インバータ等電力変換装置用ダイオード/サイリスタモジュールに大容量タイプを追加

株式会社三社電機製作所 2017年07月28日 13時00分
From PR TIMES

「優れた長期信頼性」「同一パッケージで大容量化」を実現!

株式会社三社電機製作所(本社:大阪市)は、このほどパワー半導体の新製品として当社ダイオード/サイリスタモジュール高放熱(高信頼性)モデルに大容量タイプ(電流容量240A)を開発、8月より受注を開始いたします。



[画像1: リンク ]

[発売の狙い]
当社では従来より長期信頼性に優れ、独自のゲート構造採用チップ(サイリスタ部)を使用することにより、急峻なノイズにも強いダイオード・サイリスタモジュールを販売し、主に汎用インバータや無停電電源装置(UPS)などの電力変換装置向けに国内外の企業様にご導入いただいてまいりました。
近年、中~大型の電力変換装置は、小型・軽量化が進み、パワー半導体においても形状はそのままで、さらなる出力容量の拡大を求められております。
このようなご要望にお応えするため、放熱性を高めた特殊材料を採用し、従来の160A/200A品と同一形状でありながら240Aの電流容量を持つ製品をこのたび新規開発いたしました。

[製品の概要]

[画像2: リンク ]



[新製品の特長]
1.DCB回路基板※採用により高放熱化、長期信頼性向上(従来比2倍[当社比])に寄与
DCB回路基板を採用することにより低背積層化が可能となり、高放熱化(低熱抵抗化)が実現。
さらに、チップに両面はんだ接合を行うことによる相乗効果で長期信頼性が向上。
※セラミック基板に銅回路板を直接接合(DCB)したもの。銅の持つ高熱伝導性、高電気導電性と、セラミック基板による高絶縁性を兼ね備えている。
[画像3: リンク ]

2.独自の高放熱技術で幅広い電流容量を実現


[画像4: リンク ]

3.独自のゲート構造採用によりサイリスタ部のdi/dt耐量、雷サージ耐量向上
雷サージ耐量例
[画像5: リンク ]

【主な用途】
汎用インバータ、サーボコントローラ、電力調整器、無停電電源装置(UPS)、ソフトスターター
などの各種電源装置

[SCA/SCEシリーズ製品ラインナップ]

[画像6: リンク ]

【環境への配慮】
本製品は RoHS※ 指令(2011/65/EU)に準拠しています。
※ Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment.

【今後の展望】
当社が得意とする中容量ダイオード/サイリスタモジュールを中心に、今回開発した高放熱・高耐量技術を順次展開し、電力用半導体モジュールのラインナップを拡充することで、各種電源装置の高信頼性・高効率化、および小型・低コスト化に貢献してまいります。

【三社電機製作所について】
昭和8年に開発した映写用電源以来長きにわたり、「パワー半導体」と「電源機器」メーカーとして経営理念「常に社会の求める製品の創造に努め、よりよい品質によって社会の発展に貢献する」のもと、研究・開発を行い、高性能、高品質な製品の創造に努めております。さらに詳しい情報はウェブサイト( リンク )をご覧ください。

※本プレスリリースに記載されている内容は発表時点の情報です。予告なしに内容が変更となる場合もあります。
あらかじめご了承ください。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]