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ITM Power plc:100MW電解槽プラント設計をHANNOVER MESSE 2017で発表

ITM Power 2016年12月13日 17時41分
From 共同通信PRワイヤー

ITM Power plc:100MW電解槽プラント設計をHANNOVER MESSE 2017で発表

AsiaNet 66861(1622)

【ロンドン2016年12月12日PR Newswire=共同通信JBN】エネルギー貯蔵・クリーン燃料企業ITM Power(AIM: ITM)はHANNOVER MESSE 2017(ハノーバーメッセ2017)で、一連の最大100MWの大規模電解槽構造を展示する。これは、公益事業および石油・ガス業界による大規模な産業施設の需要に応えたものである。

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ITM Powerは昨年、多数のMW規模プラントを売却しており、現在は、バスおよび重量物運搬車両の給油ステーション向けの1MWから10MW規模のほか、10MWから100MW規模のPower-to-Gas(電力からガス)、精油、製鋼の急増する産業アプリケーションに対する大規模プラントの要請に応えつつある。

ITM Powerの電解槽システムのモジュラー設計は、容易なスケールアップを可能にする。統合モジュラーの使用によって、顧客向け製品は同社が現在保有するコアPEMスタック技術に基づいて幅広く提供することが可能となる。このアプローチは製造の標準化を維持し、スケールアップの際の開発および設計時間を最小限に抑える。小型サイズ、迅速な対応時間、運用の高効率、高圧という優位性は維持される。このアプローチは現在の電解槽市場の要件に応えるとともに、多様なMW規模の急成長市場へのアクセス手段を提供する。

展示される設計には最新の2.2MWユニットがあり、これはこの新規市場の需要のために開発された10、30、60、100MW設計の中核になっている。

▽精製所水素
精製所は現在、分留製品の品質を向上させるために水素を利用し、水素の大半は水蒸気改質で生産されている。欧州の精製所セクター全体の約17%のCO2排出は水素生産が起因している。水蒸気改質による天然ガスからの排出は、生産される水素1トン当たり約10トンのCO2となり、これは精製所のCO2直接排出の約50%にあたる。欧州連合燃料品質指令(EU Fuel Quality Directive)は、欧州の燃料は2020年までに二酸化炭素排出を6%削減しなければならないと規定している。さらに、欧州連合域内排出量取引制度(EU Emissions Trading System)の上限値は、毎年1.74%(2010年排出枠に基づく)削減される。英国石油産業協会(UKPIA)は、CO2換算(CO2e)で1トン当たり10.50ポンドの許容コストを採用すると、英国の精製所にとっての追加の総費用は年間最大7500万ポンドになると試算した。環境に優しい水素を使ってCO2直接排出を50%削減すれば、これは英国の精製所にとって年間3700万ポンドを節約することになり、小規模排出者(年間25ktCO2e以下)は完全に免除される可能性がある。精製所は生産量を維持しながらも厳格な規制に準拠し、罰金を回避することが可能になる二酸化炭素排出を削減するコスト効率に優れたソリューションが必要である。

▽化学産業
化学産業は従来、水素の原料として天然ガスの改質を利用してきた。しかし、改質機は起動時間に3時間以上を要し、計画的および計画外のメンテナンスのための無用な操業休止時間が生じることになる。迅速な起動時間を備えるPEM電解槽は水素供給の生産休止時間と安全確保を必要としない即時のバックアップ・ソリューションを提供することができる。

▽Power-to-Gasエネルギー貯蔵
EC(欧州委員会)から最近提案された冬季一括指令には、電力を水素のような他のエネルギー担体への転換によるエネルギー貯蔵も含まれている。CEN/CENELEC(欧州標準化委員会・電気標準化委員会)が現在取り組んでいるのは、水素/メタン混合を調査し、欧州の天然ガス・グリッドにおける水素の許容濃度レベルを確定することである。これらが進展することによって、水素をガス・グリッドに混合するPower-to-Gasプラントの欧州全域への展開を可能にし、電力グリッドへのつり合いのとれたサービスが提供できる。

▽製鋼
鉄鉱石は鉄鋼製造に使用される前に化学的還元を必要とする。これは現在、石炭ないしはコークスの形で炭素を使用して達成できる。酸化されると、これは生産される溶鋼1トン当たり2.2トンのCO2を排出する。これは人間が介在する世界のCO2排出の5%に相当する。炭素を水素で代替すると、CO2排出を大幅に削減できる可能性がある。水素は極めて優れた還元剤であり、副産物として水しか生み出さないからである。さらに、電解酸素を溶鉱炉(電気アーク炉を含む)に混合し、不純物を取り除き、窒素化合物排出を削減し、燃料消費を削減し、火炎安定と熱移動率を向上させる。

▽将来のイベント
4月のHANNOVER MESSEに加え、ITM Powerは大規模プラント設計も展示する以下のイベントに参加する。それらはEnergy Storage Connected Systems(ロンドン)、Energy Storage(パリ)、International Hydrogen and Fuel Cell Conference(バーミンガム)、International Renewable Energy Storage Conference(ドイツ)、Utility Live(バーミンガム)、All-Energy(グラスゴー)、Energy Storage Canada(トロント)、HFC2017(バンクーバー)、Next Generation Energy Storage(米カリフォルニア州)、Energy Storage Association Annual Conference(米ノースカロライナ州)、NYBEST Capture the Energy Conference(米ニューヨーク州)、Bloomberg Future of Energy Summit(米ニューヨーク州)である。

ITM Power最高経営責任者(CEO)のグレアム・クーリー博士は「これらの新しいプラント設計は、大規模化を求めて急増する問い合わせに応えてHannover Messe 2017で発表される。これらの製品によってITM Powerだけが、新しい産業アプリケーションの要求に対してソリューションを提供できることになる」と語った。

▽ITM Power plcについて
ITM Powerは、グリッドバランシングとエネルギー貯蔵サービスおよび輸送用クリーン燃料、再生可能な熱源と化学品の生産の必要条件を満たす迅速対応、高圧の統合水素エネルギー・ソリューションを製造している。ITM Power plcは2004年に、ロンドン証券取引所の新興企業向けAIM市場に上場されている。同社は2015年3月、JCBから490万ポンドの戦略的融資を受けている。同社は 2015年9月には、シェルとの間で給油場立地契約(forecourt siting agreement)を結んでいる。グループは現在、為替レートの変動を受ける契約済みの1903万ポンドのプロジェクト、さらに交渉が最終段階にある220万ポンド、総額2123万ポンドの契約を持っている。

▽Power-to-Gasエネルギー貯蔵
Power-to-Gasは、反応速度が速い電気分解によって余剰の再生可能エネルギーを水素ガスに転換し、水素をガス供給網に混合するプロセスである。反応速度が速い電気分解は、再生可能電力を吸収し、それを水素に変換する効率的手段を提供する。水素は長期間貯蔵され、その後、熱源、モビリティー、発電のための燃料として使用できる。

電力グリッドの再生可能エネルギーの比率が高まるにつれ、時間的に変化する需要に伴うこの予定外の断続的供給に対処する能力はますます解決が難しい問題となっている。事実、再生可能エネルギーの導入は需要に対応し、その20%を上回っているが、多くの国ですでに経験しているようにグリッドのバランシング問題は極めて深刻であり、風力発電の削減(風車のスイッチが切られている)につながっている。このことが長期にわたる大規模なエネルギー貯蔵ソリューションの必要性に拍車を掛けている。リンク

詳細はウェブサイトリンク を参照。

ソース:ITM Power

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