アトナープ株式会社とIMA Lifeが製薬凍結乾燥プロセスモニタ用途で供給契約締結を発表

アトナープ株式会社とIMA Lifeが製薬凍結乾燥プロセスモニタ用途で供給契約締結を発表

AsiaNet 70878

アトナープ株式会社とIMA Life（IMA S.p.A.傘下の事業部門）が製薬凍結乾燥プロセスモニタ用途で供給契約締結を発表

東京発 – 2017年11月６日- 分子分析に関するスマートスペクトロメータを設計・製造する先進的計測装置メーカのアトナープ株式会社（本社東京）とIMA Life North America（イマライフ ノースアメリカ、米ニューヨーク州バッファロー市、イタリア ボローニャ市IMA S.p.A.社傘下の事業部門）は、無菌処理および凍結乾燥ソリューション分野の世界的リーダーであるIMA Life社に、アトナープ社が超小型質量分析器「AMS」技術を提供する事で合意したと発表しました。

凍結乾燥および無菌処理の用途向けて定量測定を可能とする「AMS」を採用したソリューションは、IMA Life社、アトナープ社および大手製薬会社が共同で開発することにより実現されました。

IMA Life社は同社の量産スケールの凍結乾燥ソリューションに、「AMS」を日本を除く全世界で独占的に採用し、プロセス分析ツール（PAT）として、潜在的なシリコンオイル汚染の検出や、一次・二次の乾燥終止点が監視、製造中の真空状態漏えいの検出を可能にします。

「凍結乾燥装置の世界的リーダーでありイノベーターでもあるIMA Life社と協業できることは当社のこの上ない喜びです。我々の最先端製品 AMS (Advanced Mass Spectrometry)技術によって、凍結乾燥の二次乾燥の正確な終止点の検出によって、凍結乾燥処理の時間の無駄を省き、装置の運用効率を上げることで、IMA Life社のエンドユーザは生産性の向上を図ることを可能にします。加えて、アトナープ社独自技術（特許申請中）である「シリコンオイル検出・保護機構」によって、シリコンオイルを検出し、エンドユーザが高価な製造中製品のロット全体をシリコンオイル汚染から回避できます。このソリューションはアトナープ社とIMA Life社が協力と、大手製薬会社の参加により実現できました。」とアトナープ社CEOのプラカッシュ・マーシー氏は述べています。

「凍結乾燥では、近年増加しているプロセス制御において、プロセス時間の短縮と、プロセス分析ツール（PAT）の賢い活用により、変化が続く規制条件を遵守する装置のアップグレードが求められています。

アトナープ社の革新的なAMSは、種々の市場要求と課題を対応しながら、IMA Life社の凍結乾燥プロセスでの豊富な知見・経験と相まって、ソフトウェアによる柔軟性を持つイーサネット接続を有する先端質量分析器ソリューションが、この成果を上げる事ができたのです。また、アトナープ社の分野適合できるAMS質量分析器は設置面積が小さいので、IMA Life社の既存の凍結乾燥のユーザも、設置済みの凍結乾燥装置に追加設置する事ができます。」とIMA Life North America のPresident, Sales & MarketingであるErnesto Renzi氏は述べています。

アトナープ社のソリューションは、市場でも最小規模の質量分析器で、縦横高さがわずか２０ｃｍ程度（0.01m3）以下の設置スペースしか必要なく、耐性の高いファラデーカップと呼ぶ検出機構の採用で、広いダイナミックレンジの測定においても安定な測定が可能で、既存凍結乾燥施設への追加設置にも適しており、総運用コストの低減が可能です。インダストリ4.0時代にあって、アトナープ社のソリューションはIoT (internet-of-things)のプラグアンドプレイに対応して、イーサネットと単一の24V電源のみで接続できる質量分析器です。設置は数分でき、非常に分かり易いソフトを内蔵していて、ネット経由のブラウザで、ユーザは世界のどこにいてもアクセス制御できます。

アトナープ株式会社 について

設立　2009年11月
本社　東京都港区芝大門1-10-18
事業　分子レベル分析を実現するスマート分析器を設計・製造する科学精密装置メーカ
代表取締役社長、CEO、 CTO兼創業者　プラカッシュ・マーシー
URL: atonarp.com

About IMA Life North America

本社　2175 Military Road – Tonawanda – NY 14150, U.S.A.
事業　IMA Life 事業部門は無菌処理および凍結乾燥ソリューション分野の世界的リーダーであり、幅広い先端技術による幅広い機器を提供する製薬業界の真のパートナー
販売＆マーケティング社長　Ernesto Renzi
URL: リンク


（日本語リリース：クライアント提供）