が急成長しています。今回のTop 100グローバル・イノベーターに選出された31社が、ポートフォリオの重要部分としてAI関連の発明を保有しています。また、5Gに関するTop100のハイテク分野からのイノベーションは、特許ファミリー数が2018年には900以上に上昇しました。

地域別の傾向としては、3大陸から12の国・地域を代表する企業・機関が選出されました。2011年の初回以降、日本、米国、フランス、ドイツ、オランダ、韓国、スウェーデン、スイスの企業・機関が継続して選出されています。これらの地域に加え、今回は6年連続で台湾の企業が選出され、中国本土からの選出も4回目を記録しました。フィンランドからの選出も3回目となります。ソフトウェア企業のカスペルスキーが選出されたことで、今回初めて、ロシアがリスト入りを果たしました。

また、業界別傾向としては、ハードウェア・電子部品製造業界からの選出が最多を数え、昨年よりも1社多い35の企業・機関が選ばれました。業界に関する顕著な変化として、航空宇宙工業・防衛分野の企業・機関は3社から6社へと倍増しました。化学工業・化粧品、製薬、石油・ガス・エネルギー業界からの選出企業・機関数はやや減少しました。

クラリベイト・アナリティクスのプレジデント(Derwent事業担当)であるダン・ヴィデット(Dan Videtto)は、次のように述べています。「Derwent Top 100グローバル・イノベーターに選出された企業・機関は、イノベーションと最先端テクノロジーの開発に集中することで、現在のみならず将来的な課題に対しても確かなソリューションを生み出せる道を切り拓いています。こうした企業・機関は、知的財産がイノベーションを経済的成長につなげるための手段であることを理解しています。豊かな未来に貢献するイノベーターの皆様を称えられることを誇りに思います。」

クラリベイト・アナリティクスの特許アナリストであり、本レポートの編集者であるボブ・ステムブリッジ(Bob Stembridge)は、次のように述べています。「特許活動を追跡することで、商品化の可能性を秘めた発明を分析し、イノベーションを実現するという企業・機関の取り組みに関する全容が詳しく見えてきます。今回の分析結果から、リードしている企業・機関は、引き続きより価値が高く、影響力の強いイノベーションに焦点を当て、新たなテクノロジーを取り入れることで差別化を図り続けている傾向が明らかとなっています。」

「Derwent Top 100 グローバル・イノベーター 2018-19」の詳細レポートは下記ウェブサイトからダウンロードすることができます。
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【分析方法】
 Top 100 グローバル・イノベーターは、4つの評価軸を基本としています。「特許数」、「成功率」、「グローバル性」、「引用における特許の影響力」です。(分析対象は過去5年間。「グローバル性」のみ過去3年間)これらの分析には、以下のクラリベイト・アナリティクスの各データベース、分析プラットフォームを使用しています。
世界最大級の付加価値特許データベース 「Derwent World Patents Index(DWPI)」
特許調査・分析プラットフォーム 「Derwent Innovation」
主要特許発行機関の特許引用情報 「Derwent Patents Citation Index(DPCI)」

【Derwent Top 100 グローバル・イノベーター 2018-19 受賞企業】
日本企業 39社(英文社名のアルファベット順、右列は日本語の正式名称)
*は8年連続受賞企業 (14社)
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その他の国/地域の受賞企業 61社(英文社名のアルファベット順)
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【Derwent World Patents Index(DWPI)とは】
クラリベイト・アナリティクスの世界最大級の付加価値特許データベースです。各技術分野の専門家により作成された独自の英文抄録と索引により、必要な特許情報を包括的かつ効率的に検索、把握、分析することができます。DWPIには世界50特許発行機関が発行する約5,000万件以上の特許公報の情報が収録されており、農薬、化学、医薬、高分子、電気、機械などあらゆる技術分野について世界中の特許情報を網羅しています。
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【Derwent Innovationとは】
特許情報、学術文献、分析ツールなどの異なる情報・機能がワンストップで利用できる、研究開発活動の調査と分析、情報共有のための新しいスタンダードです。研究開発活動に伴う様々な調査プロセスにおいて、皆様の業務の効率化と、高付加価値な情報へのアクセスを実現します。
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【Derwent Patents Citation Index とは】
DWPIのファミリー単位で構成された、世界最大級の付加価値特許引用情報のデータベースです。最新技術及びその動向、特定の発明の注目度、網羅性の高い調査や分析などに有用です。
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クラリベイト・アナリティクスについて
クラリベイト・アナリティクスは、イノベーションを加速する信頼性のある知見や分析を提供する世界的リーダーです。過去150年にわたる事業継続を通して、Web of Science™、Cortellis™、Derwent™、CompuMark™、MarkMonitor(R)、Techstreet™など信頼のある製品ブランドを築いてきました。現在、クラリベイト・アナリティクスは起業家精神に基づく独立した新会社となり、お客様の新しいアイデアをより速く革新的なイノベーションに変えていくためのソリューションを提供しています。アジア太平洋地域では、日本をはじめ、中国、韓国、東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドなど、100カ国以上で事業を展開しています。
詳しくはclarivate.jp をご覧ください。

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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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