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CSR、車載用新SoC CSRatlas7(TM) およびtuneX(R) SDR製品群を発表 


CSR plc(ロンドン証券取引所 略号:CSR、NASDAQ 略号:CSRE、以下「CSR」)は本日、自動車メーカー向けに、多くの機能を低コストのパッケージに集積したディスプレイオーディオ・ソリューションCSRatlas7(TM)を発表しました。現在、自動車業界が共通して抱える一層の複雑化や広範な相互接続を求める厳しい要請などの課題を克服できるよう設計されています。
CSRatlas7(TM)は、インフォテインメント、コネクティビティ、測位・位置情報の各機能を単一のシステムとして統合し、これを、車載環境に耐え、組み込みもきわめて容易なひとつのチップに集積した(SoC)ソリューションとして提供されます。これにより、これまで高級車との組み合わせでしか連想できなかったような刺激的で最新の各種機能を、若者・ファミリー向け量産車や中堅クラスの乗用車にも低コストで搭載できるようになり、他社製品との差別化を図れるようになります。CSRはまた、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによりコスト効率を飛躍的に高めたソフトウェア無線(Software Defined Radio、以下「SDR」)ソリューション CSR tuneX(R)を、新たにカーラジオチューナのフロントエンド市場向けに投入することも発表しました。両製品は3~4日に開催されたTU Automotive Detroit 2015のCSRブースに出展され、デモンストレーションが行われました。

CSRビジネス・グループ担当シニアバイスプレジデントであるアンソニー・マレーは、次のように述べています。「ドライバーは、音楽や通信・通話、タイヤ空気圧モニタや車内照明の調整など、運転中に必要となるあらゆる操作を、ただひとつのボタンに触れるだけで安全にコントロールできるようにしてほしいと望んでいます。多様な接続方式・機能のサポートを求めるユーザーの声に応えつつ、これを車載環境に耐える単一のソリューションで提供できるようにするために、CSRは研究開発を積み重ねてきました。CSRが車載用コネクティビティや測位情報、インフォテインメントの分野での長年にわたる実績によって築いてきた自動車メーカー各社との緊密な連携のもと、CSRatlas7とtuneXソリューションは、これまでにないレベルの設定自由度や柔軟性を備えています。CSRは、この他にも自動車の他の機能とシームレスかつ安全に動作するよう設計された各種統合プラットフォームを提供しており、これらと組み合わせることで、部品コストを一層削減するとともに、製品の市場投入までの期間をさらに短縮します」

車載インフォテインメント向けCSRatlas7プラットフォーム
CSRatlas7は定評あるCSRの車載用SoC製品ファミリの新製品で、ネットワーク接続を必須と考える今日のエンドユーザが多機能複合型インフォテイメント・システムに求める要望に応える設計となっています。デュアルコアCPUおよびGPUアーキテクチャを搭載し、Bluetooth(R)、SDR、GNSSベースバンド、オーディオDSP、高品質オーディオコーデック・コンポーネントなどの周辺機能がひとつのアプリケーション・プロセッサに集積されています。

エンドユーザは、CSRatlas7を搭載した先進的なインフォテインメント製品を利用することで、他の車載インフォテインメント機器やナビゲーション機器などを包含して構成される新たな大きなエコシステムに、本体ユニットを介してアクセスできるようになり、また、極めて俊敏な応答と途切れることのない通信環境が車内でも実現されます。例えば、高音質なワイヤレスオーディオ・ストリーミングを楽しめるよう、すでに世界中で広く採用されているCSR aptX(R)オーディオ・コーデックが搭載され、またナビゲーションの信頼性を最大限まで高めるCSRのSiRFDrive(R)技術を利用して、スマートフォンのナビゲーションアプリの位置情報の正確性を一層向上させられるようになります。

CSR CSRatlas7は、ソフトウェアとハードウェアを組み合わせ、組み込みも容易なソリューションであることから、優位性を高める他の多様なソフトウェアスタックと連携して利用できます。例えば、CarPlay(TM)やMirrorlink(TM)を搭載すれば、外部デバイスと車載インフォテインメントシステムとの間でマルチメディア・ストリーミングを行えるようになります。また、ハンズフリー機器でHi-Fiオーディオを実現するcVc(R)やtuneX(R)対応のフロントエンド搭載により世界中のラジオ規格に対応するSDRなどとも統合できます。チップセットは認証済みソフトウェアを予め統合したパッケージで提供されるため、インフォテインメント機器メーカーは開発過程における煩雑な作業を大幅に低減できます。

AM/FMオーディオ及びデータ放送用HD Radio(TM)テクノロジーを開発したiBiquity Digitalの最高執行責任者(COO)ジェフ・ジュリー氏は次のように述べています。「当社はCSRがHD Radioパートナーの一員として加わったことを非常に嬉しく思います。CSRは自動車産業にソリューションを供給するリーディング企業であり、HD Radio技術を、場所を選ばずに利用したいという声がますます高まる中、多くの消費者がそれぞれの新車の中で、求めうる最高のインフォテインメント環境を手に入れられるようにしてくれるのは、まさにCSRのAtlas7プラットフォームのような統合ソリューションだと思います」

