スマート合意型データエクスチェンジのJupiter Chainがスタート

スマート合意型データエクスチェンジのJupiter Chainがスタート

AsiaNet 74112 （1110）

【シンガポール2018年6月25日PR Newswire＝共同通信JBN】Jupiter Chainのインフラストラクチャーは、機械学習や人工知能（AI）といった金融およびデータ・サービスの分散型提供がローカルエコシステムを結び付け、最終的にマーケットプレースでのデータエクスチェンジを拡大することを可能にする。

高価で取引可能なデータ資産を提供する分散型・合意型のデータエクスチェンジであるJupiter Chainは25日、その世界的な立ち上げを発表した。

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スマートな合意型のデータエクスチェンジとされるJupiter Chainのテクノロジーは、個人データの匿名性と安全性を確保しながら、承認されたデジタル情報のフローを確保する。これは、スマートコントラクトの使用を通じて達成され、個人データを明らかにすることなく評価結果とビッグデータ・コレクションを返却することにより、プライバシーを保護するのに使用される。アイデンティティーのデータは安全なシステムで検証、保存され、データアクセスは権利管理エンジンを通じてデータ所有者から直接的に要求、許可される。

Jupiter Chainのアーニー・テオ最高技術責任者（CTO）は「いわゆる連合ブロックチェーンを構築することを誇りに思う。それが意味するのは、金融機関、エージェンシー、分析会社、その他のサービスプロバイダーといったローカルパートナーがそれぞれエコシステム全体においてノードを構成することである。Jupiter Chainはローカルエコシステムを結び付けるためのインフラストラクチャーを提供しており、最終的にはマーケットプレースでのデータエクスチェンジを拡大する」と述べた。

Jupiter Chainは、ブロックチェーンの最新の進歩とデータ分析を組み合せ、誰でもアクセス可能で、他の多くの使用事例の基礎となる得るデータエクスチェンジのプラットフォームを構築する。参加者は、Jupiter Chain上でデータを匿名で共有できることから、取引および関連データは効率的に取得、分析、利用することができる。大規模および小規模の両方の機関は、個人にぴったり適合した資産管理および投資商品を作ることによって利益を得ることができる。新しい「tech for good（テック・フォー・グッド）」のソリューションは、心理測定やライフスタイルのデータを使用し、より良い生活の質を促進しようとする新しい製品やサービスを提供することができる。以前は目に見えなかったサプライチェーンのインターネットについても、初めて評価、研究が可能になる。

Jupiterの価値命題を検証、テストするため、「包括的な金融」が最初の使用事例に選ばれた。排除された大きな人口層では、金融の利用が主要な弱点とされており、それは開発途上国において顕著である。Jupiterは、誰もがアクセスできるデータエクスチェンジを提供することで、この分野に大きな変化と影響を及ぼすことができると信じている。

Jupiter Chainのダフネ・ウン最高経営責任者（CEO）は「われわれの使命は、Jupiter Chainの金融およびデータ・サービスの分散型提供が大衆のために包括的な金融を可能にし、十分なサービスを受けていない人々に同等の機会を導くことである。われわれは、信頼、公正、アカウンタビリティーによって力と資源を民主化する上で、ブロックチェーンが重要な鍵であると信じている。ブロックチェーンは自己のデータ全体について、大衆に力を与える能力がある」と述べた。

Jupiter Chainはローカル経済を結ぶグローバルネットワークであることから先進国と発展途上国の間に橋をかけ、隔たりを低減して包括的な世界を創生する。Jupiter Chainは25日、全世界でスタートした。

▽Jupiter Chainについて
JEDTradeの構想によるJupiter Chainプロジェクトは、Smart Consentable Data Exchange（スマート合意型データエクスチェンジ）プラットフォームであり、アナリティックスの使用を可能にするプライバシー保護の連合ブロックチェーン構築を目指している。Jupiter Chainの最初の使用事例は、小口融資と小口のサプライチェーン・ファイナンスといった包括的な金融になる予定。データ所有者が自分のデータをコントロールし、カスタムメードの金融サービスを受けるためのアクセスを提供する。

ソース：Jupiter Chain