JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)は、経済産業省の委託を受け、平成25年度から3年間にわたり、我が国周辺海域に賦存するレアアース堆積物の資源量の評価、技術分野の基礎試験や生産システムの概念検討などを実施しました。3年間の取組成果について経済産業省とともに評価を行い、このたび、資源ポテンシャル評価報告書を取りまとめ、経済産業省のホームページに公表されましたので、お知らせいたします。
背景
近年、新たに資源としての可能性を指摘されているレアアースを含む海底堆積物は、水深5,000~6,000mの大洋底の一部において、総レアアースを数千ppm以上含む堆積物であり、我が国の南鳥島周辺のEEZ内の海底でもその存在が確認されています。
こうした背景の下、平成25年4月26日に閣議決定された海洋基本計画においては、「レアアースを含む海底堆積物については、将来のレアアース資源としてのポテンシャルを検討するための基礎的な科学調査・研究を行う」ことが示されました。
これを受け、経済産業省は、平成25年12月24日に策定された「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」において、「将来のレアアース資源としてのポテンシャルを検討するため、当面、3年間程度で海底に賦存するレアアース堆積物の賦存状況調査を行い、有望な濃集海域を特定して、その概略資源量の把握に努めるとともに、高粘度特性等を有するレアアース堆積物の採泥技術、大水深下からの揚泥技術について、将来の開発・生産を念頭に、広範な技術分野の調査・研究を行う。」こととし、JOGMECが事業主体となり、事業を推進してきました。
レアアース堆積物の資源ポテンシャル評価報告書ポイント
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レアアース堆積物の資源ポテンシャル評価報告書
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参考「海洋基本計画」「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」
「海洋基本計画」(平成25年4月26日閣議決定)は、海洋基本法(平成19年法律第33号)に基づき策定された政府の海洋に関する施策の基本的な計画。「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」(平成25年12月24日経済産業省策定)は、海洋基本計画に基づき、メタンハイドレート、海底熱水鉱床、レアアース堆積物等の開発に向けた探査・技術開発に係る道筋(ロードマップ)等を示したもの。
(詳細:海洋基本計画
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海洋エネルギー・鉱物資源開発計画
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プレスリリース提供:PR TIMES リンク
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