南スーダンのコーヒー農民サポートでUSAIDがネスプレッソ、TechnoServeと提携

ネスプレッソ 2016年04月08日 10時09分
From 共同通信PRワイヤー

南スーダンのコーヒー農民サポートでUSAIDがネスプレッソ、TechnoServeと提携

AsiaNet 64002 (0429)

【ニューヨーク2016年4月7日PR Newswire=共同通信JBN】
*318万ドルの投資でこの国のコーヒー市場の発展を加速

ネスプレッソと非営利の開発機関であるTechnoServeは、新生の南スーダンでコーヒー産業を再建し、コーヒー農民の生活を改善する努力を強化するため、米国際開発局(USAID)と新たな提携関係を結んだと発表した。USAIDはすでに南スーダンのコーヒー産業の再生、輸出市場の多角化、小規模コーヒー農民の収入増加を助けている同プロジェクトに今後3年間で318万ドルを投資する。

(Photo: リンク

2011年以来、ネスプレッソとTechnoServeは販売、輸出を可能にする商業チャンネルを開発しながら、南スーダンの高品質のコーヒー生産を再生させるため、地元農民と直接協力してきた。ネスプレッソはすでに約250万ドルを同プロジェクトに投資している。この国のコーヒー産業は多年の内戦でほぼ壊滅し、現在は輸出の99%を石油が占めている。

これまでに700人以上の農民が、コーヒーの最高品質を維持しながら、持続可能性、生産性を改善するための支援、訓練、技術的援助を提供する「ネスプレッソAAAサステイナブルクオリティ」(持続可能品質)(TM)プログラム(リンク )に組み入れられた。南スーダンの最初のウェットミル(コーヒーチェリーをコーヒー豆に加工する装置)が設置され、初の輸出コーヒーが昨年、フランスでネスプレッソ限定版として販売された。

ネスレネスプレッソ(Nestle Nespresso)のジャンマルク・デュボアザン最高経営責任者(CEO)は「USAIDとのこの新たな提携は、ネスプレッソとTechnoServeが南スーダンの農民と直接協力してすでに実現した進歩を加速させるのに役立つ。この資金注入によってプロジェクトの規模を拡大させ、農民の数のより一層の増加を助け、国際輸出向けの高品質のコーヒーをより高い価格で売り、それによって農民とその家族により良い生活の質をつくり出すことができる」と語った。

ネスプレッソ・ブランド・アンバサダーであるジョージ・クルーニー氏は「コーヒーは戦争のために今も荒廃している南スーダンの農民にとって必要度の高い収入源である。草の根の開発への投資と地元農業共同体への支援が持続的な経済発展への基礎づくりを助けるだろう。USAIDのこのコミットメントは、ネスプレッソとTechnoServeがこれらの共同体とともに築き上げた同プログラムの適切さを示す強力なシグナルであり、同プログラムは国内のより多くの地域でより多くの農民に届くだろう」とコメントした。

南スーダンの農民ダニエル・ロモロ氏は「南スーダンにおけるこのプログラムの存在は、戦争中に失ったコーヒーの木をわれわれが回復するのを助けてきた。われわれが木の手入れとウェットミルへの提供を開始してから、われわれの生活は完全に変わった。今ではわれわれは子供たちを良い学校に通わせることができ、家族の基本的なニーズを満たすことができる。技術的支援がなければ可能にはならなかっただろう。ネスプレッソとTechnoServeはわれわれを強くし、自助努力を教えた」と語った。

南スーダンの農民ニコラス・タバン・ソロモン氏は「われわれは、これが家族を向上させ、国を向上させ、よいものをもたらすということを知ることができた。誰も以前のように貧しくはない。貧困は減っており、よりよい生活を送れる。だから将来、国を向上させるために誰もがコーヒーの木を植えるべきだと勧めるのだ」と話した。

USAIDの貢献は、規模の拡大と永続的な影響力の確保によって南スーダンの繁栄する包括的なコーヒー分野をサポートする既存計画を拡大するのに役立つだろう。この資金注入によってこのプログラムが新たな共同体にまで拡張され、南スーダンのより多くの農民が南スーダンのコーヒー産業の再生から恩恵を受けられるだろう。

このイニシアチブはコーヒー収入の3倍増、家庭の回復力の改善を目的としている。2019年までにこのプログラムは最低25%の女性を含む1500人の南スーダンの農民を訓練し、9カ所の協同組合所有のウェットミルの建設を支援する。

