世界で最も本物に近い義手を装着した英国初のユーザー
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【ロンドン2015年6月16日PRN=共同通信JBN】
フォーミュラ1(F1)技術が生体工学で画期的成果をもたらし、解剖学的に最も正確な義手が若い女性装着者にこれまでになく精密で、自然な手の動きを提供
生まれつき片手がないロンドンの女性が、16日発表された小型筋電義手の基準となる新義手を、英国で初めて装着した。F1技術を利用して、特に女性やティーン向けに開発された小型筋電義手(リンク )は、最も本物に近い動きを再現する小型部品で構成され、正確な骨格構造に沿って取り付ける。
(Photo: リンク )
小型筋電義手を開発したのは人工義肢専門会社のSteeper(リンク )で、世界中の手のない数千の人々の人生を根本的に変える。新義手は14の異なるグリップを可能にして、本物の手の機能を完全に再現し、人工義肢の世界に転換点をもたらした。
英国で最初のユーザーはニッキー・アシュウェルさん
右手がなくて生まれたニッキー・アシュウェル(29歳)さんが、ロンドン義肢センター(London Prosthetics Centre、リンク )でSteeper社の最新の革新技術に出会った。ニッキーはこの新型筋電義手を身に付けるまでは、動かない装飾義手を付けていたので、いろいろな作業は片手で処理するのが習慣だった。ところが小型筋電義手がニッキーの人生をがらりと変え、これまで片手ではできなったことができるようになった。
オンラインファッション予測トレンドサービス会社のプロダクトマネジャーであるニッキーはこう話す。「初めて小型筋電義手を試した時はどきどきして、変な感じだったけど、すぐにたくさんの可能性が私に開けてきた。これまではその必要もないのに、人生を難しくしてきたと分かった。今では動きが楽で、自然に見える。小さなことに驚くことばかり。例えばボーイフレンドと手を組みながら、もう片方の手でハンドバッグを持てる。以前とは違って自転車に乗ったり、重い物を持ち上げたりもできる」
小型筋電義手Bebionic small handをサポートする技術は、ユーザーの筋肉の動きを感知するセンサーを、5本の指と強力なマイクロプロセッサーに接続して機能する。指のあらゆる動きを追跡、感知し、実際の手の働きを再現する独自のシステムで構成されている。F1技術と軍事技術、アエログラムアルミニウムや希土磁石など最新素材を活用し、7年間の調査、製作の末に開発に成功した。
▽問い合わせ先
Holly Wale / Marc Gossage~
Tel: +44(0)1225-471202
Email: hollyw@mediasafari.co.uk
ソース:Steeper
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