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青島海洋科学・技術国家実験室が北京のスモッグと気象条件の関係を研究

Qingdao National Laboratory for Marine Science and Technology (QNLM) 2017年03月23日 14時47分
From 共同通信PRワイヤー

青島海洋科学・技術国家実験室が北京のスモッグと気象条件の関係を研究

AsiaNet 67900 (0430)

【青島(中国)2017年3月22日新華社=共同通信JBN】3月20日のオンラインNature Climate Changeにおいて、「気候変動の下でより多くなっている北京の激しいスモッグの一因である気象条件についての研究」(Weather Conditions Conductive to Beijing Severe Haze More Frequent under Climate Change)が公表された。この研究はQingdao National Laboratory for Marine Science and Technology(QNLM、青島海洋科学・技術国家実験室)のチームが行ったもので、第一執筆者である主任科学者のツァイ・ウェンジュ教授、共同執筆者であるQNLM理事のウー・リシン学術委員の2人の中国海洋大学教授に指導されたこのチームはQNLMが気候変動研究の分野の世界的パイオニアであることを示している。

ツァイ教授はジャーナリストに対し、スモッグは交通、産業排出による大気汚染によって直接的に起こると信じられているが、気象条件の影響を排除すべきではないと語っている。同教授は冬に北京のスモッグが起こるときは地表の北風と大気圏中層の北西の風が弱まり、一方で大気圏低層の成層の安定性が強まる。気象条件はスモッグを追い払うのには不利となり、逆に蓄積されてスモッグがさらにひどくなるのを助ける。

この研究は世界的な温暖化を背景に、このような安定した気象条件の頻度と継続期間が前世紀に比べてそれぞれ50%、80%増加することを示している。世界的な温暖化と東アジアにおける冬季の風の弱まりによっておこる大気圏低層の急速な温暖化など一連の環境大気変動と密接に関連しているこの傾向は、北京のひどいスモッグの頻度をさらに高めるだろう。世界的な温暖化は冬季の陸と海の温度差の減少によって東アジアで冬風を弱める。海洋の巨大な熱容量は地上温度の上昇より緩やかに海面温度(SST)を上昇させる。一方、西太平洋と中国沿岸の複雑な循環システムはこの地域のSSTの決定に重要な役割を果たす。

中国で初めてパイロットランが承認された国立実験室であるQNLMは国家的な主要な戦略のニーズに応えて国家的意思を具体化し、協力的なイノベーションを行うことによって世界的な科学、技術のリソースの配分を最適化するカギとなる機関である。最近QNLMは、海洋環境と気候変動の正確な予測をサポートするTransparent Ocean(透明な大洋)を含む大型の科学プロジェクトを実行している。その一方でQNLMは米国大気研究センター(National Center for Atmospheric Research、NCAR)、米国海洋大気庁(National Oceanic and Atmospheric Administration、NOAA)/プリンストン大学地球流体力学研究所(Geophysical Fluid Dynamics Laboratory of Princeton University)、テキサスA&M大学などの機関と協力することによって海洋・気候予測の国際センターの構築を準備している。今後数十年間の海洋環境と気候の超高精細度の予測、評価がQNLMのHigh Performance Computing Centerで実施されることになる。

科学的研究におけるコーディネーションの緊急な必要性が高まっているため、QNLMは包括的な協力イノベーション・プラットフォームとして世界的な気候変動研究に寄与する用意がある。QNLM学術委員会の事務局長であるパン・ケホウ教授によると、QNLMは中国人の福祉にかかわる問題に対する科学的ソリューションを発見するため、継続的に努力する。それに加えてスモッグ管理は世界のすべての国に共通の責任があり、QNLMは他の国、地域の科学研究機関とともにエネルギー節約、排出削減について国際的な協力をリードし、促進して、よりよい環境と環境にやさしい文明の発展に貢献する責任を負うべきである。

ソース:Qingdao National Laboratory for Marine Science and Technology (QNLM)

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