中国最大の国立公園が「中国の給水塔」を保護

Sanjiangyuan National Park Administration 2017年10月19日 15時58分
From 共同通信PRワイヤー

中国最大の国立公園が「中国の給水塔」を保護

AsiaNet 70572 (1643)

【西寧(中国)2017年10月19日新華社=共同通信JBN】2017年7月、ポーランドのクラクフで行われた第41回世界遺産委員会で、フフシル(可可西里)が世界自然遺産に登録された。中国青海省玉樹チベット族自治州に位置するフフシルは、三江源国立公園長江水源地区の重要な一部である。ここは生命と霊性に満ちた地である。チルー、チベットノロバ、チベットヒグマおよびその他の野生動物が生息する。フフシルは「世界の3番目の極」および「青海-チベット高原野生動物遺伝子ライブラリー」として知られている。

中国青海省南部に位置する三江源地区は長江、黄河および瀾滄江の水源地で「中国の給水塔」として知られるようになった。近年、既存のシステムの継続的な最適化および革新によってこの地域の生態系保護の構築プロセスは加速を続け、植被率と給水量は年々増加しており、野生動物の生息数は急速に回復している。

2016年6月、中国初の国立公園システム試行計画が三江源地区で始まった。1年以上が経過し、地元政府は垂直的な協同管理システムを構築、従来の部門制の問題を完全に解決し、生態系管理と保護の効率は大幅に改善した。

最新のモニタリングデータによれば、2004年に比べ、三江源地区の平均植被率は11.6%増、草の収量は1ムー(畝)当たり29.66キログラムの増加、砂漠化面積は500平方キロメートル近く減少し、湿地面積は50%近く増加した。

青海省フフシル自然遺産保護条例が2016年10月に正式に施行された。以来、フフシルは特別な法的保護の下に置かれている。条例は、フフシルは科学的研究、教育、展示機能を十分に発揮し、合理的に生態学ツーリズムを実施することが必要だとしている。フフシル国家級自然保護区管理局森林公安分局(Forest Public Security Bureau of the Hoh Xil National Nature Reserve Bureau)のルオ・ヤンハイ副局長は「フフシルが世界遺産委員会に世界遺産として、そして希少でかけがえのない人類の富として認められていることはフフシルにとって大きな好機である。究極の目標は保護することだ」と述べた。

ソース:Sanjiangyuan National Park Administration

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