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インスリン抵抗性のマウスモデルにおけるウロコルチン2遺伝子導入の前臨床試験結果がJournal of Clinical Investigation Insight (JCI) に掲載

Renova Therapeutics 2016年09月26日 16時00分
From JCN Newswire


TOKYO, Sept 26, 2016 - ( JCN Newswire ) - 【米国カリフォルニア州サンディエゴ、2016年9月22日】心血管系疾患や代謝系疾患の遺伝子治療とペプチド注入療法を開発するバイオテクノロジー会社、Renova(TM) Therapeutics社は、インスリン抵抗性を伴う2型糖尿病の治療におけるウロコルチン2遺伝子導入前臨床試験の研究結果が、JCI Insightに掲載されたと発表しました。このデータは、ウロコルチン2をコードするウイルスベクターの単回静注によって遺伝子を導入し、インスリン感受性とグルコース代謝を改善するグルコースのホメオスタシス異常を持続的に解消することが可能であること、また、マウスを用いた2つのインスリン抵抗性モデルで肝臓の脂肪浸潤低下を示し、2型糖尿病の長期治療の可能性を示唆したものです。

これらの前臨床試験は、サンディエゴのカリフォルニア大学医学部教授であり、Veterans Affairs San Diego Healthcare Systemの循環器専門医でもあるDr. H. Kirk Hammondらが実施したものです。Dr. Hammondは、Renova Therapeutics社の共同設立者の一人で、同社のコンサルタントでもあります。

これらの前臨床試験において、ウロコルチン2遺伝子は、アデノ随伴ウイルス (AAV)を介して主として肝臓に静脈内投与されました。これにより血中グルコース濃度は数週間で正常化し、3か月の試験期間中、正常濃度を維持しました。これは、パラクリン活性を介して心代謝に好ましい作用を示すペプチド遺伝子を利用する独自の治療法です。

ウロコルチン2遺伝子導入は、既存の糖尿病治療法に対して、インスリン抵抗性の改善や、毎日のインスリン頻回注射が不要、また、体重と肝臓の脂肪浸潤低下が可能という点においてより有効であることから、2型糖尿病治療に対する有望な治療法であり、かつ、非アルコール性脂肪肝疾患(非アルコール性脂肪性肝炎(NASH))等、心血管系疾患や代謝性疾患に対する治療法の前進をも示唆します。

世界の糖尿病患者の95%がインスリン抵抗性を伴う2型糖尿病であり、冠動脈疾患、末梢血管疾患とそれによる切断、脳卒中、心不全、腎不全、失明、末梢神経疾患等の原因となっています。このように糖尿病は、罹患率が最も高く、多くの臓器を侵す疾患であり、2型糖尿病に対してより有効な治療法を見つけ開発していくことは必要不可欠です。

現在、世界の糖尿病患者数は4億2千2百万人と推定されており、1980年の1億8百万人[1]と比較して4倍近く増加しています。また、2012年の糖尿病関連死亡数は150万人で、糖尿病関連コストは世界全体で8,270億ドルにのぼります。米国糖尿病協会によると、米国の糖尿病患者の一人当たり医療費は、年間13,700ドルに達しています。

Renova Therapeutics社CEOで共同設立者のJack W. Reich, Ph.D.は次のように述べています。「ウロコルチン2遺伝子導入に関するこのような前臨床試験の結果は、大変有望なものです。私たちは、世界で最も罹患者の多い慢性疾患のひとつであるこの病気に対する新しい治療法の開発を一日も早く前進させたいと考えています。」

Renova Therapeutics社は、十分にコントロールされ安全性に配慮したウロコルチン2遺伝子導入の臨床治験を2型糖尿病患者さんを対象として実施すべく、米国FDA(米国食品医薬品局)にIND(臨床試験用の新医薬品開始届け)を提出する予定です。ウロコルチン2遺伝子導入(RT-200)は、糖尿病を対象とした治験遺伝子治療として開発されます。

Renova Therapeutics社について

Renova Therapeutics社は、慢性疾患患者の健康改善を目指し、究めて信頼性の高い、単回投与による遺伝子療法とペプチド注入療法の開発を進める会社です。当社が目指している最初の適応症は、世界で最も罹患率が高く、深刻な慢性疾患であるうっ血性心不全(CHF)と2型糖尿病です。当社の主力製品はR-100は、日常の外来診療において心臓に直接送達される治療用遺伝子を発現するベクターです。これはCHFに苦しむ何百万人という患者の心機能を改善する可能性が期待されています。当社の開発パイプラインにはこの他、2型糖尿病患者のための画期的な遺伝子治療剤が前臨床段階にあるほか、急性非代償性心不全治療のための注入用ペプチドがあります。Renova Therapeutics社は2009年設立以来バイオ医薬品と遺伝子治療分野において経験豊富な経営陣により事業を推進しています。当社についての詳細は、 www.renovatherapeutics.com をご覧ください。

【参考資料】
[1] Worldwide trends in diabetes since 1980: a pooled analysis of 751 population-based studies with 4.4 million participants. The Lancet, Volume 387, Issue 10027, 1513 - 1530.

この資料は、2016年9月22日にRenova Therapeutics社が発表した英語版プレスリリースの日本語翻訳で、参考資料として提供するものです。正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先します。原文は、 www.renovatherapeutics.com をご参照ください。

【メディア問い合わせ先】
Renova Therapeutics社広報代理 エデルマン・ジャパン株式会社 山田、正木
TEL: 03-4360-9000/Email: RenovaTherapeuticsJapanPR@edelman.com

Renova Therapeutics社
Senka Hadzimuratovic, Executive Director of Communications & Operations
TEL: 858-754-6216/Email: senka@renovatherapeutics.com

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