世界をリードするビール、ワイン、スピリッツのメーカーが100か国以上で有害な飲酒と闘う:IARD
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ロンドン(英国)、2017年9月10日/PRニュースワイヤー/ --
数百の団体と革新的パートナーシップを結び、ビール、ワイン、スピリッツのブランドの世界的人気メーカー11社[i]が以下を実践しました:
・未成年者の飲酒に焦点を合わせた教育的メッセージを1億人以上に送付
・取引のある市場の80%で飲酒運転防止キャンペーンを立ち上げ
・国連の持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)に向けた進展を加速させ、
有害な飲酒に取り組む上で企業が効果的なパートナーとなりうることを実証
本日発表の2016年プロデューサーズ・コミットメンツ(Producers' Commitments)進捗レポート[ii]にあるように、世界をリードするメーカー各社は政府や小規模小売業者から非営利団体や他の民間セクターの組織にいたるまで、セクターを越えて新たなパートナーシップを結び、有害なアルコール摂取と闘う努力を続けてきました。
(Logo: リンク )
同レポートでは世界9か国の事例を挙げ、将来の活動に向けた貴重な教訓と洞察を強調しており、進展はあるものの課題が山積していることを認めています。
IARD[iii]CEOグループ議長でアンハイザー・ブッシュ・インベブ(AB InBev:Anheuser-Busch InBev)CEOのカルロス・ブリトーは、次のように述べました:「私たちは自社の製品と社会での役割に誇りを持っており、賢い飲酒の文化はビジネスのためになると確信、有害なアルコール消費を減らす義務があることを認識しています。進歩が可能であることは確かめましたが、すべきことはまだたくさんあります。誰もが、人生で良いことを楽しむ機会を求めています。自分の家族や地域社会にとって最良のことを望んでいます。賢い飲酒を推進し、有害なアルコール摂取を減らすのは、私たち次第です。有害な飲酒は様々な原因による複雑な問題です。ビール、ワイン、スピリッツのメーカーが解決策の一部になれると私たちは確信しています。IARDの野望は、成功事例を共有、共通のコミットメントを形成、そして市民社会との対話を促進することで、有害消費防止の国際基準を打ち立てることです」
IARD会長のヘンリー・アッシュワースは、次のように付け加えました:「進捗レポートは、業界内部と社会において善なる力になるという世界的メーカー各社の決意を表しています。有害な飲酒における長期的持続可能な変化と削減は、民間、公共、非営利の団体が地域的、全国的、また世界レベルで協力して初めて実現するものです。すべてのコミュニティーで好ましい変化を推進する新たな関係と運動のモデルを作り上げるため他団体と協力していきたいと考えます」
進捗レポートの事例のハイライトは:
- 非常に効果的な様々なソーシャルメディアキャンペーンの事例
・オーストラリア:マルチセクターの取り組みが、大量の飲酒に取り組んで200万人の若者に働きかけ、
世界的に高い評価を得た「正しい飲み方(How to drink properly)」
(リンク )
キャンペーンに結び付きました。
・南アフリカ:Facebookで私たちが行い、対面でのコミュニケーションを伴った#ビーザメンター
(#bethementor:リンク )キャンペーンは、
若者の参加者による未成年者の飲酒を91%減らしました。
・ブラジル:ABRABEラン・プログラム(ABRABE-run program)のセム・エクセッソ
(Sem Excesso:リンク )が、ウェブサイトへのユニークビジター
159,460人を集め、YouTubeで40万回以上の視聴を記録、Facebookで80万8000以上の
「いいね!」、Twitterで5万人以上のフォロワーを獲得しました。
- 飲酒運転の削減における大きな進展の事例:
・ポーランド:現在ほとんどの州に、路上呼気アルコール検査を行えるよう訓練された警官がいます。
ある重点区域の州では、2013年から2016年の間にアルコールに関連した路上の交通事故が44%
減少したとの報告がありました。
・メキシコ:現在ほとんどの州に路上飲酒検査が行えるよう訓練された警官がいます。
・スペイン:飲酒運転削減を目指す私たちのマルチメディアキャンペーンは欧州アルコールと
健康フォーラム(EAHF:European Alcohol and Health Forum)で成功事例として認められ、
スペイン工業省(Spanish Ministry of Industry)から表彰されました。
- 保健福祉省(Federal Ministry of Health and Welfare)と飲料メーカーで史上初の了解覚書(MOU:Memorandum of Understanding)
・ドミニカ共和国:この了解覚書では、次の総合作業計画が立てられました。未成年者の飲酒削減、
マーケティング実施基準の強化と拡大、飲酒運転の削減、有害な飲酒削減の取り組みで小売業者への
協力を依頼。様々な利害関係者で構成され、これらの取り組みを支援する行動計画を協議するために
毎月会合が開かれる「アルコール・クラスター(Alcohol Cluster)」も設置されました。
参照
[i] 有害な飲酒削減のためのビール、ワイン、スピリッツ・メーカーのコミットメンツ(Beer, Wine and Spirits Producers' Commitments to Reduce Harmful Drinking:リンク )に加盟する11社は、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(Anheuser-Busch InBev)、アサヒグループホールディングス、バカルディ(Bacardi)、ビームサントリー(Beam Suntory)、ブラウン=フォーマン社(Brown-Forman Corporation)、カールスバーグ(Carlsberg)、ディアジオ(Diageo)、ハイネケン(Heineken)、キリンホールディングス、モルソン・クアーズ(Molson Coors)、ペルノ・リカール(Pernod Ricard)。
[ii] プロデューサーズ・コミットメンツ(Producers' Commitments)
・未成年者の飲酒削減
・マーケティング実施基準の強化と拡大
・情報と責任ある製品イノベーションを消費者に提供
・飲酒運転の削減
・有害な飲酒削減のため、小売業者の支援を得る
[iii] 2015年1月創設のIARDは、有害な飲酒という世界規模の健康問題への取り組みと責任ある飲酒の推進に専念する非営利団体です。
IARDの会員は、コミットメンツに加盟する世界的酒造メーカー各社です。コミットメンツの事務局として、コミットメンツ加盟各社はIARDに世界レベルでの協調を要する特定の任務を委託しています。
IARD事務局として:
・コミットメンツの報告をKPMGやアクセンチュア(Accenture)と調整、試行プログラム(特に飲酒運転)を管理
・各国パートナーとの調整(例えば世界広告主連盟:World Federation of Advertisers)
・マーケティングコンプライアンスの分析を委託
・専門家(研究者など)やパートナー(小売業者など)の招集
・方針およびプログラムの分析を行い、政策手段と適正事例の手引きを作成
(例えばアルコール教育ガイド:Alcohol Education Guide:リンク )
詳細とレポート全文はこちらから:
producerscommitments.org
情報源:責任ある飲酒国際連盟(IARD:International Alliance for Responsible Drinking)
(日本語リリース:クライアント提供)
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