日経コミュニケーションが2011年10月26日に公開したデータによると上場企業の無線LAN導入率が48.5%になりました。同記事によると無線LANと相性のいいスマートフォンやタブレット端末といったスマートデバイスの普及が普及率を押し上げる要因になっているとのことです。
無線LANが普及する中で、企業では二つの課題が上がってきているようです。1つは使用量が増加する中での「パフォーマンスの改善」です。そしてもう一つは「BYOT(Bring Your Own Technology)やBYOD(Bring Your Own Device)等と言われている個人端末の業務使用」です。
このページでは前半部分を無線LANのパフォーマンスについて記載し、後半は「BYOT/BYOD対策」について触れたいと考えています。
まず、シスコ社による米国での調査レポートの抜粋をご覧ください。以下の図は社員が職場環境に対して新たに期待することとしての意見を集計した結果です。日本と米国では環境が違いますが、システムに対する要望についてはそれほど差はないと考えています。下図にあるガートナー社の調査結果である「ITに触れている時間が日常業務の80%」であるという点です。日本でも業界によってITの普及率はまちまちですが、オフィスワーカーでITに触れる時間が少ない社員は日本でもきわめてまれになってきていると考えます。
※レポート結果の詳細: リンク
続いて、日常的に使用するIT環境の変化について述べます。無線LANの導入理由としては「業務効率の向上」が最大でしたが、最近では導入コストも安くなり、「コスト削減」という理由も目立ってくるようになりました。オフィス内の配線工事や、フリーアクセスの実現によるオフィススペースの有効活用によるコスト削減施策としても是非ご検討いただきたいです
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