アエロフロートがRostecにロシア製最新旅客機MC-21を50機確定発注へ

アエロフロート(Aeroflot) 2018年02月02日 15時40分
From 共同通信PRワイヤー

アエロフロートがRostecにロシア製最新旅客機MC-21を50機確定発注へ

AsiaNet 72134 (0230)

【モスクワ2018年2月1日PR Newswire=共同通信JBN】アエロフロートはロシア製の最新中距離旅客機MC-21の最大の顧客になる。最新技術の旅客機50機の画期的契約が1日、アエロフロートとRostecの間で調印される。

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確定発注により、Rostecのリース子会社Aviacapital-Serviceがアエロフロートにオペレーティングリースで50機のRC-21-300を提供する。アエロフロートはこれにより、この最新ロシア製旅客機のロシア最大の借り主となる。リース料の支払いと維持費引当金は合わせて50億米ドルを上回る。

機体はアエロフロート用に客席をビジネス16、エコノミー153の計169席配置する。契約の第1段階では、ロシア国外で生産されたエンジンを搭載して納入される。26機目からアエロフロートはオプションで、現在、型式証明検査を実施中のロシア製新型PD-14エンジンの搭載を選択できる。

アエロフロートへの1機目の引き渡しは2020年第1四半期に予定され、2026年までに納入完了の計画である。各機のリース期間は12年、オプションで2年間、3回まで延長できる。アエロフロートは同機を国内線と国際線で運航する計画。

Rostecのセルゲイ・チェメゾフ最高経営責任者(CEO)は「この合意は、ロシアの民間航空産業が回復し、世界的な主要メーカーの位置を占めつつあることを明確に示す。MC-21は同業界の真に画期的な成果を象徴している。同機は主要なロシア企業が生み出した最先端の材料と最新世代のシステムを利用している。Rostecが生産するMC-21の構成部品は、チタン複合材の部品、搭載電子機器、シャシーコンポーネント、他のシステムと、心臓部であるPD-14エンジンなどである。当社はアエロフロートがこのエンジンをMC-21の主要動力として選択すると信じている」と語った。

アエロフロートのビタリー・サベリエフCEOは「50機のMC-21の確定発注調印はわれわれ2社だけでなく、わが国にとっても画期的な出来事である。ロシアのメーカーが最初の次世代旅客機を生み出し、航空産業の世界的リーダーへのロシアの復帰を証明した。アエロフロートとRostecの確定発注の調印がもう一つの重要な偉業と時を同じくすることは注目に値する。それは、アエロフロートが世界の20大航空会社の1社として航空業界の世界的エリートに復帰したことである。今日の地政学的状況にあって、競争力のあるロシアの技術が存在し、それが最高品質で競争力のある価格であることは不可欠だと考える。このため、当社の最大のパートナーでアエロフロートの最大株主であるRostecとの提携関係は極めて重要である」と述べた。

MC-21はUnited Aircraft Corp.(UAC)の一部であるIrkut Corporationがロシアの主要メーカーと協力して製造した中距離・狭胴型旅客機である。同機の製造に関係したRostecの子会社はVSMPO-AVISMA、United Engine Corporation、Technodinamika、Concern Radio-Electronic Technologies、RT-Chemcompositeである。

MC-21は独自の工学技術的ソリューションにより、革新的な人間工学的な操縦室や改良された性能が自慢である。翼の構造にポリマー複合材を利用したこの種では世界初の航空機である。MC-21の30%以上が複合材でできており、有効搭載量を大きく増やす。

MC-21はこのクラスの狭胴型旅客機では最も広い胴体(直径4.06メートル)で、旅客に新たな水準の快適さをもたらす。客室の通路は広く、前傾式収納棚は容量が大きくなった。メーカーはアエロフロート発注のMC-21-300全機に乗客のインターネットアクセスを可能にするWiFiサービスを搭載する計画である。

ソース:Aeroflot

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