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世界的研究網が、がんと糖尿病などの疾患の秘密解明のカギとなる、遺伝学・環境要因間の失われた環を追求

International Phenome Centre Network 2016年11月30日 18時20分
From 共同通信PRワイヤー

世界的研究網が、がんと糖尿病などの疾患の秘密解明のカギとなる、遺伝学・環境要因間の失われた環を追求

AsiaNet 66714(1554)

【ドーハ(カタール)2016年11月30日 PR Newswire=共同通信JBN】
*世界中の有力な研究センターを結ぶInternational Phenome Centre Network(IPCN)は、ヒト遺伝子と環境との間のダイナミックな相互作用であるフェノミクスを通じてヘルスケアの変革に努める

*フェノミクスは、自閉症、がん、メンタルヘルス問題、脳卒中、肥満、代謝性疾患、2型糖尿病など世界的に重要な疾患の理解促進を可能にすることにより精密医療を進歩させることができる

*インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)でMRC-NIHR National Phenome Centreによって開始されたIPCNには、オーストラリア、カナダ、中国、日本、シンガポール、台湾、米国、および英国で地域的・複数機関的ハブを備えた10以上の国際的パートナーが含まれている

自閉症、がん、糖尿病、認知症などの今日の世界的な健康問題の中で最も緊急に取り組むべき課題に取り組むため、世界中の有力な研究センターを結ぶ新しいグローバルネットワークが11月30日発足した。International Phenome Centre Network(IPCN)(リンク )はフェノミクス分野のグローバルな研究能力を大幅に高めよう。生物学的液体ないし組織試料の総合的分析を通じて、フェノミクスはわれわれのライフスタイルやわれわれがさらされている環境がどのようにヒト遺伝子と相互作用するのかを観察する。また、病気を発症する人々とそうでない人々がいるのかを説明するのに役立つ。IPCNはカタールのドーハで開催されたWorld Innovation Summit for Health(世界保健革新サミット、WISH)での特別プレゼンテーションで発足した。

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人間の遺伝子は病気の発症を説明するには不十分であること、また、疾患の予防、検出、治療がヒト遺伝子、環境、微生物、食生活、ライフスタイル間のダイナミックな相互作用や多様な個人や住民における遺伝子の発現に対する理解により改善が可能なことは広く認識されている。IPCNの任務は世界の異なる住民の寿命を通し、遺伝子・環境間の相互作用の変化が疾患にどのように影響するかに対する理解を深めることである。世界の多様な住民を代表する堅牢で調和の取れたデータを使い、このリサーチは世界的な公衆衛生政策と新しい治療法の開発を伝える。

MRC-NIHR National Phenome Centre(NPC)のディレクターでインペリアル・カレッジ・ロンドンの手術・がん部部門の責任者であるジェレミー・ニコルソン教授は「世界は、慢性疾患のリスクを劇的に高め、現代に見られる最も大きな公衆衛生面での難題をもたらしている環境的またライフスタイルの要因の前例のない合流に直面している。International Phenome Centre Networkは、疾患リスクを実証する遺伝子・環境間の相互作用の理解、主要疾患の比較生物学、および満たされていない医療と医療ニーズに取り組むことに焦点を当てた分析科学の国際的に調和したセンターをつくり出しつつある」と語った。

インペリアル・カレッジ・ロンドンでNPCによって開始されたIPCNには、オーストラリア、カナダ、中国、日本、シンガポール、台湾、米国、および英国で地域的・複数機関的ハブを備えた10以上の国際的パートナーが含まれている。

2012年以来、NPCはフェノミクスでの最良のラボとリサーチ手法を確立した。そして新しいIPCNはこの知識を世界的に共有する。リサーチが同じ、調和のとれた方法で行われるなら、データセットを結合して結果を比較するのが一層容易になる。これは他の手法でよりもより大規模で複雑な研究が可能となり、複雑度の低い研究の場合には個々のセンターが単独で行うよりも迅速にできる、ということを意味している。

英国主席医務官であるデイム・サリー・デービス教授は「フェノミック・リサーチは現実に、疾患や病状の全体に対するわれわれの理解を促進させ得る、次の医療の最前線の1つだ。自閉症、がん、精神衛生、脳卒中、肥満、代謝障害および2型糖尿病などすべての治療法はこの分野のリサーチにより革命的に変革される可能性がある。また、今日われわれが直面する最大の世界の公衆衛生上の難問に国境を越えて取り組むことも本当に素晴らしい」と語った。

Lee Kong Chian School of Medicine, Nanyang Technological University(南洋理工大学医学部)学部長のジェームズ・ベスト教授は「シンガポールでわれわれはInternational Phenome Centre Networkの発足を歓迎する。このパートナーシップを通じて、南洋理工大学のSingapore Phenome Centreは国際的に協力する機会を強化することになる。調和のとれた手法により得られたデータをプールしアイデアを共有することにより、われわれは糖尿病などの代謝障害の根底にある生化学的異常に対する理解を一層深めることになる」と述べた。

インペリアル・カレッジ・ロンドンのInstitute of Global Health Innovation(グローバル・ヘルス・イノベーション研究所)のディレクター兼教授であるアラ・ダルジ・デンハム卿は「このWISHプログラムはグローバル・ヘルスのニーズにおける変化や緊急の医療・ヘルスケア問題の理解と位置付けに専念している。IPCNは肥満、糖尿病、がん、自閉症などのヘルスケア上の課題の多くに対処し、世界的規模で疾患の比較生物学研究のための技術的枠組みを創設する方針だ」と語った。

IPCNの創設者はインペリアル・カレッジ・ロンドンで、企業パートナーとしてWaters Corporation およびBruker Corporationと協力している。この2社は、高度で正確で効率的な代謝表現型検査を可能にする質量分析技術と核磁気共鳴(NMR)分光技術を開発した。代謝表現型検査は、人の健康状態や生理機能に関する情報を提供する体液や組織試料中に存在する代謝産物を識別することも含んでいる。つまりこれは疾患および代謝病理に関する情報を提供するものだ。

ソース:International Phenome Centre Network

▽問い合わせ先
Richard Buchanan(rbuchanan@golin.com 、+44 7944 248 216)または
Hannah Pavis(hpavis@golin.com 、+1 202 585 2612)

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