コロラド州の男性がSt. David's Medical CenterのTCAIで心房細動治療に成功

Texas Cardiac Arrhythmia Institute (TCAI) at St. David's Medical Center 2018年02月15日 14時10分
From 共同通信PRワイヤー

コロラド州の男性がSt. David's Medical CenterのTCAIで心房細動治療に成功

AsiaNet 72312 (0312)

【オースティン(米テキサス州)2018年2月14日PR Newswire=共同通信JBN】
5年前、ライアン・ワイズマン氏は働き盛りだった。

ワイズマン氏は「私は有頂天だった。シェイプアップもしていた。精神的にも肉体的にも健康だった。家族関係も揺るぎなかった」と語った。

だが、カリフォルニア州で兵役に就いている際、医師は定期健康診断で彼が心房細動を患っていることを発見した。

St. David's Medical Center(リンク )のTexas Cardiac Arrhythmia Institute(TCAI)のエグゼクティブ・メディカルディレクターであるアンドレア・ナターレ氏は「心房細動は心臓の上部心房が力学的機能を失って生じる上部心房のリズム障害であり、このため上部心房が収縮しない」と語った。

ワイズマン氏は「突然、すべてが一変した。わたしは運動ができなくなった。予想していたほど長く生きないかもしれない。これを知って妻と私は大きな精神的ショックを受けた」と語った。

5年間に、ワイズマン氏は心房細動を治療するために10回の電気的除細動、4回のアブレーション、1回の外科手術(失敗)を受けたが、すべて成功しなかった。

ワイズマン氏は「3回目のアブレーションの後、デンバーでかかっていた心臓専門医は、米国で私が行ける別の場所を探し『われわれは最善を尽くした。われわれが安全と思う以上のリスクは取りたくない。われわれは米国で最高の人物にあなたを託す』と話し、ナターレ医師に私を託した」と語った。

ナターレ医師は「心房細動を患う人の年齢は、50歳代後半、60歳代初期が一般的であるので、ワイズマン氏は明らかに例外であり、これは遺伝的な疾患である。不運にも、上部心房が伸縮しないので、心房細動は心臓発作と心臓麻痺のリスクを高めることになる」と語った。

心房細動は最も一般的な心不整脈であり、数百万人の米国人が患っている。心房細動は血液がうっ血し、左心耳(LAA)に凝血を引き起こしかねない。凝血が遊離すると、それが脳に達して脳卒中を引き起こしかねない。

脳卒中の約20%は心房細動を抱える患者に起きており、心房細動に関連した発作はより高い頻度で致命的であり、身体障害を引き起こす。心房細動を患う患者の発作リスクを軽減するための最も一般的な治療は、血液の抗凝固ワルファリン投薬である。実証済みの効能があるが、長期間のワルファリン投薬は一部の患者には耐用性が良好でなく、出血性合併症の著しいリスクを伴う。

その結果、医師はWATCHMAN Left Atrial Appendage Closure(LAAC)(リンク )デバイスを使って、ワイズマン氏のLAAを物理的に閉鎖することを決断した。

WATCHMAN ImplantはLAAを閉鎖するために設計された永久インプラントで、LAAの有害な凝血が血流に流れ込むことを防ぐ。LAAを閉鎖することによって、発作のリスクが軽減され、時間が経過すれば患者はワルファリンを服用することをやめることができる。

ナターレ医師は「傘が開いて、LAAを閉鎖すると考えてもらいたい」と語った。

ワイズマン氏は「発作のリスクを解消し、血液の抗凝血剤を服用しなくて済むことは、私にとって極めて大きなことである。再びランニングができるようになり、倒れたり、誰かに胸を殴られたりすることを心配しなくてもよい。私は『胸を殴らないでくれ、血液の抗凝血剤を飲んでいるから。死ぬかもしれない』と、友人に軽口をたたいてはいる。いくぶんかはユーモアに聞こえるかもしれないが、階段を落ちれば立ち上がることができないかもしれないというのは生死にかかわることでもある」と語った。

ナターレ医師は「これはワイズマン氏だけでなくすべての患者に言えることである。しかし、彼にとってはさらに重要なことである。なぜなら彼は若い患者であり、幼い子供を面倒みなければならいし、同時に経済的に家族を養わなければならない。だから、本当に極めて重要なことである」と語った。

現在32歳のワイズマン氏は回復した。

ワイズマン氏は「本当に元気になれた。これは最高の気分である。心房細動を患うと、心臓は効率的なポンプ機能がなくなり、概して気分が悪くなる。わたしは概して気分が良い。これは最高である」と語った。

WATCHMANは2015年3月、米食品医薬品局(FDA)によって承認された。TCAIは約10年間にわたり米国で、その有効性を研究する治験に関与し、2015年にWATCHMANデバイスを非心臓弁膜症患者に移植したテキサスで初の施設である。

▽報道関係問い合わせ先
Erin Ochoa
Elizabeth Christian Public Relations
+1-512-472-9599

ソース:Texas Cardiac Arrhythmia Institute (TCAI) at St. David's Medical Center

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