“キャンパス「お宝」”発見(3)

大学プレスセンター 2015年11月27日 08時05分
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大学が研究・教育を行うために収集・収蔵している資料の中には、価値ある史料や芸術品など、貴重な「お宝」も多い。こうしたお宝は、企画展などで一般公開されることもある。
【文教大学、聖徳大学、学習院大学、帝京大学、目白大学、立正大学、神奈川大学、金沢工業大学、愛知大学、京都外国語大学】


 文教大学越谷キャンパス(埼玉県越谷市)の図書館には「教科書コーナー」がある。小学校の文部科学省検定済教科書を中心に、中学校や高等学校、特別支援学校の教科書のほか、アメリカや中国、ロシアなどの海外の教科書など、各種の学校教科書がまとめて置かれている。その冊数は、指導用と学習者用の教科書を合わせて合計15,912冊。戦前の教科書も所蔵している。図書館の利用登録をすれば一般の人も閲覧可能。
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 付属教育研究所(埼玉県越谷市)では、1991年の創設時から海外の小中学校の教科書を収集。世界23カ国、合計1,891冊の小・中、高等学校の教科書や最新版のデジタル教科書を所蔵しており、毎年10月末に行われる学園祭で「世界の教科書展」として、そのコレクションの一部を展示している。
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 聖徳大学・短期大学部(千葉県松戸市)はそれぞれ創立25周年、創立50周年を記念して収蔵名品展を開催している。現在、中世ヨーロッパの手書き装飾楽譜を展示し、楽譜の変遷について解説する「中世ヨーロッパの彩飾楽譜」(12月19日まで)と、20世紀におけるフランス美術界の具象絵画の代表的な画家であるベルナール・ビュフェの油彩画を展示する「ベルナール・ビュフェ」(2016年3月12日まで)の企画を行っている。なお、ベルナール・ビュフェのコレクションは初公開。
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 学習院大学(東京都豊島区)史料館は史料の収蔵、整理・保存と公開を行うことを目的として、1975(昭和50)年2月に開館した。皇族や華族関係の資料だけではなく、江戸時代の一揆に関する古文書や、学習院が歴史教育のため戦前に使用していた標本資料、かつて学習院で教鞭を執っていた学者たちの遺愛品など、多岐にわたる資料を所蔵しており、総件数はおよそ14万件を数える。12月5日まで開館40周年記念として「名品続々!教科書を彩る学習院コレクション展」を開催している。
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 帝京大学(東京都八王子市)総合博物館では、開館記念特別展として「アカデミックトレジャーズ展」(2016年1月15日まで)を開催している。これは、総合大学として医療系、文系、理系と幅広い教育・研究活動を行ってきた同大が収集した貴重な学術資料や研究活動の成果の一端を紹介するとともに、学術成果を社会に広く公開することを目的としている。
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 目白大学(東京都新宿区)では、構内にある目白学園遺跡(落合遺跡)で出土した縄文・弥生~奈良時代にかけての土器・石器などを展示している。ここでは昭和25年の遺跡発見から現在まで、12回以上に及ぶ発掘調査が行われ、これまでに合計138軒の竪穴住居を発見。妙正寺川・神田川流域の中では、縄文時代中期、弥生時代後期、奈良時代共に拠点的な集落の一つであることが判明している。
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 立正大学(東京都品川区)には日本人として初めてネパール、チベットを旅した、仏教学者で探検家でもある河口慧海(かわぐちえかい)が、19世紀末から20世紀初頭に請来した仏教経典や資料を多数収蔵している。河口が1905年に、当時のネパール国王チャンドラ・シャムシェルより寄贈された梵文写本「華厳経入法界品」(Ganda-vyuha)は、2009年に同大品川(旧大崎)図書館で確認されるまで、関東大震災で焼失したことになっていた「幻の写本」である。
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 神奈川大学(横浜市神奈川区)日本常民文化研究所 非文字資料研究センターには、15年戦争に突き進んだ大政翼賛時代の言論統制下において、戦争プロパガンダの一翼を担うこととなった、戦意高揚のための国策紙芝居「戦意高揚紙芝居コレクション」が収集・所蔵されている。主に1941年~49年の間に日本教育畫劇から刊行されたものを中心とした241点で構成。著作権をクリアしたものから順次デジタル化し、神奈川大学デジタルアーカイブでの公開を進めている。
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 金沢工業大学(石川県野々市市)ライブラリーセンターは、西暦1445年頃とされるグーテンベルクによる活版印刷術発明後に出版された、科学技術に関する初版本を2000冊以上蒐集・所蔵し、年数回、キャンパス内で公開・展示している。11月には大阪で、コペルニクスやガリレイ、ニュートン、アインシュタイン、ダーウィンなど、世界を一変させた発見や科学技術に関する初版本約100冊以上を展示する「世界を変えた書物」展を開催した。
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 愛知大学(愛知県豊橋市)記念館には、東亜同文書院大学と同大、同大創立者の本間喜一、中国の孫文の革命運動を支えた山田良政・純三郎兄弟に関する史資料が収蔵されている。その種類は、書籍・文書・書簡・掛軸・写真・図表など多彩な方面にわたり、5000点以上にのぼる。中でも約600点におよぶ孫文関連の史資料の数は国内随一という。収蔵史資料の一部は館内展示室で一般公開しており、開館時間であれば誰でも自由に見学することができる。
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 京都外国語大学(京都市右京区)の学生食堂「カフェタロー」には、日本を代表する芸術家の一人、岡本太郎の陶板レリーフ壁画「眼と眼(EYES)~コミュニケーション~」が壁一面に飾られている。これは1980年に同大のために制作されたもので、森田嘉一理事長・総長の熱意と岡本太郎の同大に対する深い理解によって実現した。世界的アーティストのエネルギーあふれる作品を肌で感じながら、友と語らえる格好の憩いの場となっている。
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大学が収集・収蔵する“キャンパス「お宝」”発見
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“キャンパス「お宝」”発見(2) 大学所有の価値ある「建造物」
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【リリース発信元】 大学プレスセンター リンク

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