logo

2016年度上期PCサーバー出荷調査報告

ノークリサーチでは2016年度上期の国内PCサーバーの出荷状況を調査した。

<2016年度上期PCサーバー市場のポイント>
■2016年度上期出荷台数は212,895台、対前年比90.5%で減少。
-台数は前年比90.5%で、212,895台
-金額は前年比93.5%で、1,407億円
■NEC、富士通、HPの上位3社変わらず。NECが25.2%でトップシェア。
■2016年度全体では445,995台と台数の減少傾向が続く見込み。

PRESS RELEASE(報道関係者各位) 2016年12月28日

2016年度上期PCサーバー出荷調査報告

担当: 伊嶋謙二


ノークリサーチ(本社〒120-0034 東京都足立区千住1-4-1 東京芸術センター1705:代表伊嶋謙ニ03-5244-6691 URL:http//www.norkresearch.co.jp)では2016年度上期の国内PCサーバーの出荷状況を調査した。2016年度の予測も併せて調査、報告している。


<2016年度上期PCサーバー市場のポイント>
■2016年度上期出荷台数は212,895台、対前年比90.5%で減少。
-台数は前年比90.5%で、212,895台
-金額は前年比93.5%で、1,407億円
■NEC、富士通、HPの上位3社変わらず。NECが25.2%でトップシェア。
■2016年度全体では445,995台と台数の減少傾向が続く見込み。


◇対象期間 :(2016年度上期実績)2016年4月~2016年9月
(2016年度予測)2016年4月~2017年3月
◇対象メーカー :電子情報技術産業協会(JEITA) 自主統計参加及び未参加メーカー
日本電気、富士通、デル、レノボ(日本IBM)、日本HP、日立製作所、東芝、三菱電機など
◇対象機種 :電子情報技術産業協会(JEITA)定義に準ずる
◇調査方法 :当該メーカーに対する直接取材及び弊社データベースによる分析
◇調査時期 :2016年12月


―2016年度上期出荷台数は212,895台、対前年比90.5%で減少。
2016年度上期では212,895台で、前年比90.5%という実績となった。上期はPCサーバー市場を押し上げる目立った要因が少なかったことと、全体的に大型案件も少なかったことが背景にあって、全体では減少となった。クラウドへの移行や仮想化、集約化の潮流が明確化し、PCサーバーの設置台数の減少が続いている中、ビッグデータ、IoT、AIなどで新たなPCサーバー需要の期待が高まっていが、まだ市場へ具体的な実績には結びついていない。
一方金額ベースでは前年比93.5%で1,407億円となった。金額市場では、仮想化、集約化でHDD、SSDやメモリーを多く搭載したサーバーが増え、平均単価が高まっている傾向は続いているため、台数市場と比較して落ち込みは低かった。
サーバーの形状別では、タワーサーバーは74,650台で前年同期比92.5%、ラックサーバーが129,745台で、対前年比94.6%といずれも減少となった。そして、ブレードサーバーは8,500台、前年同期比で48.8%と大幅減となった。


