きほんの トラブルシューティング > 第2回 ネットワークトラブルで使う超基本的なコマンドをおさらい

CTC教育サービスはコラム「きほんの トラブルシューティング > 第2回 ネットワークトラブルで使う超基本的なコマンドをおさらい 」を公開しました。

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はじめに
みなさん、こんにちは。前回より始まりました「きほんのトラブルシューティング」。前回は、サイトにアクセスできない時のトラブルシューティングとして、パブリックDNSを設定してみることを紹介しました。でも、ネットワークトラブルは、一見しただけでは問題となっている箇所を把握しづらく、原因を特定することが難しいものです。今回は、ネットワークトラブルが発生した時に最初に使うであろう、「超基本的なコマンド」をおさらいしましょう。みなさんお馴染みかと思いますが、ping と traceroute です。

ping
ネットワークのトラブルに遭遇したとき、最初に使うだろうコマンドです。相手先に到達できるか?相手先が生きているか?を簡単にテストできます。ちなみに、「ピング」や「ピン」と呼ばれていますが、筆者の周りでは「ピング」と呼んでいる人が多いようです。

pingは、TCP/IPにおける最も基本的なコマンドで、ICMP(Internet Control Message Protocol)のサブコマンドであるechoコマンドを使って、相手先に文字列を送信し、その戻りを判断することによって状況を確認するといった、単純なパケットテストプログラムです。なお、ICMPは、TCP/IPにおける補助的なプロトコルですが、TCPでもUDPでもありません。TCPやUDPと同じトランスポート層(レイヤ4)に位置するプロトコルですが、実際にユーザーが使う場面は、この ping コマンドくらいです。

ping コマンドは以下のように発行します。

`$ ping (相手先ホスト名 or IPアドレス) `

相手先に到達した場合には、以下のように結果が表示されます。

> 64 bytes from xx.xx.xx.xx

一方、以下のように結果が表示された場合は、ホスト名の名前解決に失敗しています。これは相手先というよりも、ホスト名の指定が間違っていることが多いので、確認してからもう一度、発行してみましょう。

> cannot resolve www.hoge.huga: Unknown host

また、相手先に到達しなかった場合には、以下のように表示されます。

> Request timeout for icmp_seq

この場合は、相手先までのネットワーク経路上のポイントまで ping すると問題箇所の絞り込みができます。つまり、少なくとも、localhost(127.0.0.1)とデフォルトゲートウェイに ping すると、どこまで到達しているかを把握することができます。

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