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こんにちは。
アラサー経験ゼロからWebエンジニアになった野呂です。
もうすぐRuby on Rails4が、2016年(予定)にRuby on Rails5へバージョンアップします。Railsを触りはじめたばかりの方にとっては、バージョンアップとはどういうものなのかを意識するキッカケになります。
今回は、バージョンアップとは何なのか、その内容、影響についてお伝えします。
■バージョンアップとは
Ruby on Railsは、約3年ごとにバージョンアップをしています。
2004年 7月 初期版公開
2005年12月13日 Ver1.0
2007年12月 7日 Ver2.0
2010年 8月29日 Ver3.0
2013年 6月27日 Ver4.0
2015年12月18日 Ver5.0β
そして、2016年には Ver5.0 がリリースされようとしています。このバージョンアップの周期は、他のフレームワークよりも早いです。
バージョンアップとは、ひと言で言うと「機能改良」のことです。
昔から存在していた不具合を修正したり、本来であれば必要な機能だったが実装されていないものを実装することです。
バージョンアップをすることで、今まで利用してきたユーザの利便性が増します。「DRY(Don’t Repeat yourself)」や「CoC(Convention Over Configuration)」のコンセプトを実現するための機能が盛り込まれます。また、他のフレームワークとの機能の差別化にも繋がります。
バージョンアップするというのは、より良いフレームワークになるためには欠かせないことです。
一方で、仕様変更を伴うため、今まで動いていた仕組みやソースコードが、動作をしなくなる場合があります。そのため、バージョンアップをするためには、慎重な検証作業が必要になります。
機能の改良版ではありますが、そのままバージョンアップをすれば使える、ということではないことを覚えておきましょう。そのため、Railsは進化が早い、として懸念する人たちがいます。
■Rails5 のバージョンアップ内容
中でも、初学者や中級者が特に頻繁に使うであろう変更点を3つをお伝えします。
① bin/rake コマンドが、bin/rails コマンドに統一されます。
②modelの共通ファイルとして app/models/application_record.rb が生成されます。
③左外部結合を実行できる、ActiveRecord::Relation#left_outer_joins が追加されます。
他にも様々な変更点がありますが、バージョンアップ後に戸惑わないようにするために、まず把握しておきましょう。
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