ピン互換の新tuneXフロントエンド・チューナー・チップ
CSRビジネス・グループ担当シニアバイスプレジデントであるアンソニー・マレーはtuneX製品について、「ソフトウェアのような『局地化』や峻別化を、世界中で共通して使える単一のハードウェア・プラットフォームによっても実現できるようにしたことで、OEMメーカーには新次元の設定自由度や柔軟性、対応地域の汎用性を提供できると同時に、エンドユーザには将来にわたって常に最新の機能を利用しつづけることのできるラジオを提供できるようになりました。ハードウェアとSDRソフトウェア・ライブラリを組み合わせたtuneXはカーラジオやディスプレイオーディオ、カーナビ等のインフォテインメント、レシーバーボックス、スマートアンテナなどの機器に最適です」と説明しています。

ピン互換性が確保されたフロントエンド・チューナーチップは、AM/FM、DAB、T-DMB、DRM and HD Radio(TM)等、どのラジオ規格においても業界最高のRF性能を提供するため、地域ごとに異なる専用のハードウェアを実装する必要がなくなります。

現在のカーラジオ市場は地域ごとに複数のデジタル規格が採用されており、メーカーは必然的にローカライズを強いられます。tuneXソリューションでは地域化や峻別は、ソフトウェア要素として処理されます。復調機能をハードウェア要素からソフトウェア処理へと移行したことで、各地域専用のカーラジオプロセッサを不要にし、こうした機能をSoCに内蔵したRAMやFlashメモリシステム上で実行します。これによって、開発工程、認証、購買のサイクルを一層簡素化し、OEMメーカーはフロントエンドのパフォーマンスパラメータの微調整によって自社のラジオ製品の差別化を進めることができます。このことはまた、より価格を抑えたSDRカーラジオ開発にもつながります。

OEMメーカーがソフトウェアベースでパフォーマンスを柔軟に調整できるようにしたことで、新規サービスの導入やパッチの適用、将来的な機能の追加までを全てフィールド・アップグレードで対応できるようになります。ソフトウェアのアップグレードや柔軟な設定が可能なため、エンドユーザは常に最新の機能を備えたカーラジオを所有できることになります。

視点をシングルチューナからマルチチューナの機能に移すと、tuneXソリューションのもうひとつの特長は、同時並行受信に対応し、拡張性が高い点にあります。TuneXではユーザーがラジオを別のチャンネルに切り替える際、システムメモリを使用します。デュアルまたはマルチチューナ設計の機器が2種類以上の規格の無線を同時受信すると、これらの信号は直ちにソフトウェアのオーディオバッファですべて利用可能な状態に置かれ、即時に各チャネルを切り替えることができます。このとき、ユーザーが気づくような音声の遅延は全く生じません。

CSRはtuneXフロントエンドまたはtuneXソフトウェアの復調器を、単独で、あるいは本日新たに発表した多機能統合ラジオパッケージCSRatlas7(TM) プラットフォームの一部として提供するほか、tuneXをサードパーティのプラットフォーム上で作動するソリューションとしても提供します。

CSR atlas7製品概要
CSRatlas7(CSRS3703 BGA Automotive)の主な機能:
•デュアルコアCortex A7
•Cortex M3車両コントローラ
•8/16ビットDDR3/DDR3L対応
•高機能3Dグラフィック・アクセラレータ
•フル1080p HDマルチフォーマット・ビデオデコーダ
•Bluetooth v4.2仕様準拠
•ソフトウェア定義無線(SDR)復調器およびアクセラレータ搭載
•マルチGNSSエンジン
•オーディオDSP統合
•マルチチャネル・オーディオコーデック
•AEC-Q100グレード3適合
CSRatlas7の詳細な機能及び特長については、www.csr.com/products/csratlas7をご覧ください。

tuneX製品概要
ハードウェア・フロントエンドの主な機能:
•世界各地の多標準規格に対応する3タイプのフロントエンド
otuneX AM/FM: AM、FM、WX、DRM、 HD
otuneX DAB: DAB
otuneXハイブリッド: AM、FM、WX、DRM、DAB、HD
•デジタルデータストリームを提供するtuneXフロントエンド
oSDIO / JESD204B / I2S対応のデータインターフェースでアプリケーション・プロセッサ搭載インターフェースへの柔軟なアウトプットが可能
oCSRのユニークチューナ / SoC SDIOインターフェースで低ピン数を実現
•外付け部品点数を最小限に抑え低ソリューションコストを実現
o外付けのトラッキングやチャネル選択用フィルタ、クリスタルシェアリング等が不要
ソフトウェア復調器の主な機能:
•ソフトウェアベースの復調器の提供で初期開発(NRE)コストを削減
o豊富な機能を備えたAM / FM / RDS 復調器
o完全検証済み自動車向け DAB / DAB+ / T-DMB ソリューション
oiBiquity認定HD Radio(TM)システム(HD1.0, 1.5 + MRC)
•アナログおよびデジタルのソフトウェア復調器をCSRのインフォテイメントSoC上で動作させるため、SoCs専用DSPの追加不要
•オープンSDRフレームワーク
oCSRのSoC向けに提供される移植可能な一連のソフトウェアインターフェースとコンポーネントによるSDRフレームワーク
oマルチ標準規格レシーバのインスタンスをサポートし、ランタイム復調器を別の規格向けに切り替え可能
oLinuxおよびAndroidでCSR SoCの利用が可能
tuneXの機能及び特長の詳細については、www.csr.com/products/tunexをご覧ください。


関連リソース (英文)
*CSRatlas7の詳細トップページ (ブロック図、スペック、アプリケーションなど)
リンク
*CSR tuneX(R)の詳細トップページ (システム構成例、フロントエンド・ハード及び復調ソフトのスペック など)
リンク
*ビデオ「CSRとコネクティッド・カーについて」 (3分59秒英語)
リンク


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