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一般社団法人 情報システム学会 社会への提言 「情報システムプロデューサ育成が我が国の急務!」

広報委員会 提言検討チーム

人間中心の情報システムを志向し,ビジネス・研究領域の融合や情報システム人材の育成を目的とした一般社団法人 情報システム学会(会長:伊藤 重隆 元みずほ情報総研)における提言検討チームは、このほど「第2回 情報システムプロデューサ育成が我が国の急務」を発表いたしました。

今回の提言は、2015年7月に発表した「企業・官公庁の情報システム有効活用に必要な人材とは」第2弾で、前回を踏まえて,「情報システムプロデューサ」に要求される役割と資質について,より詳細に検討すると共に,育成方法について提言しています。
詳細は、情報システム学会「社会への提言」(リンク)で公表しています。
概要は次の通り。

1. 我が国の企業・官公庁の情報システムが抱える課題
「わが国では情報システムを“道具”としてとらえ情報システムがイノベーション・ビジネス変革へ直結するとの認識が低い。このため情報システム構築のプロジェクトマネジメントは,システムインテグレータに委任することが多い。しかし利用組織が主体となってこそ,成功に結びつくものである。」として、日本の企業・官公庁の情報システムが抱える課題を提示。

2. 企業・官公庁の情報システム構築のあるべき姿
「“業務のあるべき姿全体を,人間活動を含む情報システムと捉え,業務のあるべき姿と同時並行的に情報技術の活用をデザインする”という,業務と情報システムを整合させ,同期化させた取組みが必要」とし、その役割を果たすのが今回提言の情報システムプロデユーサであると明示。

3. 求められる新たな情報システム人材の姿
情報システムプロデューサに基本的に求められるものは、「利用組織に所属し事業戦略・行政施策に適合する,人間活動を含めた情報システムを企画し,デザインする能力。“何をなすか”の目標について,情報システムの活用を絡めて立案する能力である。」。さらに「業務改革,組織の再編などに関わる組織間調整能力とプロジェクトマネジメント力」。

4. 情報システムプロデューサのミッション
情報システムプロデューサのミッションについて言及し、事業戦略・行政施策の実現、組織の情報リテラシー向上、最終的なミッションは「人と社会に対するコンプライアンスの遵守」。

5. 情報システムプロデューサに求められる知識とスキル
求められる知識とスキルについて、三つの分野を提示。
・第1の分野は,事業に関わる業務知識、業務改革方法論の知識と改革推進スキル
・第2の分野は,情報技術に関する上級スキル
・第3の分野は,その他の関連知識とコンプライアンスを実現する倫理観、組織活用スキル

6. 情報システムプロデューサに求められる資質
第1は「関連する組織全体を巻き込んでいくためのリーダーシップ」、次に「コミュニケーションの能力」、「業務改革を推進し,現状を変えようとする改革力」、さらに「事業にとって何を目標とすべきかをユーザと経営の視点から見るためには,起業家マインドと経営マインドを備えることが望ましい。」

7. 情報システムプロデューサを育成していくために
情報システムプロデューサを社内で育成していく方法と課題について触れながら、「教育の場を設けること」の配慮、「他社の事例から学ぶ情報交換の場」の設置、「情報システムを企画し,運営するために必要な倫理観、デザイン思考の学習」などを提言。

■情報システム学会(Information Systems Society of Japan)について
設立は2005年。2010年7月1日より一般社団法人として活動を開始。
日本学術会議が認定した「協力学術研究団体」。
事務局所在地:〒102-0073 東京都千代田区九段北1-10-9 九段VIGAS  5階
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