アナログ・デバイセズ、米Innovasic社の買収を発表

アナログ・デバイセズ株式会社 2016年11月02日 10時38分
From Digital PR Platform


このプレスリリースは、2016年10月27日(現地時間)に米国で発表されたプレスリリースの抄訳です。原文は、以下のURLでご覧になれます。
将来見通しに関する注記等含む全文は原文を御参照下さい。
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アナログ・デバイセズ社(NASDAQ:ADI)は本日、Deterministic Ethernetの半導体/ソフトウェア・ソリューションのリーディング企業である米Innovasic Inc.の買収を発表しました。この買収により、産業用オートメーションやインダストリアルIoT(Internet of Things)を実現するADIのスマート・オートメーション・ソリューション製品群に、マルチプロトコル・インダストリアル・イーサネット・ソリューションと主要な技術が加わります。

産業用オートメーション市場はすでにシリアル・フィールドバスからイーサネット接続へと移行しつつあり、さらにユビキタスなインダストリアルIoTへの移行が進んでいることから、センシティブな産業用オートメーション・アプリケーションには信頼性の高いリアルタイムのイーサネット接続が必要になっています。Innovasic社の買収によってADIのお客様は、今日のインダストリアル・イーサネット・アプリケーション向けの革新的なソリューションをすぐに利用できるようになるとともに、インダストリアルIoTのような将来のニーズに向けて、業界最高水準のロードマップを策定できるようになります。Innovasic社のソリューションは、ソフトウェア・コンフィギュラブルなIO、フィールド計測、効率的なサーボ・ドライブなど、ADIの既存の高性能産業用オートメーション・ソリューションを補完します。

ADIのオートメーション事業部担当ゼネラル・マネージャーであるケビン・カーリン(Kevin Carlin)は、次のように述べています。「自動車製造現場のように、ノイズの多い過酷な場所でロボットが連携動作する環境において、お客様は堅牢で同期的なネットワーク技術を必要としています。さらに、インダストリアルIoTの導入が進むとともにイーサネットを幅広く活用することで、効率性を向上させコストを削減しようと試みています。IEEEは、イーサネットがこうした新たなアプリケーションに対応できるよう、新たな規格が必要であることを認識しており、TSN(Time Sensitive Networks)規格を開発しています。Innovasic社の技術は、現在のインダストリアル・イーサネットだけではなく、この新しいIEEE TSN規格の初期要件の一部にも対応していることが実証されています。ADIは今回の買収により、センサーから始まり、インダストリアルIoTが実現するネットワークでつながった未来へと続く道筋を、お客様に示すことができます」

Innovasic社のチームは、ADIの産業用オートメーション事業部に加わる主要技術グループとなり、Deterministic Ethernetソリューションを開発するとともに、引き続き産業分野のお客様に向けて長寿命の製品ラインナップを提供します。チームの責任者は、Innovasic社の共同創立者兼COOであるジョードン・ウッズ(Jordon Woods)が務め、引き続きニューメキシコ州アルバカーキを拠点とします。

ウッズは次のように述べています。「ADIとその『スマート・オートメーション』ソリューションの一翼を担うことを大変楽しみにしています。Innovasic社とADIはいずれも、最も厳しい技術課題の解決策を追求しつつ、産業機器市場の特有の要件に応えるべく長い製品寿命を維持しようと取り組んできました。両社が協力することで、世界で最も厳しい産業用オートメーション環境に対応し、お客様の通信ニーズを効果的かつ効率的に満たせるようになります」

【関連資料】
・Innovasic社のDeterministic Ethernetソリューションの詳細についてはこちらをご覧ください。
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・ADIのオートメーション・ソリューションの詳細についてはこちらをご覧ください。
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・ADIのモーター制御ソリューションの詳細についてはこちらをご覧ください。
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