カルマパ聖下が内輪の結婚式挙行を発表
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【ニューデリー2017年3月29日PR Newswire=共同通信JBN】
*チベット仏教4大宗派の1つを率いるカルマパ聖下が子ども時代の友人と結婚
900年の歴史があるチベット仏教カルマ・カギュ派の最高指導者、ギャルワ・カルマパ17世聖下のタエ・ドルジェ(Thaye Dorje)は29日、デリーで25日に行われた内輪の式で子ども時代の友人、リンチェン・ヤンゾム(Rinchen Yangzom)と結婚したと発表した。
(Photo: リンク )
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33歳の導師は信徒に対する予想外の声明で、カルマパとしての活動は継続するが、もはや僧ではないため聖職位の授与は行わないと表明した。その責務はジャムグン・コントゥル・リンポチェ4世猊下のカルマ・ミンギュル・ダグパ・センゲに引き継いだ。
「ブッダの活動を執り行う人」を意味するカルマパは、ダライ・ラマのゲルク派を200年以上さかのぼるチベット仏教最古の転生系統の指導者である。
カルマパは「結婚の決心が自分ばかりか系統にも良い影響を与えると心の底から強く思っている。われわれ全員のために美しいもの、有益なものが出来する」と語った。
また「聖職生活の道をたどる者は奨励し尊重しなければならない。17番目の転生で、系統の将来および両親の願望成就のため、私は異なる道を選んだ。同時に、宗派組織と系統の保護・保存に対する私の責任は人生至上のものであり続け、カルマパとしての役割もそうである」と付け加えた。
タエ・ドルジェは結婚した初めてのカルマパではない。カルマパ15世のカキャプ・ドルジェも結婚して息子が3人おり、そのうち2人はカルマ・カギュ派の高位タルカス(再生導師)と認定された。
カルマパと「尊い幸運の集積」を意味するチベット名を持つリンチェン・ヤンゾムは19年以上前から親しくしており、カルマパの言う「特別な心のつながり」を共有している。
リンチェン・ヤンゾム(36)はブータンのティンプー生まれで、9人の兄弟姉妹がいる。インドと欧州で教育を受けている。
2017年1月19日、カルマパはチベットの伝統に則ってプロポーズした。カルマパの父親、ミパム・リンポチェ猊下の願いの下で3月25日、近親者が列席して結婚式が執り行われた。カルマパとリンチェン・ヤンゾムは2017年12月、ブッダが悟りを開いたブダガヤでのカギュモンラムの際に初めて公式にそろって姿を見せる。
カルマパの声明全文はリンク を参照。
Photos : リンク
ソース:Private Office of the 17th Karmapa
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