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バイエル薬品、一般女性を対象とした婦人科疾患・ヘルスケアに関する認知・実態 調査結果を発表

バイエル薬品株式会社 2016年02月22日 12時19分
From Digital PR Platform


●「月経(生理)痛」「妊孕(にんよう)性(せい)(妊娠する能力)」「閉経」などの女性の健康に関する一般的な質問に対し、半数以上の女性が正しく回答できなかった。
●婦人科疾患に罹患している女性において “症状を自覚してから1年以内の各疾患別受診率”は最も高い疾患でも30%。婦人科受診への抵抗感や疾患の進行リスクに関する認識不足が明らかに。
●女性特有の疾患やヘルスケアに関する知識について早期に理解したいというニーズは高く、中・高校生の年代で詳しく理解しておいたほうがよいと考える女性は約8割にのぼった。

大阪、2016年2月19日 ― バイエル薬品株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:カーステン・ブルン、以下バイエル薬品)は、15~59歳の一般女性516名を対象とした婦人科疾患・ヘルスケアに関する認知・実態調査を実施いたしました。本調査は、バイエル薬品が女性の生活の質の向上に貢献すべく行っている情報提供活動の一環として実施したものです。

2016年4月より女性の活躍推進法が施行される日本において、今後ますます女性の活躍促進が期待されています。現代女性では生涯における妊娠・出産回数が減少したことにより、月経関連のトラブルや婦人科疾患は増加傾向にあると考えられています。女性自身がこれらの疾患や女性特有のヘルスケアについて正しく知り、適切に対処することは、キャリアプラン・人生設計において重要なテーマとなっています。

今回の調査結果からは、「月経(生理)痛」「妊孕性(妊娠する能力)」「閉経」などの一般的な質問に、半数以上の女性が正しく回答できず、女性の健康に対する理解・認識不足が明らかになりました。また“月経困難症は放置すると子宮内膜症になる可能性がある”ことや“子宮内膜症は進行すると不妊症や卵巣がんになる可能性がある”などの疾患進行に関する認知は、それぞれ24.2%、34.7%にとどまりました。

さらに、婦人科疾患にかかったことがある女性に医療機関への受診のタイミングを尋ねたところ、症状を自覚してから1年以内の各疾患別受診率は最も高い疾患(周期異常)であっても30%にとどまり、早期に適切に対処していない女性が多いことが懸念される結果となりました。しかし一方で、一般女性において女性特有の疾患やヘルスケアに関する知識について早い時期から理解したいというニーズは高く、中・高校生の年代で詳しく理解しておいたほうがよいと考える女性は約8割にのぼりました。

本調査結果を受けて、対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座 院長 対馬 ルリ子先生は次のように述べています。
「日本の女性は能力もとても高く、今後ますますその活躍が期待されています。しかしながら月経トラブルや女性特有の疾患により、自分自身の能力を十分に発揮できなくなったり、将来に不安を抱いたりしている方が多くいらっしゃいます。一人一人の女性が自信を持って、ベストパフォーマンスが発揮できるように、婦人科医としてサポートしていくことが大切だと思っています。女性のみならず広く一般社会に女性特有の疾患やヘルスケアに関する理解が深まることを願っています。」

調査結果の詳細は、以下をご参照ください。
リンク



主な調査結果は次のとおりです。
【調査概要】
対象:15~59歳の女性
地域:全国
方法:インターネットによるアンケート調査
時期:2015年12月2日~12月4日
有効サンプル数:516名
注)本調査レポートの百分率表示は小数点第2 位で四捨五入の丸め計算を行っているため、合計しても100%とならない場合があります。



■15~59歳の一般女性516名に対し、女性の健康に関する一般的な記述に関して、それぞれ3つの選択肢(正しい/誤っている/わからない)からふさわしいと思うものを尋ねたところ、最も正答率が低かった記述は「閉経後にも排卵することがある(23.6%)」、最も高かったのは「カンジタなどの腟炎は生理がくると治る(57.9%)」となりました。

