メタデータ、対話ボットや文書分類用AIのための正解データ作成を支援する「ヴィジュアル類似検索」を提供

~『AIポジショニングマップ Mr.DATA』を別種AIの改良に活用する手法を 2nd AI Expoにて展示~

メタデータ株式会社(所在地:東京都文京区;代表取締役社長:野村直之)は、機械学習型の人工知能の導入、運用で最大のボトルネックとなっている正解データ整備のために別種AIを活用するコンセプト“AI for AI”を提唱しております。その一環で、FAQ素材や一般文書群を対象に、テキスト中のどんな記述が互いにどの程度似ているかを自動で色分け表示することにより正解データ作成を助ける「ヴィジュアル類似検索」を開発しました。4/4~6、東京ビッグサイト東3Hで開催のAI Expoブース1-24にて、初披露します。マーケティングや経営企画で競合分析に有用な『AIポジショニングマップ Mr.DATA』のバージョンアップ版としてオンプレミス、レンタル、クラウド形態で提供。価格はクラウド版の場合、分析対象母数最大2万件につき「月額10万円~」です。

■背景
 従来、Justsystemsのコンセプトベースや、コマツソフトのVext Search、そして、メタデータ社の『AIポジショニングマップ』など、機械学習によらないながら、単語の超多次元ベクトル空間を活用して、テキスト間の類似度を高精度にランキングして棒グラフ表示するソフトが提供され、一定の支持を集めていました。中でも、アンケート自由回答や営業日報、SNS上のビッグデータなどから、競合ポジショニングマップを自動生成できるメタデータ社の『AIポジショニングマップ Mr.DATA』は、多種の属性による多彩な絞り込みなどの能力を備え、意味カテゴリによる全自動分類や、単語ランキング、係り受けランキングと併用することで、新しいトレンドや仮説を素早く大量に発見し定量評価することができます。また最近は、その場で考えついた分類内容に似た記事を網羅し、対話ボットや社内Q&Aシステム用の正解データを効率よく高精度に開発する目的(AI for AI)で、活用され始めています。

■「ヴィジュアル類似検索」の概要
 このような最近の応用用途に活用した際に顕在化した問題点の1つが、類似の根拠がわかりにくいことです。同程度の類似度であっても、まったく異なるキーワード語群の重なりで類似していることが視覚的にわかりにくく、特に機械学習のための記事分類で思考の負担が重くのしかかっていました。そこで、今回、『AIポジショニングマップ Mr.DATA』をバージョンアップする際に、類似キーワード語群に、単語ごとに異なる色を付けることで、この問題を解決しました。具体的には、対照文(レファレンス)との対比で自動計算されたキーワードの重要度で高ランクに位置する数10語のうち、データベース上の記事(本文)に含まれているものを画面に色分け表示しています。

■デモ、展示のご案内 ※ご取材の機会のご提供
 2018年4月4日から6日まで東京ビッグサイト東3Hで開催の第2回AI Expoブース1-24にて、「ヴィジュアル類似検索」を搭載した『AIポジショニングマップ Mr.DATA』を展示します。提供中の分析ツール群、「意味による全自動分類」、「7段階の高精度ネガポジ判定による競合ポジショニングマップ」、「5W1H自動抽出による日本地図ヒートマップ」などとともに、マーケティングや、機械学習型テキスト分類AI向けの正解データ作りの様子をデモンストレーションいたします。
 また、アプリ機能を裏で支える人工知能API群 ――「意味カテゴリAPI 」、「高精度ネガポジAPI」、「5W1H抽出API」、「意味分類API」など――も紹介。これらのAPIが単独でも、あるいはいくつか組み合わせて、別種AIのための正解データ(トレーニングデータ)の生成に使えることを示します。

このプレスリリースの付帯情報

「ヴィジュアル類似検索」が、同程度の類似度ながら根拠の違う記事を色分け表示

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用語解説

■メタデータ株式会社について
メタデータ株式会社は、2005年12月にメタデータ活用技術、セマンティック技術の応用ソフトウェア会社として設立。適合型自然言語解析エンジン『メタパーザ』を駆使した意味解析技術により、5W1H抽出によるコンテンツ連携や個人情報の自動匿名化、評判分析(ネガポジ・感情解析)、意味による自動分類やポジショニングマップ描画、Web対話ロボットなど、SaaS、クラウド向けアプリケーションを開発してまいりました。最近では、機械学習、ディープラーニング等の人工知能研究の蓄積を活かした分析エンジンやマッチングエンジンを構築し、画像認識・分類のための学習済ディープラーニングの販売事業や、会社属性・社員属性・商品属性等に自由に重み付けして最適化可能な超高速マッチングエンジンxTechの販売にも注力しています。
代表取締役・野村は、MITマサチューセッツ工科大学・人工知能研究所の研究員時代に概念体系WordNetの理論と活用研究に貢献。その後の、WordNetをベースに1400万枚の写真に体系的な意味ラベルを付与したImageNetの完成によるディープラーニングの劇的精度向上にも、間接的な貢献を果たしています。
近年は、機械学習型AIの最大のボトルネック「正解データ作り」を強力に支援するタイプのAIを開発し、一般概念として “AI for AI”(その当社版の呼称がMr.Data)を提唱するとともに、RPAとの組み合わせを精密に考察、設計し、“AI for RPA”、“RPA for AI”の企業向けソリューションを提供しています。

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