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アブラムシがヒント、粉末状の粘着剤を開発 -- 大阪工業大学

大阪工業大学 2016年01月14日 08時05分
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工学部応用化学科の藤井秀司准教授と中村吉伸教授、ドイツ・マックスプランク研究所らのグループがアブラムシの習性にヒントを得て「粉末状の粘着剤」を開発した


 この粘着剤は、通常は粉末状態だが、使用する際に応力を加える(練る)と粘着性が発現する。開発のヒントは、「アブラムシ」から得た。研究グループは、巣の中のアブラムシが、自分が出す蜜によって溺死しないことに注目。その蜜が固体ワックス粒子で覆われた団子状になっていることを参考に、高粘度の液体状高分子の表面を固体微粒子で覆ったリキッドマーブルを開発した。現在は最小で直径2mm程度だが、現在も企業との共同研究でさらなる開発を進めている。

 モノとモノをくっつける技術は、工業分野では不可欠なものだが、これまでの粘着剤は、その特性でもある「べとつき」のため、フィルム(粘着テープ)か噴霧(スプレー)の形態で扱うしかなく、また、微小空間や入り組んだ複雑な空間での使用が困難という課題があった。しかし、粉末状態であれば、保管や運搬が容易になり、そのハンドリング性は格段に向上する。今後は建築物の微細な亀裂部分の接着、自動車や電子機器の製造現場などでの活用も期待されている。

 この研究は、昨年秋からヨーロッパで話題になり、その後も国内外の新聞・テレビ・WEBなどで何度も取り上げられている。この度は、英国王立化学協会(ROYAL SOCIETY OF CHEMISTRY)が発行している学術誌の表紙を飾った。

発表論文:
Mater. Horiz., 2016,3, 47-52
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高分子材料化学研究室: リンク

▼本件に関するお問い合わせ先
 大阪工業大学広報室<担当:田中>
 TEL: 06-6954-4026(常翔学園広報室)

【リリース発信元】 大学プレスセンター リンク

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