UNStudio / ベン・ファン・ベルケルがブリュッセルで最初のプロジェクトを完成
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【アムステルダム2016年1月21日PR Newswire=共同通信JBN】ProWinkoのために設計され、Jaspers-Eyers Architectsとのコラボレーションで進められてきたLe Toison d’Or(ルトワソンドール)のプロジェクトは伝統的なビルディングブロック・タイポロジーと小売り店舗の多目的開発のハイブリッド化である。
(Photo: リンク )
La Toison d’Or通りに位置する多目的複合施設は、小売り店舗と居住を融合させるとともに、その周辺の都市構造の中に溶け込んでいる。
Le Toison d'Orは72戸の住居(50平方メートルから750平方メートル)と1万3000平方メートルの店舗スペースを含み、1040平方メートルの託児所、330台分の駐車場、それに2950平方メートルの高層シティガーデンを備えている。
ブロック構造にありがちな一枚岩的な本質を避けるため、Le Toison d’Orのファサードは構造や奥行きをつける技法と、一続きの曲線状の垂直フレームによってつくり出すリズムによってバリエーションをつけて、これを打ち破っている。このフレームは上層階の住居のバルコニーを囲い込み、同時に店舗スペースでは大型ディスプレーウインドーの使い勝手のよさに役立つ。
ベン・ファン・ベルケル氏は「店舗スペースでは可能な限りオープンで軽量であることが大事だった。われわれはこれと、上層階の堅ろうさと対比し、垂直の風船のようなフレームがビルをささせているような錯覚を起こさせたかった。それは、あたかもブロック全体が通りの上に漂うことができるかのように。」と語った。
通りのファサードが垂直方向に展開しているのと対照に、高層の中庭ガーデンを取り巻くファサードは水平方向にアレンジされている。中庭にたっぷりとしたバルコニーが設けられ、静かな都市生活を楽しむことができる。
Le Toison d'Orの居住区分は小規模から大規模サイズがそろっており、さまざまな年齢の住民が入居できる。部屋内部には日中の日差しが十分差し込むように、リビングエリアの天井の高さは少なくとも2・7メートルに達する。Le Toison d’Or通りに面した住居は天井まで3メートルを超える。大型の家具の形をしたオープンキッチンは部屋の中央に非公式な娯楽スペースを作り出し、部屋中のサーキュレーションを司る。
Le Toison d'Orは高水準の持続可能性を維持するように開発された。主要なポイントはファサードからの熱気を遮断する素晴らしい仕組みだ(トリプルグレイジングを含む)。居住区と店舗ユニットの双方に高い基準の音響防音、独創的な熱電供給装置システムが備えられており、グラスファイバー強化コンクリートも使用されている。
リンク (写真(c)Hufton+Crow / Eva Bloem)
ソース:UNStudio
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