USAIDのアシスタント・アドミニストレーター(アフリカ担当)、リンダ・エティム氏は「南スーダンのように紛争の影響が大きい国では、人々に投資して生活の改善、極貧の減少、将来への希望を持つことを助けることが重要である。ネスプレッソとTechnoServeがすでに達成した南スーダンのコーヒー農民の生活改善という成功の拡大を支援することにより、USAIDは南スーダンの人々にとって非常にもろく不安定な時期に希望の種をまく。ネスプレッソのような企業が南スーダンの長期的成長に投資しているのを見ると力付けられる。この国の経済成長とチャンスを拡大するために協力することを楽しみにしている」と述べた。

小自作農民の生活改善に焦点を当てることを通じ、この提携は米政府の世界的飢餓対策・食糧安全保障イニシアチブである「Feed the Future」(リンク )を補完し、農業開発を通じて貧困と栄養不良の減少を助ける。

TechnoServeのウィリアム・ウォーショーアー社長兼CEOは「大きな困難があるにもかかわらず、南スーダンのコーヒー農民は自分たちの子ども、共同体、最終的には自分たちの国の将来を改善するという並々ならぬ決意を示した。彼らはわれわれやネスプレッソと協力してそのユニークなコーヒーを世界と共有し、自国のより持続可能な経済基盤に貢献することを誇りとしている。USAIDからの資金提供の増加により、コーヒーは南スーダン最大の非石油輸出品になる可能性があり、いずれは重要な前向きの経済的、政治的意味を持つに至るかもしれない」と語った。

▽ネスプレッソ持続可能性イノベーション基金(Nespresso Sustainability Innovation Fund)
ネスプレッソはまた、ネスプレッソ持続可能性イノベーション基金を設立した。これは通常の事業活動を越え、コーヒー原産地の再生とコーヒー供給チェーンの復元プロジェクトで、ネスプレッソは2016~18年の3年間に特定の斬新なコーヒーのバリューチェーン構想に当初1000万ドルの出資を約束する。

これらはネスプレッソ持続可能性諮問会議の第4回年次会議で決まる。

写真とビデオは以下で入手可能。
www.nestle-nespresso.com/media/mediareleases/USAID-joins-Nespresso-and-TechnoServe-to-Support-South-Sudan-Coffee-Farmers (リンク

▽ネスレネスプレッソについて
ネスレネスプレッソ(Nestle Nespresso SA)は最高品質のプレミアム・ポーションコーヒーのパイオニアでマーケットリーダーである。本社はスイスのローザンヌ、64カ国に拠点があり、従業員は1万2000人以上。2015年時点で450を超える専門店から成るグローバルな販売網を展開している。詳細はネスプレッソの公式ウェブサイトリンクリンク )を参照。

▽ネスプレッソAAAサステイナブルクオリティ(持続可能品質)(TM)プログラムについて
リンク

▽ネスプレッソ持続可能性諮問会議について
リンク

▽TechnoServeについて
TechnoServeは、自力で貧困から抜け出そうとする人々を支援するため、民間企業の力と結び付ける主導的な非営利団体(NPO)である。29カ国で活動し、発展途上国で競争力のある農業、商業、工業を構築するため、企業家精神のある男女と協力する。同団体は人々を情報、資本、市場と結び付けることによって数百万人の家庭と地域社会に長期的な繁栄をもたらす手助けをした。TechnoServeは過去10年間、チャリティーナビゲーターから評価対象のNPOの最上位1%に与えられる4つ星を獲得している。

TechnoServeは50年近い実績により生活を変化させる民間企業の力を信じている。
www.technoserve.org (リンク


▽国際開発局(USAID)について
国際開発局(USAID)は世界の極端な貧困をなくし、彼らの潜在力を発揮できる柔軟性のある民主的社会を可能にすることを任務とする主要な米国政府機関である。貧困緩和と開発へのコーヒーの貢献を認め、USAIDはアフリカ、中南米、アジアで小規模コーヒー生産者の生産性と所得の向上のため、特に米政府の世界的飢餓対策・食糧安全保障イニシアチブである「Feed the Future」を通じてかなりの資源を投入している。USAIDは現在の紛争が始まって以来、南スーダン国民の必要性に最もよく貢献できるよう開発援助計画を手直ししている。
www.usaid.gov (リンク

ソース:Nespresso

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