セラニーズ、過去最高の第2四半期業績を発表

セラニーズジャパン株式会社 2015年07月22日 14時12分
From Digital PR Platform


世界で培った技術と機能性材料を提供するセラニーズ・コーポレーション (NYSE: CE、本社:テキサス州ダラス市、以下「セラニーズ」) は、この度、調整後1株当たり利益が$1.58 (前年同期$1.47、前四半期$1.72)という、過去最高の2015年第2四半期の業績を発表しました。

2015年第2四半期 - 財政面のハイライト
・引き続き2つの相補的バリュードライバーであるマテリアル ソリューションズとアセチル チェーンの連携を推進 - それぞれのプレジデントを任命し、中核事業全体を通じた価値の創出を目指す
・過去最高の第2四半期調整後1株当たり利益$1.58を達成 - 前年同期比7%増、前四半期比8%減
・堅調な収益と運転資本管理を背景に、過去最高の第2四半期調整後フリーキャッシュフロー1億7,600万ドルを計上
・調整後EBIT (金利税引前利益) 利益率22.0%を計上 (前年同期比340ベーシスポイント増、前四半期比210ベーシスポイント減)
・GAAPベースの1株当たり利益$1.34を達成。前年同期は1株当たり利益$1.66、前四半期は1株当たり利益$1.53。

セラニーズの会長CEO (最高経営責任者)、マーク・ロアーは次のように述べています。「第2四半期としては過去最高の調整後1株当たり利益$1.58を報告できることを嬉しく思います。これは前年同期比で7%増、前四半期比では8%減でした。マテリアル ソリューションズの利益率の増加、また生産性向上のさまざまな取り組みを背景にしたアセチル チェーンの利益率の堅調な推移から、セグメント営業利益率は22%となり、前年同期比で340ベーシスポイント増加しました。前四半期期からの推移で見ると、マテリアル ソリューションズの利益率の増加分が原料コストの高騰を背景としたアセチル チェーンの利益率低下と相殺される形で、210ベーシスポイント減となりました。また堅調な収益と運転資本管理を背景に、調整後フリーキャッシュフローも第2四半期としては過去最高の1億7,600万ドルとなりました。」

「これからも相補的な関係にある2つのバリュードライバーである、マテリアル ソリューションズとアセチル チェーンの連携を推進することで、企業全体として創出する価値の最大化を目指します。当四半期中にマテリアル ソリューションズにはスコット・サットンを、またアセチルチェーンにはパット・クォールズをそれぞれプレジデントとして任命しました。実績を持つ2人のリーダーシップのもと、当社の運用モデルとビジネスモデルをより明確にし、重点的に取り組むことで、従業員、顧客および株主の皆様のすべてに高い価値を提供することが可能になります。」


2015年第2四半期事業概況

マテリアル ソリューションズ

マテリアル ソリューションズの調整後EBIT (金利税引前利益)は2億700万ドルで、売上高は5億9,500万ドルでした。調整後EBIT (金利税引前利益)利益率は34.8%で、前年同期比520bp増、前四半期比40bp増となりました。

アドバンスト エンジニアード マテリアルズ

セグメント収益は1億200万ドル、売上高は3億4,600万ドルでした。セグメント収益利益率は29.5%で、前年同期比530bp増、前四半期比80bp減となりました。関連会社を除く基本エンジニアード マテリアルズ事業の収益は過去最高の7,100万ドルで、主にMTBE価格の下落による関連会社の収益減 (前四半期比1,200万ドル減) をほぼ相殺しています。取扱量は、世界的な産業アプリケーション、アジアにおける消費者向けアプリケーションおよび欧州のエレクトロニクス アプリケーションの堅調な推移を背景に、前四半期比で2%増加しました。同事業は主にアジアでの車両1台当たり使用量の増加を背景に、自動車業界の生産率を上回る速度で成長しています。価格は前四半期と同じ水準で推移しました。この事業における成功は引き続き顧客との緊密な協業関係及び差別化された幅広いポリマー製品のポートフォリオを活用した革新的なソリューションの開発能力にあります。当四半期中、セラニーズは新しい製品とアプリケーションを含めて200以上のプロジェクトを立ち上げ、完了させました。

コンシューマ スペシャリティ

セグメント収益は前四半期比1,300万ドル増の1億500万ドルで、売上高は2億4,900万ドルでした。セグメント収益利益率は42.2%で、前年同期比520bp増、前四半期比170bp増となりました。取扱量は、顧客による当四半期中の在庫調整が少なかったことから、前四半期比で11%増となりました。 価格は地域別製品ミックスと既存のフレーク契約において1%減少しました。セルロース誘導体ベンチャーからの配当金は2,600万ドルでした。

アセチル チェーン

アセチル チェーンの調整後EBIT (金利税引前利益)は1億3,700万ドルで、売上高は9億1,100万ドルでした。調整後EBIT (金利税引前利益)利益率は15%で、前年と同水準、前四半期比では340bp減となりました。欧州とアジアで業界を取り巻く環境が一時的に厳しさを増していることと中国での需要の鈍化によるエチレンコストの大幅な高騰が、前四半期比で利益率が減少した理由です。アセチル チェーンの取扱量は前四半期比2%増で、これは主に欧州とアジアにおける塗料/コーティング剤の通常の季節変動によりエマルジョン ポリマーの取扱量が6%増加したことが大きな要因です。この増加は、中国における酢酸と酢酸誘導品の需要減を相殺する役割を担いました。価格は前四半期比で1%減少しましたが、これは主に欧州のVAMをはじめとする原材料費の減少によるエマルジョン ポリマーの価格低下が大きな理由となっています。前年同期比と同水準の利益率を達成できた背景となっているのは、アセチルチェーン業界全体を通じて価値を引き出すと共に、業界全体の環境に対応していくことができるセラニーズならではの優れた柔軟性です。

キャッシュフロー

堅調な収益と運転資本管理を背景に、第2四半期の営業キャッシュフローは2億8,300万ドル、調整後フリー キャッシュフローは1億7,600万ドルで、どちらも第2四半期としては過去最高を記録しました。 当四半期の正味設備投資額は9,000万ドル、 手許現金は前四半期比1億3,700万ドル増の9億8,800万ドルで、当四半期末における正味負債は2015年3月31日時点から1億2,600万ドル減の17億ドルとなり、これまでで最も少ない正味負債残高でした。

今後の展望

マーク・ロアーは「昨年と比較して為替相場の逆風や、最近の中国経済状況の不確実さをはじめとする世界的なマクロ経済環境の圧力にもかかわらず、2015年後半も2つのコア領域においてセラニーズならではの価値を提供していくことに自信をもっています。ビジネスの推進と生産性に重点的に取り組み、市場ニーズに迅速に対応していくことで、2015年の調整後1株当たり利益見通しを$5.70から$6.00へと上方修正します。」と述べています。

セラニーズ社ウェブサイト (www.celanese.com) の「Investor Relations/Events and Presentations」セクションにて、第2四半期の業績に関するその他の情報、およびプレゼンテーションをご覧いただけます。過去当社プレスリリースに参考として記載しているデータは、同ウェブサイトの「Non-US GAAP Financial Measures and Supplemental Information」に掲載しています。「Reconciliation of Non-US GAAP Financial Measures」を参照ください。


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