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# はじめに
みなさんこんにちは。塩尻オープンソースラボの小澤です。
前回はRailsでの開発生産性向上に貢献している「ActiveSupport」コンポーネントを取り上げました。今回からはRailsの基本構成を理解しながら、その中身をもう少し詳しく見ていきましょう。
Ruby on Railsは、モデル(Model)、ビュー(View)、コントローラ(Controller)という3つの要素で構成されるMVCというデザインパターンを採用しています。今回はMVCのうち、M、すなわちモデルの役割と、そのモデルに大きく関係している「ActiveRecord」について取り上げます。
# モデルの役割
モデルは、データベースや外部サービスへのアクセスとデータに対する操作、および、ビジネスロジック全般を担当しています。
rails generate modelコマンドで作成されたモデルクラスは、ActiveRecord::Baseを継承していることに気づくでしょう。ActiveRecordは、O/Rマッパーのひとつで、リレーショナルデータベースとオブジェクトをマッピングする部分を担当しています。リレーショナルデータベースとオブジェクト指向の間には対応付けが煩雑となるインピーダンスミスマッチと呼ばれる問題が発生しますが、O/Rマッピングはそれを解消する手段として考えられました。結果的に、SQLを直接扱わなくてもオブジェクトを扱う感覚でデータベースを操作できるというメリットに繋がっています。
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