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城主はいずこ? 世界遺産二条城一口城主募金

地域政党京都党 2017年01月05日 09時27分
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二条城は江戸幕府の栄光と衰退を見守り続けた、歴史的にも非常に価値の高い文化財であるが、その傷み具合は深刻である。ようやく本格修理が始まっているのだが、その費用はなんと約100億円。京都市は本格修理にかかる費用、約100億円のうち、50億円を府や国の補助金、残りの50億円は一口城主募金などで市民や企業の協力を得て捻出するとしている。

しかし、一口城主募については20年間で50億円を集めるというのが設定目標のため、単純計算で行けば、1年で2億5000万を集めるペースでいなかければ間に合わない。しかし、開始5年目の平成28年度1月末時点では約3億3000万円しか集まっていない。

そう、一口城主募金は暗礁に乗り上げているのである。

他都市でも実施されてきた「一口城主募金」が、なぜ、二条城に関して低調になるのか。その最大の理由は、京都市内に守るべき世界遺産が二条城以外にも存在するということであると考えられる。観光資源に乏しい街からすればうらやましい話かもしれないが、京都市民にとっては「街のシンボル、二条城を守る!」という感覚は薄い。10万円以上寄付いただいている一口城主の割合から見ても、その半数以上は他府県からの寄付である。さらに、二条城内に掲示されている芳名板(10万円以上の寄付協力者)には、京都市副市長や幹部職員、市役所OBの名前が掲載され、芳名板を見る限り、京都市役所関係者での10万円以上の寄付者は約一割近くに達する。このことからも、京都市民の関心の低さがうかがえる。

名古屋城の場合は大手企業の巨額の寄付に支えられている面もあったが、京都の大手企業は二条城の本格修理以外にも京都市が行うイベントに対して多額の寄付をしているため、二条城の修理に対して爆発的に資金が集まらないのである。

だからと言って、このまま放置するわけにはいかない。今後は一口城主募金だけではなく、二条城のMICE活用で得られた使用料や二条城の入城料の一部を修理費に充てるとしているが、寄付が集めきれない場合は市債発行もありうる。


そこだけは何とか避けたいが、起死回生の救世主となる一口城主たちは現れるのだろうか。

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