-全体の正答率は約2~6割、10代で低い傾向
女性の健康に関する一般的な記述に関して、10代女性の正答率(誤っていると回答した割合)は各年代の中でも低く、若年層の知識・理解不足がうかがえます。10代の正答率は、「カンジダなどの腟炎は生理がくると治る(34.6%)」、「出産すると体質が変わり、生理痛がなおる(29.8%)」、「生理がある間、妊娠力は維持できる(28.8%)」などで低値となりました。

-閉経後にも排卵することがある :“誤っている” と正しく答えた女性は23.6%
「閉経後にも排卵することがある」かどうかについて尋ねたところ、64.9%の女性が「わからない」と回答。「閉経と排卵の関係性」に関して、自身の理解不足を感じている女性が多いことがわかりました。閉経とは月経が永久に停止することを指します。具体的には、1年間月経がないことを確認して初めて閉経したといえます。排卵すべき卵子がなくなっている状態ですので、確実に閉経した後に排卵することはありません。

-出産すると体質が変わり、生理(月経)痛がなおる :“誤っている” と正しく答えた女性は38.4%
「出産すると体質が変わり、生理(月経)痛がなおる」かどうかについてを尋ねたところ、61.7%の女性が正しく回答できない結果となりました。原因によっては、妊娠出産後に生理痛がひどくなる場合もあり注意が必要です。生理痛には機能性(原因となる病気がないもの)や器質性(子宮関連の病気に伴うもの)があります。症状がひどくて日常生活に支障をきたす場合には月経困難症といい、治療対象となります。

-生理がある間、妊娠力は維持できる :“誤っている” と正しく答えた女性は5割弱
「生理がある間、妊娠力は維持できる」かどうかを尋ねたところ、「誤っている」と正しく回答した女性は45.7%にとどまりました。「生理がある間、何歳でも妊娠できる」と考えている女性も少なくないことがうかがえます。女性は年齢とともに卵胞数の数が減少し、妊娠する能力が低下します。40代後半になると、月経が規則的にあっても排卵がないこともあります。また、子宮内膜症や性感染症が原因で不妊になるケースも増えています。産みたいときに産めるように、日ごろから自分自身の健康と体について正しく理解することが大切です。


■15~59歳の一般女性516名に対し、婦人科疾患の詳細に関する記述について「知っていたか」どうかを尋ねたところ、各疾患の詳細を3つともすべて知っている女性は子宮内膜症で13.4%と最も低く、最も高い子宮筋腫でも24.0%にとどまりました。

-月経困難症に関する知識:子宮内膜症への進行リスクに関する認知は24.2%
月経困難症の特徴的な記述に関する認知では、“月経困難症の主たる症状である生理痛”や“放置すると子宮内膜症になる可能性がある”などの認知はそれぞれ31.8%、24.2%と低く、3つともすべて知っている女性は16.7%にとどまりました。生理痛が高頻度にみられる女性では、将来の子宮内膜症発症のリスクが2.6倍高くなることが知られています。※1) 月経困難症の原因疾患として、子宮内膜症が隠れていることが多いので、「生理が重い」と感じている場合には早めに婦人科を受診することが大切です。

-子宮内膜症に関する知識:不妊症や卵巣がんのリスクに関する認知は34.7%
子宮内膜症の特徴的な記述について、“進行すると不妊症や卵巣がんに関するリスク”に関する認知は34.7%と低く、3つともすべて知っている女性は13.4%にとどまりました。子宮内膜症は子宮内膜が子宮以外の場所で発育・増殖する病気で、主な症状は激しい月経痛と不妊です。原因不明の不妊症患者の約50%に子宮内膜症が存在するといわれています。病状が進むと周辺組織との癒着がひどくなったり、卵巣や卵管に障害を招き、不妊の原因になります。
また子宮内膜症、特に卵巣チョコレート嚢胞(子宮内膜症が卵巣に発生)のある女性では、卵巣癌の発生するリスクが高くなることが知られています。完治させることが難しく閉経まで長く付き合っていく病気ですが、適切な治療方法を選択することで上手にコントロールすることができます。

