OKI、電子情報通信学会の論文データベースを活用したAPI利活用コンテストで優秀賞受賞

OKI 2017年04月12日 11時00分
From PR TIMES

「学会論文のキーワード時系列分析」でIoT技術促進への貢献を目指す



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2017年3月24日、名城大学(愛知県名古屋市)で開催された一般社団法人電子情報通信学会(以下、IEICE)総合大会において、論文データベースを活用したAPI(アプリケーションインターフェース)利活用コンテストが行われました。本コンテストは論文などの学術文献の横断検索システムI-Scover(アイスカバー)のAPI(アプリケーションインターフェース)の利活用を募集したもので、OKIの応募作品「SPARQL(注1)を用いた学会論文のキーワード時系列分析」が「優秀賞」を受賞しました。

I-Scoverとは、電子情報通信学会が運営する論文などの文献に関する横断検索システムです。Linked Data技術(注2)を用いた検索システムであり、文献のテーマ、著者、キーワードなどの関連性を用いた検索が可能です。Webインターフェースでの検索が可能な第1期システムは2012年4月からサービスを開始し、2017年3月にAPIを実装した第2期システムが稼動しました。

IEICEにおけるI-Scoverを用いた研究やアプリケーションのコンテストは2013年、2014年に続き3回目で、今回は第2期システムで追加したAPIを用いたコンテストとなり、学術文献のデータ分析の領域でのアイデアやアプリケーションの募集が行われたものです。

OKIが受賞した作品「SPARQLを用いた学会論文のキーワード時系列分析」は、技術キーワードに関連する論文の投稿動向を時系列に分析し、論文の投稿周期や大学論文や企業論文の関係・傾向、萌芽的研究の論文投稿から製品発表までの期間を把握するものです。今回の受賞は、基礎研究からビジネス化までの傾向をデータから分析するOKIの試みが評価されたものです。

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特に分析結果をエクセルにスパークライン(キーワードごとの論文投稿傾向図)を入れたファイル形式のレポートに出力することで、簡単に技術分析が可能となりました。たとえばキーワードが「IoT」の論文数と、論文の総数とで時系列の回帰分析を行い、「どの時期に」「どのキーワードの論文数が増加しているか」を簡単に導出できるだけでなく、将来の予測を立てられるようになっています。

IoT関連分野は、多くの技術要素が関連する複雑な事業です。本研究での成果である、複数のキーワードに関して論文や特許などの状況を時系列にグラフ化することは、技術のレベルや事業化のタイミングの判断に役立つものと考えています。OKIは、このたびの受賞を励みとして、これからも皆様に役立つ技術を開発し、業界への貢献に努めていきます。

用語解説
注1:SPARQL
データを検索、操作するコンピューター言語の一種。SPARQL Protocol and RDF Query Languageの略。

注2:Linked Data技術
Web上でコンピューター処理可能なデータの構造の総称。

リリース関連リンク
受賞作品紹介:I-Scoverひろば
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発表内容
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プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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