UltimakerがUltimaker S5で容易な業務用3Dプリンティングの水準を引き上げる

Ultimaker 2018年04月23日 18時50分
From 共同通信PRワイヤー

UltimakerがUltimaker S5で容易な業務用3Dプリンティングの水準を引き上げる

AsiaNet 73176 (0703)

【ハノーバー(ドイツ)2018年4月23日PR Newswire=共同通信JBN】
新しい工業グレード・フィラメントとモバイルアプリで、3Dプリンター製品ラインを拡大し、統合ソリューションを強化

デスクトップ3Dプリンティングの世界リーダーであるUltimaker(リンク )は23日、同社の業務向け3Dプリンター・ポートフォリオを拡大する最新のUltimaker S5をHannover Messe(リンク )で公開した。将来を見据えたUltimaker S5は既存のワークフローに完全一体化し、信頼できる成果をこれまで以上に提供できるように完全に最適化されている。最大のビルドボリュームを備えるUltimaker S5は機能試作のプリンティング、ツールの製造、最終使用パーツの究極の業務向けソリューションである。

(Photo: リンク

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Ultimaker S5はハードウエア、ソフトウエア、素材の設定に加え最適なセッティング調整を完全統合しており、幾何学的設計の自由度能力、工業グレード材料特性、再現性、高稼働率、ワークフローの統合を必要とする業界ユーザー向けに設計されている。ユーザー体験向上のために最適化されたタッチスクリーンを完備するUltimaker S5は大きな物体をプリントする330x240x300ミリのビルドボリューム、デュアル押出、素材がなくなった際に自動中断と再開を実行するフィラメントフロー・センサーを装備する向上したフィーダーシステムを搭載している。強化されたベッドレベリングは完全な最初のレイヤーを可能にし、プリンティング時のプリントベッドを常時補完するため、Ultimaker S5の無人操作を可能にする。Ultimaker S5は新しいアプリケーションを可能にするとともに、PLAからナイロンやPCなど高度な産業用樹脂までの広範な素材によるプリントを可能にする。Ultimaker S5はクローズド・フロントシステムを搭載しており、2018年秋からは陽極酸化ビルドプレートを搭載する。Ultimaker S5の仕様全容はウェブサイト(リンク )を参照。

Ultimakerは業務用3Dプリンティングをこれまで以上に利用しやすく、かつ容易にワークフォローに統合できるように設計された2つの製品も公開した。

*Ultimaker Tough PLA-機能試作、ツール、製造支援などより大きなサイズでモデルを層間剝離ないしはゆがみなしでプリンティングするために最適化された工業用PLAフィラメント。Ultimaker ABSと比べて同等ないしはそれ以上の剛性がある衝撃強度において、Tough PLAは通常のPLAよりも脆弱性が小さく、優れたつや消し面の仕上げ品質を提供する。

*Ultimakerアプリ-Ultimakerアプリによって、ユーザーはどこにいようが電話ないしはタブレットでプリントの進捗状況を把握できる。無料のUltimakerアプリは、プリントジョブが準備できたとき、あるいはプリンターが特別な注意ないしはメインテナンスが必要なときにユーザーに知らせる。Ultimakerアプリは5月15日にAndroidおよびiOSで利用可能になり、Ultimaker S5およびUltimaker 3 3Dプリンターと連動する。

Ultimakerのヨス・バーガー最高経営責任者(CEO)は「新しい素材ソリューションとUltimakerアプリが伴うUltimaker S5の開発は、スマートで便利な業務用3Dプリンティングの新しい基準を設定した。ハードウエアからソフトウエア、素材に至る完全な3Dプリンティングの開発に対する当社のコミットメントは、拡大する当社の業務ユーザー層に対し、極めて高い成功率を伴う統合され自動化された信頼できるプリントプロセスを提供する。この新しい3Dプリンターを設定するために必要な時間はかつてないほど短縮されており、これによってユーザーは、全面的な幾何学設計の自由度能力を必要とする機能試作の開発、大きな物体、その他のデザイン・モデルに全面的に専念することができる。継続的にアップデートされるソフトウエア、世界規模の当社の販売・サービス網と相まって、われわれは現場でのデジタル生産を現実のものにした」と語った。