-過多月経に関する知識:原因となる婦人科疾患に関する認知は27.7%
過多月経の特徴的な記述について、“女性の貧血の原因に多い”ことや“過多月経の原因にはホルモン分泌異常や子宮の病気がある”などの認知はそれぞれ36.0%、27.7%であり、3つともすべて知っている女性は17.8%にとどまりました。過多月経の原因となる子宮の病気がある場合と、原因となる病気がなく体内のホルモンや血液の状態が影響している場合とがあります。原因となる主な子宮の病気には、子宮筋腫、子宮腺筋症などがあり、生殖年齢の女性に多くみられます。また過多月経により貧血状態になることで心臓に負担がかかり、動悸、息切れなどを引き起こします。放置せずに早めに医療機関を受診することが大切です。

-子宮筋腫に関する知識: 50代では6割以上、若年層との差が大きい
子宮筋腫の特徴的な記述に関する認知では、主な症状や治療方針などの認知は約4割であり、3つともすべて知っている女性は24.0%にとどまりました。50代以上では6割以上の認知がある一方で、10代の若年層では2割弱と年代差が大きくみられました。子宮筋腫は女性ホルモンのエストロゲンが関与している病気で閉経後は小さくなります。婦人科の病気の中で最も多く、成人女性の4人に1人がかかるといわれています。症状の程度や筋腫の大きさやできた場所、今後の妊娠・出産予定などを考慮したうえで治療方針が決定されます。

-女性特有の疾患やヘルスケアに関する知識について、早期に理解したいというニーズは高い
15~59歳の一般女性516名に対し、「女性特有の健康問題や疾患について、中・高校生の年代で詳しく理解しておいたほうがよいと思うか」と質問したところ、約8割の女性が「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答。女性特有の疾患やヘルスケアに関する知識について、早期に理解したいというニーズは高いことがわかりました。具体的な理由には、「体調に不安を感じたときに学生時代に受けた授業を思い出したことで受診のきっかけになる」「知っていれば予防や受診するなどの対処ができる」「早期発見につながる」などがあがりました。


■15~59歳の一般女性516名に対し、これまでに「月経困難症・過多月経・月経周期異常・子宮筋腫・子宮内膜症」などの婦人科疾患にかかったことがあるかを尋ねたところ、約2割の女性に婦人科疾患の罹患経験がありました。

-婦人科疾患別受診率について、“症状を自覚してから1年以内の各疾患別受診率”は3割以下と低い。
各疾患に罹患経験のある女性(n=154)に各疾患別に医療機関を受診した時期を尋ねたところ、“症状を自覚してから1年以内の受診率”は最も高い疾患(周期異常)でも30%と低く、適切に対処していない女性が多いことが懸念される結果となりました。また全体の受診率も約5~8割程度にとどまり、月経困難症が53.1%と最も低い受診率となりました。

-婦人科疾患での日常生活への影響について、過多月経、月経困難症で9割を超える。
各疾患に罹患経験のある女性(n=154)に「婦人科疾患にかかってどの程度日常生活に影響があったか」と質問したところ、過多月経/月経困難症の罹患経験者ではそれぞれ95.0%、90.6%が「とても影響があった」「やや影響があった」と回答しており、9割以上の女性が日常生活に制限をきたしており、クオリティ・オブ・ライフ(生活の質)が低下していることがわかりました。

-婦人科疾患について詳しく知っている女性の半数が「よかったことがある」と回答。
婦人科疾患にかかる前、または現在いずれかの疾患を詳しく知っている女性(n=128)に、「婦人科疾患を詳しく知っていたことでよかったことはあった」かどうかを尋ねたところ、約半数の女性が「よかったことがあった」と回答。具体的なエピソードとしては、「自分で判断できるので安心できた」「冷静に対処できた」「妊娠の準備ができた」などがあがりました。


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