ムハンマド・ビン・ラシド・マクトム副大統領、卸売ハブDubai Wholesale Cityを発表
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ムハンマド・ビン・ラシド・マクトム副大統領、300億UAEディルハムに上る卸売ハブDubai Wholesale Cityを発表
【ドバイ(アラブ首長国連邦)2016年3月2日PR Newswire=共同通信JBN】アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド・ビン・ラシド・マクトム副大統領兼首相(ドバイ首長)は、UAEが国家経済を多様化し、石油収入への依存を減らす戦略計画を推進していることを確認した。副大統領は、UAEが国際基準との同等性を保証する従来型セクターの範囲を拡大するとともに、国家の成長に貢献する新たな経済セクターを構築することを可能にする独自の経済構想を持っていることをあらためて表明した。
(Photo: リンク )
副大統領は今回の発表に際し、商業の役割についてUAEの経済的成功を維持するための主たる要因であり、将来の発展のための重要なセクターであると繰り返し述べた。副大統領は「UAEの戦略上の立地、世界クラスのインフラ、強固な制度は、UAEを、国際的スケールで卸売業の新しい成長の波を先導するのに最も適した場所にしている」と語った。
副大統領の発言は、推定300億UAEディルハムのコストと10年の期間をかけて開発される広さ5億5000万平方フィートの世界最大の卸売ハブDubai Wholesale Cityの公式発表の際に行われた。この新たな開発は、4兆3000億米ドルと評価され、今後5年間で4兆9000億米ドルに成長するとみられている世界の卸売業セクターに対するUAEの貢献度を高めるのに役立つ。
この新しい世界的なハブには、専門的な総合通商パークや通商展示施設が含まれている。Dubai Wholesale Cityはまた、インド、マレーシア、タイ、トルコ、オーストラリア、中国、韓国、ドイツ、サウジアラビア、米国、南アフリカなど、さまざまな国の製品を提供する商業センターやショッピングモールを含むCountry Pavilionsも備えている。
このハブは卸売業者に対し、最先端のインフラ、道路、倉庫、保存設備、支援サービスなどを包括的に提供し、高い経営効率と事業経営のしやすさを保証する。一方、国際的な企業間の展示施設は、世界各地からバイヤーやサプライヤーを集める。このかなり大きな施設は、世界規模の取引における仲介役としての機能を果たし、生産業者や取引業者に対して多くのサービスの選択肢を広げるとともに、時間と手間を省く。
Dubai Wholesale Cityは食品、建設資材、家電製品、電子機器、家具・装飾品、機械、機材、木材、車両・部品、繊維・衣類を含む戦略セクターに貢献する。
この場所はまた、地域の卸売業にとって最大のeコマース・プラットフォームを活性化し、21%の年平均成長率で1兆6720億米ドルから2018年には2兆9410億米ドルに成長すると予想されている世界のeコマース空間におけるUAEの能力を高めることを狙っている。
特にUAEのeコマース市場は世界的なセクターの2倍の速さで成長すると見込まれている。市場予測によると、UAEのeコマースは今後3年間で現在の規模の4倍、すなわち年平均成長率59%で、2015年の25億米ドルから2018年には100億米ドルに急増する。
主要市場に近接し、飛行7時間以内に世界の人口の4分の3を結ぶDubai Wholesale Cityは、東西間の理想的な合流点になっており、世界の他の卸売ハブとは大きく異なる重要な要因となっている。また、ドバイの先進的な物流サービスや、国際的な貨物・海運業の2つの主要な玄関口であるマクトム国際空港とジェベル・アリ港に近いという特徴的な立地による恩恵も受ける。
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ayaseen@apcoworldwide.com
ソース:Dubai Wholesale City
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