外国投資が長春の拡大をスピードアップ
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【長春(中国吉林省)2017年8月21日新華社=共同通信JBN】米国、日本、フランス、香港など約10カ国・地域の企業40社の幹部が、8月15日から19日までの5日間に、中国北東部の長春市に投資機会を求めて到着した。
吉林省の省都長春は、北東部の斜陽化した工業地帯の若返りをリードしており、今年から成長の点で大きな驚きとなった。統計によると、2017年上半期の長春のスケーラブルな工業生産額は5100億元で前年同期比8.8%増、様々な経済指標は北東部で首位となり、2014年以来の最高の実績を記録した。
上半期の長春のGDPは8%増と、国内平均を上回り、投資流入と活発な産業発展のプラスの兆候を示した。
シンガポールに本社を置くPrime Group Internationalは、同社最高経営責任者(CEO)が率いる3人のチームを派遣した。同社は第1次、第2次、第3次産業を含むリゾートタウンを建設するための投資に関する趣意書を既に結んでいる。
今年1-6月の長春への外資流入額は43億米ドルで、前年同期比14.8%増となった。
長春市ビューロー・オブ・コマースのディレクター、ガオ・シャン氏は「外国からの投資の大半は第2次産業および第3次産業に、中でも第3次産業に向かった」と語った。
ガオ氏は、キューバ代表団が遺伝子工学とバイオテクノロジーをもたらし、ドイツの複数の企業は、今回は新エネルギー、環境保護技術、バイオテクノロジーの分野での協力に関心を示した、と述べた。
中国中央政府は、北東経済活性化のため、同地域への外資誘致・円滑化を目的とした一連の政策を導入した。
中国国務院は8月16日、外国投資規制の一層緩和、支援的な金融・税制政策の導入、開発区の投資環境改善、人材の入国手続きの簡素化を内容とするする通知を出した。
ガオ氏は「われわれは改革措置の受益者である」と語った。長春は、重工業単一構造という過去の苦境から脱した。ガオ氏は、サービス産業は昨年の地域経済成長に半分以上貢献したと述べた。
劉長龍市長は年初の投資促進会議で、潜在能力を持つプロジェクトを育成し、国際投資家に奉仕するよう努力すべきだと語った。
劉氏はまた、自動車、鉄道車両、農産物を含む3つの基幹産業チェーンが優先されるべきだと付け加えた。
以来、多数の大規模外国投資プロジェクトが長春に上陸した。総投資額158億元のFAW-Volkswagen Audi工場が2018年に生産を開始する予定だ。タイのChia Tai Groupによる総投資額49億元の牛肉・鶏肉プロジェクトは現在建設中である。いずれのプロジェクトも、長春の既存産業をより高いレベルに押し上げることになる。
ガオ氏は「長春は外国人投資家との協力実行をスピードアップした。長春の大きな活力と潜在能力は、投資家の信頼感と長春での彼らの拡大を促進した」と述べた。
ソース:Changchun Bureau of Commerce
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