エアバス企業のComposite Technology Center GmbHのCEOであるアクセル・ヘルマン氏は「航空宇宙の将来を形成する業務に取り組むには、イノベーションが不可欠である。このためCTCは3Dプリンティングをエアバスやその他の顧客のために極めて有用な製造ツールやプロトタイプを作成するだけでなく、職員が将来に備えるための学習ツールとしても利用している。Ultimaker S5は使い勝手がよく、Ultimaker FDM 3Dプリンティングに伴う経費が低いので、われわれは最終的な優れた設計に至るまでに何度も反復を容易に繰り返すことができ、さらにリードタイムを数週間から数日に短縮できる。Ultimaker S5で作業をすれば当社のエンジニアはクリエーティビティーを間違いなく発揮できる」と語った。

フォードのResearch Engineer Additive Manufacturingのラース・ボグナー氏は「自動車では一時でも重要であり、Ultimaker S5がより大きなビルドボリュームを持っていることをうれしく思う。これによってわれわれはより大きなジグやフィクスチャー、ないしは複数の製造補助具を即座にプリントすることができる。自動化された信頼できるプリントプロセスと、広範な業界グレード素材によるプリント能力と相まって、Ultimaker S5は当社のエンジニアとデザイナーがスケーリングすることなく、できるだけ実際の条件に近い特定の機能試作を完全に反復し、テストすることを可能にする。テストが成功すると、われわれはUltimaker 3Dプリンターを使用して、最終用途の製造補助具を作成するなど、われわれがワークフローを向上させるのに一貫して役立つ」と語った。

ZEISS Industrial Metrology Business GroupのOperational Excellence and Engineeringチームの一員であるヨハネス・グリム氏は「光学コンポーネントの開発には絶対的な精度が求められる。Ultimakerはわれわれが必要とする素材で高い精度の3Dプリンティングができるパートナーであることが分かった。Ultimaker S5の強化されたベッドレベリングはビルドプレート・サーフィスのわずかで、自然ないかなる変動をも補完することによって、われわれが3Dプリントで作成した製造補助具に全面的な信頼を寄せることを保証するので、われわれはプリンターを継続的に監視する必要がない。われわれがUltimaker S5から得た高品質の結果によって、例えばミラーを接着剤で固定することなく適所にミラーを調整するために使用できるツールをプリントしたほか、われわれのインテリジェントなデジタル測定プロジェクターであるO-SELECTに使用する最終用途のパーツも作成できた。われわれはUltimaker S5によって、技術進歩への貢献を長年にわたり継続する用意がある」と語った。

ルノーの3D Printingドライバーであるロドリゲス・ディミトリ氏は「Ultimaker S5プリンターは利用しやすく、信頼性があるので、われわれは当社のデザイン・ワークフローの中にこのテクノロジーを直ちに取り入れた。Ultimaker S5はこれまでよりも直感的であり、あらゆるプリントの完全な最初のレイヤーを提供するので、われわれはこの3Dプリンターをセットアップしたり点検したりすることに時間を割く必要がない。これによって、当社チームは当社のエンジン製造プロセスを向上させ、それを加速することに役立つ新しいイノベーション開発に全面的に専念する時間をより多く割くことができる」と語った。

フォルクスワーゲンのPilot Plantエンジニアであるルイ・ライス氏は「2017年、われわれはUltimaker 3Dプリンターを使った3Dプリンティングの多用途ツールおよびフィクスチャーによってコストを約32万5000ユーロ削減できると予測した。Ultimaker S5の強化されたフィーダーは複合素材などの高度な工業プラスティックでプリントできるように設計されており、われわれはこれによってさらに広範な工業グレード素材で確実にプリントすることができ、これはわれわれにとって大きなメリットである」と語った。

Ultimaker S5とUltimaker Tough PLAは2018年5月15日からUltimakerの世界的なパートナー・ネットワークを通じて入手可能である。詳細はウェブサイトリンク、ないしは当社ブログ(リンク )を参照。

▽Ultimakerについて
Ultimakerは2011年に創業し、数年かけマーケットリーダーに成長した。オランダ、ニューヨーク、ボストンにオフィスを構え、欧州と米国の生産施設を擁して、強力でプロフェッショナルなデスクトップ3Dプリンターを開発している。300人以上の雇員で構成されるUltimakerのチームは市場で最高品質の3Dプリンター、ソフトウエア、素材を提供し、世界を現場でのデジタル製造に転換することを加速することに一貫して努力している。

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ソース:Ultimaker

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