日本マイクロソフト株式会社は、一般社団法人ICT CONNECT 21、一般社団法人ユニバーサル志縁センター、及び認定NPO法人育て上げネットと連携し、未来の創り手となる子供たち・若者に向けたコンピューターサイエンス教育施策を実施します。子供たちのプログラミング教育支援として「Minecraft カップ 2019 全国大会」の開催、若者就労支援として「若者TECH」の取り組みを開始します。
2020年度からの小学校、2021年度から中学校、2022年から高等学校でのプログラミング教育の必修化、2024年度以降の大学入試において、国語、数学、英語のような基礎的な科目として情報科目の追加が検討されるなど、コンピューターサイエンス教育への注目が高まっています。一方で、不登校や院内教育等、学校に通常に行かれない子供たちが、更に、これまで義務教育の中でITに触れる機会が限られていた若者世代にコンピューターサイエンス教育にどのように届けるか課題となっています。
この社会背景の中で、すべての子供たち・若者に向けて2つのコンピューターサイエンス教育施策を実施します。
「Minecraft カップ 2019 全国大会」は、子供たちの「プログラミング思考」の醸成に向けて、世界各国の教育現場で活用されている Minecraft: Education Edition を活用したコンテストです。学校単位での参加だけでなく、学ぶ環境が限られる子供たちに向けても、NPOとの連携を通じて、全ての子供たちがコンテストに参加出来るような環境を準備します。
「若者TECH」は、若者支援NPOとの連携を通じて、プログラミング思考、コンピューターサイエンスの要素を活かした就労支援プロジェクトです。2010年から育て上げネットと日本マイクロソフトで実施してきた若者UPの取り組みが、厚生労働省の実施する事業に引き継がれ「若者TECH」として展開します。
「Minecraft カップ 2019 全国大会」概要
■コンテスト名
Minecraft カップ 2019 全国大会
■開催期間
2019年3月10日(日)~8月31日(土)
■主催・運営
一般社団法人ICT CONNECT 21
一般社団法人ユニバーサル志縁センター
日本マイクロソフト株式会社
■実行委員長
東京大学教授、慶應義塾大学教授 鈴木 寛
■コンテスト内容
スタジアムや運動場、体育館などのスポーツ施設とこれと連携して利用される施設のある町に住んだり訪れたりすることで、暮らす全ての人々が充実した暮らしをすることができるワールドを開発する。
■応募期間
2019年3月10日(日)~6月30日(日)
■対象者
15歳以下の男女で構成される原則3名以上のチーム及びコーチング役となる成年者。
■参加条件
プレイヤー、コーチでのチームエントリー
・プレイヤー:15歳以下の男女で構成されるプレイヤー3名以上(原則)。
・コーチ:16歳以上のコーチ1名以上。16歳~19歳のコーチの場合、別途20歳以上の責任者が必要。
■必要な環境
・教育機関に提供されている Minecraft: Education Edition がインストールされ、インターネットに接続された Windows 10、Mac OSX、iPad のいずれかが動作する端末、相互の端末が接続されたLAN。
・教育機関ではない参加者には、NPOとの連携により特別ライセンスが提供されます。NPOから「困難のある・届きづらい」子供たちの大会参加支援として5つのテーマ(病院内での学習支援、障碍のある子供たち、社会的養護、外国ルーツの子供たち、 被災地)で支援します。
■応募方法
・オンラインのフォームに必要な項目を入力して送信(含む 3分動画、ワールドデータ)
・どれほど多様な人々が充実した暮らしができるか、協同作業の利点が生かせているか、プログラミングやレッドストーンが活用されているか分かる内容にすること。
・完成されたワールドに関してだけでなく、開発中の課程が分かる内容が含まれていること。
■ICT CONNECT 21実施内容
「プログラミング教育導入支援ハンドブック2019」「Minecraftカップ2019全国大会」のハンドブックを通じた教育現場での展開サポート
■ユニバーサル志縁センター実施内容
コンテスト事務局、並びに、「届きつらい」とされる困難を抱える子供たちに対しての支援モデル創り。
■日本マイクロソフト実施内容
運営支援、技術サポート。
「若者TECH」概要
■施策名
若者TECH
■提供機関
認定NPO法人育て上げネット
■協力機関
日本マイクロソフト
■施策内容
全ての若者たちが自分らしい働き方を選択し、働き続けられるようなスキル形成を支援する。
■展開期間
2018年4月~トライアル開始、2019年1月~本格展開
■育て上げネット実施内容
若者支援NPOとの連携を通じて、プログラミング、クラウド、IoTなどを活用したカリキュラム作成
■日本マイクロソフト実施内容
運営支援、技術サポート。
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