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例年1月から2月にかけて、ノロウイルスやインフルエンザなどの感染症の流行がピークを迎えます。普段のうがいや手洗いに加えて、家の中の衛生状態に注意することも重要です。特に、家族の口に入る物を扱うキッチンは衛生に気をつかうべきところです。
そこで、花王株式会社「生活者研究センター」(※1)は、2016年4月~6月に家の中の衛生状態を菌の量を指標に調査を行い、さらに、大腸菌群と真菌(酵母・カビ)の検査も実施しました。
その結果、多くの家庭で、キッチンはトイレより菌による汚染度が高いことがわかりました。家族の誰もが触れる水道の「蛇口の取っ手」や「手拭きタオル」からは、大腸菌群や酵母、カビなどが多く検出され、中には排水口のフチと大差ない汚染状況の家庭もありました。蛇口の取っ手は意識して掃除されていない場所であり、手拭きタオルも4割の家庭が、毎日洗濯していないことも、実態調査から明らかになりました。
■調査結果のポイント
・キッチンはトイレよりも菌による汚染度が高い。
・キッチンの水道の「蛇口の取っ手」、「手拭きタオル」にも多くの菌が存在。大腸菌群や酵母・カビも検出。
・蛇口の取っ手は、掃除頻度も掃除意識も低い。
・手拭きタオルを毎日洗濯しない家庭は約4割。
・行動観察調査から、生肉を扱った手で蛇口の取っ手に触れたり、その手を水で軽く洗い手拭きタオルで 拭くなど、蛇口の取っ手や手拭きタオルが媒介となって、菌の汚染が広がる可能性が懸念された。
詳しい情報はこちら:
くらしの研究「くらしの現場レポート」 リンク
また、小児感染症専門医である新潟大学医学部小児科教授の齋藤昭彦先生のインタビューも「達人コラム」で紹介しています。手洗いはもちろん、家族を感染のリスクから守る家庭でできる対策をアドバイスいただきました。ノロウイルスやインフルエンザの流行期には必見です。
くらしの研究「達人コラム」 リンク
※1 花王株式会社「生活者研究センター」 リンク
「生活者研究センター」では、花王グループの使命である「よきモノづくりを通じて人々の豊かな生活文化へ貢献すること」の実現をめざし、生活者ひとりひとりの暮らしを見つめた生活者研究を行っています。生活現場での観察と対話を重ねながら、行動に表れない本音、説明できないこだわりなど、行動の裏にひそむ「おもい」まで読み解いて、課題を発掘し、商品やコミュニケーション開発に活かすとともに、生活者研究のウェブサイト、花王「くらしの研究」から、広く社会に発信しています。
花王「くらしの研究」 リンク
プレスリリース提供:PR TIMES リンク
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