英語版くすりのしおりが5,000種類を突破、4年間で3.5倍に 電子薬歴システムにも業界初搭載

一般社団法人くすりの適正使用協議会 2016年02月09日 15時01分
From 共同通信PRワイヤー

2016年2月9日

一般社団法人 くすりの適正使用協議会

英語版くすりのしおりが5,000種類を突破、4年間で3.5倍に
電子薬歴システムにも業界初搭載

 今般、一般社団法人 くすりの適正使用協議会(東京都・中央区、理事長:黒川 達夫)がホームページで公開している、患者さんと薬剤師とのコミュニケーション促進ツールである医療用医薬品の情報シート「英語版くすりのしおり」が5,000種類を越えました。
 これは、掲載数でみると中期計画2012-2016スタート時(4年前)から約3.5倍に増加したことになります。
 また、パナソニック ヘルスケア株式会社の電子薬歴システム「ファーネスIII-MX」に、英語の医薬品情報として「英語版くすりのしおり」が昨年12月に業界として初めて採用されました。

■「英語版くすりのしおり」へのアクセス方法■
(1)「くすりのしおり」で検索、またはリンクにアクセス 
(2)製品名や主成分などを入力し医薬品を選択 
(3)画面左上の「英語版」ボタンをクリック

【「英語版くすりのしおり」の5,000種類突破について】
 今回の掲載数増加の背景には、「くすりのしおり」を作成する製薬企業への協議会からの定期的な依頼をしてきたことに加え、製薬企業への英語情報の要望が増加*1したこと、2015年の訪日外国人数が過去最高*2に達するなど近年訪日外国人が急激に増加し、企業の意識が変化したことなどがあると思われます。
 なお、昨年11月の第48回日本薬剤師会学術大会におきましても、調剤薬局における外国人患者への対応実態に関するアンケート調査結果を報告しています*3。

【当協議会「くすりのしおりコンコーダンス委員会」委員長 三橋 能弘氏のコメント】
 オリンピック・パラリンピックの開催を控え、今後も訪日外国人がますます増加する中で、医療機関・薬局等での外国人対応の必要性が高まっています。
 これを機に、外国人患者さんと薬剤師の円滑なコミュニケーション実現に、「英語版くすりのしおり」の更なる活用とより一層の薬の適正使用をお願いしたく存じます。また、更なる利便性の向上をめざし、現在ホームページ上に掲載している「日本語版くすりのしおり」で、最もみなさまに使用頂いている、アクセス上位1,000位までの医療用医薬品について、早急に英語版を8割以上に整備することを目標に、作成する各企業と共に努力してまいります。

■パナソニック ヘルスケア株式会社「ファーネスIII-MX」への「英語版くすりのしおり」搭載について
 「ファーネスIII-MX」とは、パナソニック ヘルスケア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小谷 秀仁氏)の保険薬局用電子薬歴システムです。
 「ファーネスIII-MX」では、これまで別々だった電子薬歴とレセコン機能が一元化されたほか、患者さん向けの医薬品データベースとして、これまでの日本語版の「くすりのしおり」に加え、新たに「英語版くすりのしおり」が採用されました。
 同製品のユーザは、システムから自由に日本語版・英語版の「くすりのしおり」を利用することが出来ます。
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■「英語版くすりのしおり」を搭載した理由について、パナソニック ヘルスケア株式会社のコメント
 現在、日本を訪問する外国人や海外に渡航する日本人の数は増加傾向にあり、また、2019年ラグビーワールドカップ、2020年オリンピック・パラリンピックが日本で開催されることにより、お客様の「英語版くすりのしおり」のニーズが高まることが予想されます。
 また、日本人海外渡航者が海外で病気になったときでも服用している医薬品と一緒に「英語版くすりのしおり」を提示することで渡航先の医療関係者の理解促進につながります。「ファーネスIII-MX」への標準搭載により、安全性や顧客満足向上にも寄与すると思います。
                                             以 上

*1 くすりのしおり英語版の作成数推移
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*2 法務省「平成27年における外国人入国者数及び日本人出国者数について(速報値)」
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*3調剤薬局における外国人患者への対応実態に関するアンケート調査
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■■■参考資料■■■

■くすりのしおりとは
・医療用医薬品の患者さん向け服薬説明書で、医師や薬剤師ともっと対話して頂くためのものです。
・患者さん・ご家族の視点に立った分かり易い表現で記載し、A4 サイズの用紙1枚程度にまとめています。
・実際に薬を製造し販売する製薬企業が作成し、協議会が確認している正確で信頼性の高い情報です。
・常にホームページから最新の情報が見られます。
・独立行政法人医薬品医療機器総合機構やAll About、Qlifeなどのポータルサイト、レセプトコンピューターで採用され、患者さんのための医療用医薬品の情報として広く活用されています。
・2016年1月末日現在、160社の製薬企業の協力のもと、日本語版:15,143種類 英語版:5,065種類を掲載しています。
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■パナソニック ヘルスケア株式会社とは
 パナソニック ヘルスケア株式会社は、医療機器の開発、製造、販売、サービスを行う医療機器メーカーです。血糖値測定システムなどの診断薬事業や医療ITのメディコム事業、ライフサイエンス機器のバイオメディカ事業を主力事業としてさらに強化すべく、一人ひとりに最適なヘルスケアを実現するために、お役立ちし続ける企業を目指しています。
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■一般社団法人 くすりの適正使用協議会とは
 一般社団法人 くすりの適正使用協議会は、くすりのリスクとベネフィットを検証し、社会に提示することで患者さんのメリットに寄与することを目的に、1989年に当時の研究開発指向型製薬企業11社によって設立されました。創設当初より、医薬品の本質を評価する学問「薬剤疫学」の普及、医薬品適正使用情報「くすりのしおり」の提供など、医薬品の本質の理解促進と正しい使い方の啓発活動を行ってまいりました。
 2012年度からは「医薬品リテラシーの育成と活用」をキーコンセプトに活動を行っています。
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製薬企業会員:
旭化成ファーマ(株) アステラス製薬(株) アストラゼネカ(株) アッヴィ(同) エーザイ(株) 大塚製薬(株) キッセイ薬品工業(株) 協和発酵キリン(株) 興和(株)
塩野義製薬(株) サノフィ(株) 第一三共(株) 大正製薬(株) 大日本住友製薬(株) 武田薬品工業(株) 田辺三菱製薬(株) 中外製薬(株) 東和薬品(株) 
日本新薬(株) ノバルティス ファーマ(株) ノボ ノルディスク ファーマ(株) マルホ(株) Meiji Seika ファルマ(株)  (23社、五十音順)

賛助会員:シミック株式会社 (1 社) 

個人会員:(4名)



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