「2016年度上期シェア概況」
- NEC、富士通、HPの上位3社変わらず。NECが25.2%でトップシェア。-
1位はNEC。2016年度上期は昨年上期の24.4%から25.2%へ0.8ポイントを上げてトップの座を取り戻した。形状別ではタワー型サーバーが昨年の30.4%から36.2%と5.8ポイントと大きく上げて首位となった。ラック型サーバーは22.0%から19.4%と2.6ポイント下げた。ブレード型サーバーは15.7%から17.4%と1.7ポイントのシェアアップとなった。
昨年度に続き流通大手への大型案件があり、サーバー市場全体での同社のシェアアップの要因となった。ただしラック、ブレードは減少しており上期の出荷台数は全体で前年度比93.5%のマイナスとなった。
2位は富士通。昨年の24.8%から24.5%へと若干のシェアダウンとなり、トップをNECに明け渡す結果となった。形状別では、昨年31.7%でトップシェアであったタワーが33.3%とシェアアップしたが、NECを下回った。ラックは、22.6%から20.4%と2.2ポイントのシェアダウンとなった。ブレードは、9.6%から9.9%と0.3ポイントのシェアアップだ。
同社は、NEC同様に直販からチャネル販売までフルカバーで対応しているのが強みだが、今上期は各チャネルでの実績が鈍く、結果として2016年度上期では台数は89.5%のダウンとなった。
3位はHP。シェアは18.0%で昨年の19.8%から1.8ポイント落としている。ラックは、22.2%と昨年の22.7%から0.5ポイントダウンしたが、トップシェアは維持している。ブレードは26.0%と昨年の25.5%から0.5ポイントのアップで、ラック同様にトップ。タワーのシェアは9.6%で3位に留まっている。2016年度上期の出荷台数は、得意の通信ネットワーク系企業での実績が低迷したことが影響して対前年比が81.9%と大きな減少となっている。
4位はデルで、11.1%のシェアで昨年の10.5%から0.6ポイントのアップとなった。形状別では、ラックが13.7%と昨年の12.3%から1.4ポイントのアップとなった。一方、タワーのシェアは7.4%と昨年の9.1%から1.7ポイントのダウン、ブレードのシェアは3.5%だ。
販売戦略として、間接販売に大きく舵取りをしたことで、ディストリビューター経由での展開が実績を上げつつある。
5位は日立製作所。シェアは6.5%で昨年の6.3%からわずか0.2ポイントではあるがシェアアップした。強みである、大企業、官公庁、金融などで案件数は比較的堅調であった。2016年度上期の台数は対前年比で93.2%となった。
6位はレノボ。シェアは、4.5%と昨年の5.0%から0.5ポイントのシェアダウンとなった。形状別シェアでは、タワーが2.9%と昨年度の3.8%から0.9ポイントダウン、ラックが5.5%と昨年度の5.7%からダウン、ブレードは4.4%と昨年度の5.1%からのダウンとなった。ディストリビューター経由での競争が激しくなったことで苦戦しているが、ハイパーコンバージドインフラ系の実績が出始めている。


「2016年度見通し」
―2016年度は445,995台と台数の減少傾向が続く。
2016年度は445,995台と昨年度に引き続き減少傾向は続くものと予測される。PCサーバー市場は仮想化、集約化の動きは続いており、そのための台数減少は続いている。ここまで、仮想化、集約化により大きく設置台数を減らしてきたが、仮想化も一巡感が指摘されており、徐々に設置台数の減少はゆるやかになっている。ただ設置台数が減少すること自体に変わりはない。
クラウドへの移行は進んでおり、サーバーの台数への影響も指摘されているが、従来のオンプレのシステムを維持しながら、クラウドも採用する等でハイブリッドな活用が増えているため、一定規模のオンプレミス需要は引き続き安定的に存続していることから、サーバーの台数がクラウド化で極端に減少するということにはなっていない。
また、為替や株式市場などの外的な要因も不透明感は続いているが、ビックデータ、IoT、AI、Fintechなどの新たな潮流などによりサーバーの投資機運が高まりつつあることが期待される。
しかし2016年度下期は上期よりは減少幅は緩やかにはなるものの、2016年度全体では445,995台と減少することが予想される。
「PCサーバー市場の2016年度全体の見通しのポイントは次の4点。」
1.ITサービス業、データセンターなどのサーバーの需要は年間を通じて堅調維持
2.仮想化、集約化によるインフラ整備、増強のための需要は依然として増加傾向
3.既存の企業のオンプレミスによるPCサーバー需要も安定的に存続する
4.ビッグデータ、IoT、AI、Fintechなどで新たなサーバー需要の拡大機運高まる


当調査データに関するお問い合わせ
株式会社 ノークリサーチ
担当:伊嶋謙二
東京都足立区千住1-4-1東京芸術センター1705
TEL 03-5244-6691 FAX 03-5244-6692
inform@norkresearch.co.jp
www.norkresearch.co.jp

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。