ミケランジェロの新発見彫像1対を公開、1494年に製作
AsiaNet 61928 (1241)
【ベットラッハ(スイス)2015年9月28日PR Newswire=共同通信JBN】これまで知られていなかったミケランジェロ・ブオナローティの1494年製作の彫像1対が9月8日の記者会見で公開され、Art Research Foundationが詳しい研究内容を説明した。
(Photo: リンク )
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この研究は技術・科学的手法によって、対象物の起源の妥当性を分析している。
顔料と接着剤に関する分析報告は、ミュンヘンのヘルマン・キューン教授が執筆した。表面と断面の積層、および顕微鏡による外見の検査は、塗料が第1ないしオリジナルの多彩装飾であることを明確に証明している。また、顔料と接着剤の分析は、起源が1494年ごろでイタリア原産と確認している。キューン教授はアトランティス・コンソールの保存状態についても報告を書いており、そこでは500年以上を経てなお木彫の塗料などに傷がなく、原状を保っていることから、この2体の彫像は極めて良好な状態と説明している。
放射性炭素年代測定は、チューリッヒ工科大学にある素粒子物理学研究所のG・ボナニ博士が実施した。加速器質量分析(AMS)を使った木の年代は、1494年という想定年が100%の確率で較正時間枠(dendrocorrected)に収まることを示した。
もちろん、制作期間を証明するときに限り美術史と関連する分析を始め、確認作業とともに様式が比較される。研究によると、アトランティス・プットコンソールの主題はミケランジェロの認証された作品52例と一致した。美術史に照らし認証作品と比較すると、彫像全体のデザインは71例と一致、79様式は頭から足までの詳細に匹敵し、感光板100枚以上に記録された。
さらに、この彫像には認証作品に合わない様式要素がひとつもない。この事実は、1対の彫像が実際にミケランジェロの作品であることに対する疑惑を一掃するに違いない。
クロスレファレンス:写真はAP Images(リンク )
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ソース:Art Research MT GmbH
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