十分な潜在的エネルギーを蓄えている炭でもただ火をつけただけではなかなか燃え上がりません。最初の熱源を大事に育てる助走期間があって、次には、ばらばらだった熱源同士が結びついて・・・という過程があります。少年野球、大学、神社、シルバー世代・・・と次々と登場する成功事例を読んでいると、一方で、そのすべてがもともとからある資源のリメイクだったことに気づきます。
無から有を生み出すわけではありません。眠った資源を生かすためのプロデュースにはプロボノという着火剤は必要なのだと思います。この本でうたわれていることを、自分の出身地である地方都市にあてはめたらどんなことができるのだろうか、と想像を膨らませてくれる一冊。
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