グーグルのクラウドを支えるテクノロジー >  第24回 マイクロサービス・システムにおけるgRPCの役割(前編

CTC教育サービスはコラム「グーグルのクラウドを支えるテクノロジー >  第24回 マイクロサービス・システムにおけるgRPCの役割(前編 」を公開しました。

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はじめに
 今回は、2017年に開催されたSREcon17 Asia/Australiaでの講演「SRE Your gRPC--Building Reliable Distributed Systems」をもとにして、マイクロサービス型のアプリケーションにおけるgRPCの役割を解説します。この講演では、複数のマイクロサービスを組み合わせた、分散アーキテクチャーのアプリケーションを安定運用するためのガイドが示されており、gRPCを用いたサンプルコードによる解説が加えられています。ここでは特に、マイクロサービス・システムの安定稼働という観点から、gRPCの活用法を紹介したいと思います。

gRPCとは?
 Googleにおけるアプリケーション開発では、スケーラブルなマイクロサービス型のアーキテクチャーが基本となっており、サービス間の通信処理を担うコンポーネントとして、Stubbyと呼ばれる独自のRPCライブラリーが利用されてきました。gRPCは、このライブラリーをオープンソースとして再実装したもので、さまざまなプログラミング言語で使用することができます。
 マイクロサービスの呼び出しには、REST APIもよく利用されますが、REST APIが既存のHTTP(S)プロトコルをそのまま利用しているのに対して、gRPCでは、HTTP/2プロトコルをベースとして、マイクロサービスの連携に必要なさまざまな機能が実装されています。具体的には、アプリケーションレイヤーでのフロー制御、多段階にわたるサービス呼び出しの連携、ロードバランスとフェイルオーバー、双方向のストリーミング通信などがあります。詳細については、gRPCのホームページの説明が参考になるでしょう。

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