QNBグループ2018年決算報告
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ドーハ(カタール)、2019年1月16日/PRニュースワイヤー/ --
中東・アフリカ地域最大の金融機関であるQNBは、2018年12月決算を発表しました。
(写真: リンク )
2018年12月末までの純利益は138億カタール・リアル(38億米ドル)を達成、前年同期から5%の増加となりました。総資産は2017年12月から6%増加し同グループ過去最高の8620億カタール・リアル(2370億米ドル)となり、一連の決算結果はQNBグループ史上最高レベルとなりました。
取締役会は、名目株式価値の60%(1株6.0カタール・リアル)を配当金として分配するよう総会で提言しました。2018年決算と利益配分は、カタール中央銀行(QCB:Qatar Central Bank)の承認を必要とします。
総資産増加の主要な推進力となったのは、5%増の6130億カタール・リアル(1680米ドル)にまで達した融資および値上がり株でした。これは主に2017年から5%増加して6170億カタール・リアル(1690億米ドル)となった顧客預金によるものです。QNBの強力な資産負債管理能力により、QNBグループの預貸率は2018年12月31日現在99.3%になりました。
同グループの経営効率推進力は、持続可能な経費財源に加え経費削減を生み出しています。これによりQNBグループは経費率(経費対収入比)を前年の29.1%から25.8%に改善、地域内の大手金融機関でも最高クラスの比率と考えられます。
総融資額に対する不良債権の比率は2018年12月31日現在1.9%で、中東・アフリカ地域の金融機関では最も低いレベルと言えますが、これは同グループの貸出金のクオリティーの高さと効果的な信用リスク管理を反映しています。プロビジョニングに関する同グループの保守的方針が、2018年12月31日現在のカバレッジ比率104%をもたらしました。
純資産は2017年12月から12%増加し、2018年12月31日現在で880億カタール・リアル(240億米ドル)。1株当たりの利益は、2017年12月の13.7カタール・リアル(3.8米ドル)に対し14.4カタール・リアル(3.9米ドル)に達しました。
2018年12月31日現在のグループの自己資本比率(CAR)は19.0%となり、カタール中央銀行とバーゼル委員会(Basel Committee)の最低規制要件を上回っています。QNBグループは、その活動と運営の成長を支えるその他ティア1(Additional Tier 1)キャピタルノートとして追加の100億カタール・リアルを調達しました。
グループ資料
QNBグループでは、2万9000人以上のスタッフが1100か所4400台のATMから2300万を超える顧客ベースにサービスを提供しています。
ソース: QNBグループ
(日本語リリース:クライアント提供)
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