消費財業界がプラスチック廃棄物に関する決議を提案

The Consumer Goods Forum 2018年10月29日 18時32分
From 共同通信PRワイヤー

消費財業界がプラスチック廃棄物に関する決議を提案

AsiaNet 75994

パリ(フランス)、2018年10月29日/PRニュースワイヤー/ --

コンシューマー・グッズ・フォーラム(Consumer Goods Forum)の理事会は、業界がプラスチック廃棄物削減に協力する必要があることを認める声明を発表。どんなプラスチックも廃棄物にしないというエレン・マッカーサー財団(Ellen MacArthur Foundation)のサーキュラー・エコノミー(Circular Economy:循環型経済)に関する新プラスチック経済グローバル・コミットメント(New Plastics Economy Global Commitment)構想を支持

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コンシューマー・グッズ・フォーラム(CGF)理事会(リンク )は本日、陸上および海のプラスチック廃棄物をなくす上で指導的役割を果たし、エレン・マッカーサー財団の新プラスチック経済(リンク )構想を支持するよう消費財業界に呼び掛ける声明を発表しました。声明は、今週インドネシアのバリで開催され、ダノン(Danone)の会長兼CEOでCGF理事でもあるエマニュエル・ファベールがプラスチック廃棄物(リンク )に対処するために業界が果たせる、また果たさなければならない重要な役割を強調するアワ・オーシャン・カンファレンス(Our Ocean Conference:リンク )に先立って発表されました。声明の全文は以下の通り:

「コンシューマー・グッズ・フォーラム理事会は、プラスチック廃棄物問題に取り組む上で当業界が緊急に指導的役割を果たさなければならないことを認識しています。陸上および海でプラスチック廃棄物を廃絶することを目指した、市場競争以前の協調的行動を確約します。

プラスチック廃棄物の問題は、企業、国および地方自治体、多国籍企業、リサイクル業界、消費者の世界規模の協力がなければ解決しません。そこでコンシューマー・グッズ・フォーラム理事会は、どんなプラスチックも廃棄物にしないというエレン・マッカーサー財団のサーキュラー・エコノミーに関する新プラスチック経済グローバル・コミットメント構想を支持します。

CGFメンバーの中には、問題のある包装や不要な包装を減らす、リサイクルやリユースが可能なパッケージの使用を増やすなど、すでに新プラスチック経済の達成目標に沿った取り組みを進めている企業もあります。各メンバー企業の努力を補完するため、CGFは協調的かつ前競争的にプラスチック包装のサーキュラー・エコノミーで協働できる特定の分野を割り出します。まず重点を置くのは、パッケージデザインの最適化、他の業界と協力してリサイクルとリユースのシステムを可能にすること、消費者エンゲージメントを引き出すことなどです」

マークス&スペンサー(Marks and Spencer)最高責任者でCGF持続可能性グループ共同スポンサー理事のスティーブ・ロウは、次のように述べています。「業界はプラスチックへの新たなアプローチを見つけて、消費者が使用を減らし、もっとリサイクルできるようにしなくてはなりません。CGFはプラスチックの使用量を削減し、使用する材料を簡素化し、リサイクル率を向上させ、新しい革新的なビジネスの方法に転換する中、この変化の先頭に立つことにコミットしています」

コルゲート・パーモリーブ(Colgate-Palmolive)会長兼CEOでCGF理事会の共同議長であるイアン・クックは、以下のように語ります。「プラスチック廃棄物の問題は、現実かつ緊急であり、CGFの企業が政府、NGO、リサイクル業界と提携して個別または共同で行う特定の取り組みで最善策が取られています。当フォーラムは、必要なプラスチックが安全かつ経済的にリユース、リサイクル、コンポスト化されるように我々の役割を果たすことに尽力しています」

ダノンの会長兼CEOでCGF理事でもあるエマニュエル・ファベールは、次のように述べました。「CGFの支援は、消費財産業がプラスチック包装の問題に取り組む努力を強化していることを示しています。メーカーと小売りは共に、プラスチックの廃棄物をなくしてサーキュラー・エコノミーを作り上げるという野望の達成に向けて貢献できるのです。新プラスチック経済グローバル・コミットメントに署名するCGF会員企業が増えて、システムの転換で協力することを楽しみにしています」

ネスレ(Nestle S.A)最高経営責任者でCGF理事のマーク・シュナイダーは、「ネスレが新プラスチック経済グローバル・コミットメントに署名していることを誇りに思います。それは、共同行動を進めるための強力な枠組みの象徴です。一つ一つの取り組みが大切です」と語ります。

コンシューマー・グッズ・フォーラムのマネージングディレクター、ピーター・フリードマンは、次のように述べました。「プラスチック廃棄物の手強い問題は、世界中の企業、政府、地域社会、消費者が協力し合って初めて対処できます。CGFはまさにこの種の大規模な協働を推進するために作られました。とりわけ、会員たちは業界が独自の貢献を果たせると考えるパッケージデザイン、消費者エンゲージメント、リサイクルシステムの3分野で協力することにコミットしています。これらの分野で重要な役割を果たし、陸上と海でプラスチック廃棄物をなくすという同じ長期目標を持った他の主な利害関係者と共に働くことも楽しみです」

コンシューマー・グッズ・フォーラムの詳細はこちらから:
リンク

2018年10月28日、CGFの理事会は、業界がプラスチック廃棄物削減に協力する必要があることを認める声明を発表し、どんなプラスチックも廃棄物にしないというエレン・マッカーサー財団のサーキュラー・エコノミーに関する新プラスチック経済グローバル・コミットメント構想を支持しました。

ソース: コンシューマー・グッズ・フォーラム

(日本語リリース:クライアント提供)

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